川村元気著「億男」
たった今、この本を読み終えました。
川村元気さんという方が書いた「億男」という本です。昨年の10月に刊行された本ですが、つい最近この本の存在を知り、読んでみました。
この本のあらすじをざっくり三行で説明すると、
3000万円の借金を抱えた男が
3億円の宝くじに当選して
ムフフのフ。
という本です。
いやムフフのフって書きましたけど別にやましい本ではありません。いたって真面目な本です。ぼくも真面目に読みましたし、ここに真面目な気持ちで書いていますけど!?(逆ギレ)
え?伝わらない?分かりましたよーじゃあもう少し真面目にあらすじ書きますよー!( ゚д゚)、ペッ
億男のあらすじ
主人公の一男(カズオ)は、とある事情によって3000万円の借金を抱えている。それを返済するため、昼は図書館、夜はパン工場にてアルバイトをして、借金返済に追われる毎日。
お金の問題で妻子とも離れ離れになり、現在はパン工場の寮に猫と一緒に住む。正に絵に描いたような「貧乏暇なし生活」だ。
そんなある日、たまたま引いた福引にて一男はなんと一等の3億円を当ててしまう。これで借金を返して、また家族でやり直すんだ!と意気込む一男だったが、世の中そんなにスムーズに事は運ばない。
やがて一男は、出会った「とある人物」に翻弄されながら「お金とは何なのか?」の答えを探す旅に出るのであった…。
こんな感じのあらすじです。ネタバレにならないように、これまたざっくり書いてみましたが、大体こんな感じで合っていると思います。
ぼくのあらすじはざっくりですけど、この本自体はとても面白かったです。それゆえにスイスイ読めました。
また、面白いだけではなくてお金に対する「意識改革」が自分の中でできた本でした。
ぼくのあらすじを読んでも「この本面白そう!」と思えない感度の低い方々(嘘)のために、この本の中で特に「響いた」言葉を抜き出してシェアしてみようと思います。素晴らしい本だったがゆえに、響いた言葉も多かったです。
億男でシェアしたい言葉
「むしろ君はお金を悪者にしてきたんだ。お金を持つと不幸になる。お金で買えない幸せがある。そんな言い訳をして、お金に怯えて逃げ回ってきたんだ。だから君は、お金の大きさも、重さも、何も知らない。
好きでもないものが、向こうからやってくるはずがない。
君が金持ちにならなかったのは、才能がなかったからでも、運がなかったからでもなく、金持ちになるためにすべき、あたりまえのことを何もしてこなかったからなんだ。 」
(56ページより)
特殊なルールがそこにあるわけではない。だからこそ、本当の金持ちは、一度富を失っても取り戻すことができる。
それは"お金のルール"を知っているからだ。
ルールが万人にとって平等であるからこそ、たとえ大きく負けたとしても「勝ち方を知っている」人間はいくらでも挽回するチャンスがある。
(59ページより)
「そやのに、ここにいるボンクラどもは、"賭けている"ということばかりに囚われて、"賭けに勝つ"という意識が飛んでるんや。思考停止やな。
賭けに必要なんは勇気とか度胸とかちゃうで。計算なんや。」
(122ページより)
「そう、あたりまえや。でもキミらみたいな貧乏人は、入ってくる金と、出ていく金をまるで別物やと思っとる。だから目的もなくただ貯金したかと思ったら、ある日突然浪費してみたりする。
金というのは入ってくるんと、出ていくんとを組み合わせて初めて意味が出てくるのに、その意識がないんや。」
(126ページより)
「この世界ではあたりまえちゃうことのほうがとかく目立つし、よく思われたりする。でも勝つためには、あたりまえを見つける目が必要なんや。そしてあたりまえのことを、あたりまえにやる。
ただそんだけでほとんどの勝負は勝つことができる。でもそれが一番難しい。」
(127ページより)
「あなたがお金によって奪われた大切なもの。それは"欲"よ」
(中略)
「確かに欲は人間を狂わせる。でもそれと同時に私たちを生かしている」
(中略)
「なぜなら人は、明日を生きるために"何かを欲する"生き物だから。おいしいものを食べたい、どこかに行きたい、なにかが欲しい。そう願うことで、私たちは生きていける」
(216ページより)
「だけどお金だけが、人がみずから作り出したものなんだ。人の"信用"を形に変えたものがお金なんだよ。人間がそれを発明し、それを信用して、使っている。
だとしたらお金は人間そのものだとは思わないか?」
(235ページより)
以上になります。文中の言葉は句読点、漢字など一切変更していませんが、読みやすいように適度な改行を行っております。
感想
この本を読んで強く思ったのは、「人とお金、どちらにも誠実にしよう」ということでした。
はっきり言いまして、ぼくはお金が好きです。
そしてお金でも人でも「好きなものに接する時に、自分はどういう行動をとるか?」というのを考えると、決してぞんざいな扱いはしないはずなんです。
「好きな人に接するのと同じことを、お金を触る際にもする」
これは一見すると宗教めいているだろうし、真顔でこれを言ったら笑われるかもしれませんが、この本に書かれていることはそういうことだったのではないか?と思っています。
ぼくの敬愛する千田琢哉さんは、自身の著書にて
「お金は人が運んでくる」
という話をよく書いています。ようは誠実さをもつ。人に応援してもらえるような行動をとる。そういうことをしていくことが大事なのだと思いました。
億男、オススメです!
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