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日本とEUのEPA交渉会合 歩み寄りなし4月28日 21時18分
今月22日から28日まで開かれていた日本とEU=ヨーロッパ連合との間のEPA=経済連携協定の交渉会合は、焦点となっていた公共的なサービスなどの分野で歩み寄りが見られず、今後事務レベルで非公式な協議を続けることにしています。
日本とEUによる10回目のEPA交渉会合は、今月22日から28日まで東京で開かれました。
焦点となっていた公共的なサービスへの企業の参入条件の分野では、EUが日本の鉄道事業や市町村の公共事業での拡大を主張したのに対し、日本がEU域内での電力事業で日本企業に開放を求めるなど従来からの主張を述べ合い、歩み寄りは見られませんでした。
また関税の分野では、日本が強く求める乗用車の関税の撤廃について、EUは撤廃に応じる条件としてチーズやパスタなどの農産物や加工品の関税撤廃を主張するなど、こう着した状態が続いています。
日本とEUは、来月下旬に開く首脳協議で年内の大筋合意の目標を改めて確認するため、今後事務レベルで非公式な協議を続けることにしています。
焦点となっていた公共的なサービスへの企業の参入条件の分野では、EUが日本の鉄道事業や市町村の公共事業での拡大を主張したのに対し、日本がEU域内での電力事業で日本企業に開放を求めるなど従来からの主張を述べ合い、歩み寄りは見られませんでした。
また関税の分野では、日本が強く求める乗用車の関税の撤廃について、EUは撤廃に応じる条件としてチーズやパスタなどの農産物や加工品の関税撤廃を主張するなど、こう着した状態が続いています。
日本とEUは、来月下旬に開く首脳協議で年内の大筋合意の目標を改めて確認するため、今後事務レベルで非公式な協議を続けることにしています。