パクリ疑惑が浮上!Spotlightのライターが画像を盗用していたことでツイッター大炎上 どうなるサイバーエージェント?

今、バイラルメディアの在り方が問われています。

編集に関与した経験のない者が編集業を手掛けるなど、本来あってはならないことです。しかしながら、多くのバイラルメディアでは素人同然の編集者も珍しくはなく、それが現状と言わざるえません。

編集者の経験不足が招いた結果か、はたまたコンプライアンスのセンスに欠けるライターに問題があるのか、いずれにせよバイラルメディアの姿勢に注目が集まっています。

出典 http://www.scmp.com

タイのスタバだそうです。勿論パクリです。

事件はこうして起こった

4月28日のAsk.fmに、「Spotlight(アメーバ編集部主管)で画像が盗用された」との投稿がありました。

Facebookにおいても、こちらが時間と労力を費やして探し出した写真を、一言の断りもなく使うような不埒な輩が数多くいます。

何のためにシェア機能が付いているのかと疑いたくなりますが、良識のない人間は往々にして愚かな行為に走ります。

今回起こったパクリ疑惑事件も、実はこんなところに問題が隠れているのではないかと考えられます。

(この部分にあった記載は削除致しました。不十分なリサーチであったことを認めます。関係者様を不快にしたことを心からお詫び申し上げます)

ネット上には様々な写真が掲載されています。中にはとても魅力的な写真もあり、自身の記事に使いたくなることも少なくはありません。

だからと言って、全てを使えるとは限らないのです。これはまた、記事においても同じことが言えます。

ただ、この件がツイッターで炎上するまでに至った経緯は、単に写真を使用しただけではなかったのです。

出典 https://www.youtube.com

中国にもスフィンクスがあった!そんなバカな。中国はいつにも増してお盛んです。おかげで、エジプト政府から訴えられました。

クレームには真摯に対応することが原則

どんなビジネスであれ、クレームを蔑ろにしていては発展は期待できません。

むしろ、クレームは宝の山だと考えるべきです。(どんなビジネスヒントが隠れているかも分かりませんからね)

盗用の嫌疑がかけられたのであれば、潔く写真を削除するか、掲載元に掛け合って使用許可を取るかどちらかです。

記事においても同様であり、「引用」と称した丸写しの記事では、盗用と見なされても致し方ないのです。

しかしながら、今回の炎上事件において、二次使用者は謝罪をすることはおろか記事を取り下げもしませんでした。それどころか、掲載元のブロガーに対して侮蔑的なツイートを繰り返していたようです。

これに怒った人々が、各媒体を通してこの問題を拡散した結果、大炎上となったばかりではなく、「Spotlightはパクリサイトだ!」と言及されるまでになったのです。(現在は鎮火している様子です)

以前にもパクリ疑惑は浮上していましたが、改訂か盗用かの線引きが難しく、こちらについては今も論争が続いているようです。

NAVERなんてどうなるの?

まとめサイトには注意が必要です。ほとんどの場合、「引用」として記事がそのまま転写されています。

私もたまに使います。その方がダイレクトで、さらなる効果を生むと推測される場合は「引用」します。

とは言え、そのまま記事を全文使うのは明らかに盗用です。自身で書いた文章は半分にも満たず、ただ記事の丸写しと写真だけでは、コピーページだと思われても仕方がありません。

ツイートの場合でも、少しは文章を加える方が賢明です。

肝心のNAVERですが、個人的にはただの盗用だと思っています。ただし、絵画にもコラージュといった技法があるように、上手くまとめて読者の共感を得るのであれば、無碍に「盗用だ!」とも言えないでしょう。

こんな意見もあります

この記事の中にはアメーバの規約が書かれています。

それによれば、今回の件を盗用とするのは難しいようです。

Spotlightの今後を考える

出典 http://www.kotaku.com.au

ユニプロなんて言われましても分かりませ~ン。こちらも中国さんですね。

アメリカのBuzzFeedに始まり、UpworthyやDistractifyなど、海外のバイラルメディアでも同じような問題は抱えています。

同じ動画を、ただ少しの時間差で記事に仕立てただけでも、二番目に投稿した人はパクリだと謗られます。

この場合に問われるのが、編集者の手腕です。記事の内容、写真の数、他のサイトからの裏付けなど、考慮されるべき点は多々あるはずです。が、それができないのでパクリとされてしまうのです。

ネット上の活字媒体における編集業が、紙面でのそれに遠く及ばないのも問題の一つです。

記事を書くのは面白く、誰もができることですが、読ませる文章となると話は別です。やはり、そこそこの勉強と時間が費やされる必要があります。

簡単な手順で文章を投稿できることから、推敲すらせずにアップする人もいるほどです。

書き続けることは賞賛に値するとしても、その間には覚えることも出てくるはずです。機械的に書き続けているだけでは、いくら経ってもクオリティーの向上は望めません。

ライターも編集者も、それぞれにおいて研鑽する必要があるのです。

そして、そうすることこそが、パクリを無くす近道となるとも考えられます。

ただ闇雲にライターの数を増やすのではなく、書けるライターで構成することが望ましいのではないでしょうか。

最後に

バイラルメディアを云々する人がいますが、新しい試みに批判はつきものです。

アンチな意見に耳を傾けながらも、どうすれば品質を向上でき、より多くの読者を惹き付けられるかが、今バイラルメディアに求められる課題です。

個々のライターが、一人の読者を思い浮かべながら書く文章は、必ず内容の良い読み物となるでしょう。

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