2010年7月26日

全国統一実行委員会が呼びかけ 8・15労働者・市民のつどいへ

週刊『前進』06頁(2449号4面1)(2010/07/26)

戦争と改憲の菅政権打倒!
 全国統一実行委員会が呼びかけ
 8・15労働者・市民のつどいへ

(写真 昨年の8・15集会。710人の労働者・学生・市民が改憲阻止の決意を固めた【東京・なかの ZERO】)

 7・11参院選で大敗した民主党・菅政権は戦争と改憲、労組破壊に突き進もうとしている。菅政権打倒を訴える「8・15労働者・市民のつどい」のアピールを紹介します。(編集局)
 戦後65年目の8月15日、私たちは「朝鮮戦争反対!菅政権打倒! 民権2010」--国益と排外に憲法は屈するのか--と題して第16回目の8・15労働者市民のつどいをおこないます。多くのみなさんの賛同と参加をお願いします。
 今年の8・15の集会では、「6・2政変」による菅政権の成立の意味をするどく突き出しながら、日本帝国主義の戦争と改憲の攻撃の切迫性をえぐりだすこと、菅政権を打倒して本当の「民権」を実現することを訴えたいと思っています。
 この3年間の世界大恐慌の深まりの中で、世界中で失業と貧困が拡大し巨額の財政投入による国家財政の破綻、各国間の対立の激化と戦争の危機が深まっています。その一方で、全世界の労働者階級はギリシャを先頭にEU各国でそしてアメリカ、韓国、中国で大反撃に決起しています。日本はギリシャ以上の危機、世界最大の巨額の借金にあえぐ中で、昨年8・30、永きにわたった自民党支配が労働者人民の怒りでうち倒され、それに代わった民主党・鳩山政権も1年ともたず、沖縄を先頭とする労働者人民の怒りで打倒されました。しかし支配階級の側は人民の支持を失った鳩山・小沢政権を菅にすげ替えたように、一種の「クーデター」とも言える手段で支配の崩壊を乗り切りながら「戦争と改憲」に突き進んでいます。その政策は「現実主義」と称して徹頭徹尾支配階級の手先として消費増税、首切り、労組破壊の攻撃、さらに韓国哨戒艦沈没事件をもテコに戦争と改憲の攻撃をおし進めようとしています。
 7・11参院選で菅政権に〈NO〉が突きつけられ、さらなる大激動に突入しました。続投を表明し居直る菅政権を直ちに打倒しよう。労働組合をめぐる攻防で決着をつけましょう。国鉄1047名闘争「和解」という、労働運動絶滅・解体の攻撃にたいして、全国・全世界が注目する「国鉄闘争全国運動」がスタートしました。闘う労働組合を軸として、「民権」の闘いと国際連帯で菅政権を打倒し、戦争と改憲を止めましょう。
 戦後50年を問う8・15労働者・市民のつどい全国統一実行委員会
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 【紹介】

森川文人(もりかわふみと)さん
 1962年生 東京出身 1991年弁護士登録 2004年度第二東京弁護士会副会長 法大弾圧弁護団主任
松元ヒロ(まつもとひろ)さん
 法政大学政治学科卒業 コント集団「ザ・ニュースペーパー」の結成に参加 1998年11月にピン芸人となる
民主労総(全国民主労働組合総連盟)
 80万人を擁する韓国の労組ナショナルセンター そのうちソウル地域本部は組合員数20万人   
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 朝鮮戦争反対!菅政権打倒!民権2010

 8・15労働者・市民のつどい

--国益と排外に憲法は屈するのか--
8月15日(日) 正午開場 午後1時開会
牛込箪笥(たんす)区民ホール
■森川文人さん(弁護士)
 「居直り菅政権を打倒して民権を実現しよう」
■西川重則さん(平和遺族会全国連絡会代表)
 「戦争と改憲に絶対反対」
■コント 松元ヒロさん「NO WE 菅!」
■特別報告 韓国・民主労総「日韓労働者のストで戦争を止める」
■特別報告 田中康宏・動労千葉委員長
■ブラジル・コンルータス第2回大会参加報告
■沖縄からの訴え
■発言 「裁判員制度はいらない!大運動」/青年労働者/学生/国鉄闘争全国運動
主催 戦後50年を問う8・15労働者・市民のつどい全国統一実行委員会