HPVワクチン接種は11〜14歳を優先に,関連3学会が共同声明
15〜45歳の接種も推奨
唯一の「がん予防ワクチン」として注目されている2価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン,サーバリックス(グラクソ・スミスクライン)が厚生労働省に承認されたことを受け,日本産科婦人科学会,日本小児科学会,日本婦人科腫瘍学会の関連3学会は10月16日,共同声明を発表した。子宮頸がんに関する医療費の大幅抑制をもたらすことに期待感を示すとともに,優先接種対象を11〜14歳女児に設定。費用効果比が高いと推計されている15〜45歳女性への接種も推奨し,接種費用の公的負担を強く訴えた。
15〜45歳は社会費用増も費用効果比高い
HPVワクチンは世界112か国で使用されており,15〜25歳女性を対象とした海外の臨床試験では,子宮頸がんの高い予防効果が長期間持続することと,優れた安全性が示されている。わが国でも20〜25歳女性を対象に臨床試験(HPV032試験)を行い,海外報告と同等の予防効果,安全性が証明された。
これに加え,(1)15〜25歳に比べて10〜14歳で高い免疫原性が得られること,(2)初交経験率が中学2年生で5%,同3年生で10%にのぼること,(3)10歳代の子宮がん検診受診率がほぼゼロであること—などから,関連3学会は日本産婦人科医会などとともに設置したHPVワクチン推奨ワーキンググループで11〜14歳女性を第1接種対象(優先接種対象)に設定した。
また,日本産婦人科医会が10月14日の記者会見で提示した試算によると,10〜29歳の接種では医療費などの社会的費用を節減でき,30〜45歳は費用増となるものの,増分費用効果比(ICER)が高い(健康体寿命を1年延長させるための追加コストが5万ドル以下)という。そのため同ワーキンググループでは,11〜14歳時に接種できなかった15〜45歳女性も,第2接種対象(キャッチアップ)に定めた。
なお,欧米各国の優先接種対象は,米国では11〜12歳,英国やオーストラリアでは12〜13歳,カナダでは9〜13歳,ドイツでは12〜16歳などとなっている。
ワクチン接種後も子宮がん検診は重要
以上のことから,関連3学会は「HPV ワクチン接種が広範に行われることにより,将来,わが国における子宮頸がんの発生を約70%減少させることが期待できる。このことはわが国の女性とその家庭に幸福をもたらすだけでなく,子宮頸がん治療に要する医療費を大幅に抑制することにつながる」とし,11〜14歳の優先接種,15〜45歳のキャッチアップ接種を推奨。前者の接種費用を公的負担,後者の接種費用にもなんらかの公的支援が望まれるとした。
日本産婦人科医会は10月8日,長妻昭厚生労働大臣らに対して公費負担要望などを盛り込んだ「子宮頸がん予防ワクチンの推奨に向けた提言」を提出したが,厚労省健康局総務課がん対策推進室長の鈴木健彦氏は公費負担見送りの見解を示している(関連記事)。
同氏は,その理由の1つとしてHPVワクチン接種によって子宮頸がん検診受診率が低下することへの懸念を挙げていたが,関連3学会による共同声明ではHPVワクチン接種実施後も,引き続き子宮頸がん検診が重要であることを強調。「検診受診率の向上を目指した啓発が必要である」とし,併せてワクチン接種者のフォローアップ体制構築も要望した。
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なんだか最近ワクチン話が多いな〜〜〜(――〆)
このウィルスについても以前書きましたね・・・
http://blogs.yahoo.co.jp/koredeiino345/30510278.html
今回はそのワクチンです
70%もの抑制効果がある・・・(●^o^●)
もう、これは、
一も二もなく
受けてくださいね・・・(―_―)!!
10〜14歳の子供たち〜〜〜
次に
15〜45歳の人〜〜〜
受けてくださいね・・・
はい、45歳以上の人〜〜〜
(・o・)
45歳以上の人〜〜〜
(・o・)
いや、どうでも良いって訳ではありませんよ・・・(-_-;)
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