代理出産の母娘が会見「同じ境遇の人、励みに」
病気で子宮を失った娘(27)に代わり、今年5月、代理出産で男児を出産した母親(53)が、娘とともに25日、顔を公表して東京都内で会見した。娘は「代理出産に挑戦して同じような境遇にある人がたくさんいることを知った。顔を公表することで、後に続く人の励みになれば」と心境を語った。
娘は1歳4カ月の時、子宮に大きな腫瘍(しゅよう)が見つかり、子宮を摘出した。22歳の時に初めて知ったが、「受け入れてくれる男性はきっと見つかる」と思ったという。24歳で結婚。母親が代理出産を申し出た。
20年春、長野県下諏訪町の「諏訪マタニティークリニック」(根津八紘(やひろ)院長)を受診。昨年9月、母親は娘夫婦の受精卵の移植を受けた。2度の切迫流産の危機を乗り越え、5月に男児を出産。母親は「娘を母にしてやることができた。夢がかなってほっとした」と語った。
根津院長は平成13年に代理出産実施を公表して以降、20例を試み、11例で13人が誕生している。会見に同席した根津院長は、患者の声を反映した法整備を国に求めるための団体を、来春をめどに設立する意向を明らかにした。
日本産科婦人科学会の話「現時点では代理出産の実施が認められないとしている本会としては、きわめて遺憾。改めて会員への指導の徹底を期す」
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体外受精ですね・・・
昔は試験管ベイビーなどともいわれました・・・
なんとなく差別的な表現と感じますね・・・
(コインロッカーベイビーなども居ましたが・・・)
今では方法なども随分と違ってきているのでしょうね・・・
さて、今回は1歳4か月の時に
子宮の腫瘍が見つかり子宮摘出した
卵巣は残っている・・・
22歳の時に初めて知った・・・
この代理出産をした母親は自分を責めたんでしょうね・・・
何も悪くないのに・・・
そして、大学を卒業した22歳、
満を持して本人に言った・・・
この両親の深い深い愛情をこの時点で感じます・・・
だからこそこの娘は
「受け入れてくれる男性はきっと見つかる」
とこれ程前向きに捉えることが出来た・・・
そして、お騒がせ・・・
いや失礼・・・
お馴染み
根津先生・・・
今回は娘の卵子と、ご主人の精子ですから
遺伝的には全くこの夫婦の子供ですね・・・
それを母親が代理出産した・・・
「娘を母にしてやることができた。夢がかなってほっとした」
と語った。
母親には何の責任もないのに
おそらくは自分を責め続けた母親に
遂に安堵の瞬間が訪れました・・・
「現時点では代理出産の実施が認められないとしている本会としては、きわめて遺憾。改めて会員への指導の徹底を期す」
確か根津先生は産科学会から除名されていたのでは・・・
学会によれば
代理出産のリスクを認めるべきではない
要するに
出産には危険はつきもの
これを他人或いは高齢の親族にしろ
負わせるのは適切ではない・・・
これが学会の考えでしょうね・・・
子供のために命を懸けたい
出産できない娘のために代理出産を選んだ
母親の希望を誰が止めることが
出来るでしょう
医療は命に直結するだけに
倫理的な側面をどうしても
内包している・・・
希望があれば行ってもいいとはいえないが
学会自らが取り組むべき課題ではなかろうか
この親子の晴れやかな、そしてあくまで
控えめな根津先生の顔が素敵でしたね・・・
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