平成28年度に高校受験を控える生徒とその保護者を対象に県内公立高校を中心にその魅力を紹介。
時代の正体<84> 戦史が語る破局への道
- 特報
- 神奈川新聞
- 公開:2015/04/29 10:14 更新:2015/05/03 12:50
肩書は戦史・紛争史研究家。戦争へ向かう道のり、あるいは戦中の世相を古今東西の国々の史実に追ってきた。その目には、この国のありようが一つの方向へ急速に変化しているように映る。「もう後戻りできないところまで来ているのかもしれないが」。山崎雅弘さん(47)は迫り来る時代の闇を感じている。
大阪、奈良のベッドタウンとしても知られる三重県名張市の閑静な住宅街、千冊を蔵書する自宅書斎で戦史シミュレーションのボードゲームを机いっぱいに広げた。
「その時代の政治体制や世相、文化に目を配って作り込んでこそいいゲームになる」
戦史・紛争史に興味を持つきっかけは中学生時代に仲間と熱中した戦争ゲームだと笑う。出版、印刷業界で働き、パソコンでデザインや編集ができるようになるとゲームを自作し、販売するまでになった。
「よく『そういう趣味の人は好戦的な人が多い』とみられるが、戦争を軍事という一面からしか捉えていない見方だ」
例えばベトナム戦争。米国は圧倒的で近代的な兵力、武器・弾薬をつぎ込んだが、民衆の粘り強い抵抗の前に勝利を収めることはできなかった。
「人々が何を考え、欲しているのか。文化や経済、風習、庶民の生活もまた戦争の要素になる」
日本社会の様相の移ろいにだから、目を凝らしてきた。
大阪、奈良のベッドタウンとしても知られる三重県名張市の閑静な住宅街、千冊を蔵書する自宅書斎で戦史シミュレーションのボードゲームを机いっぱいに広げた。
「その時代の政治体制や世相、文化に目を配って作り込んでこそいいゲームになる」
戦史・紛争史に興味を持つきっかけは中学生時代に仲間と熱中した戦争ゲームだと笑う。出版、印刷業界で働き、パソコンでデザインや編集ができるようになるとゲームを自作し、販売するまでになった。
「よく『そういう趣味の人は好戦的な人が多い』とみられるが、戦争を軍事という一面からしか捉えていない見方だ」
例えばベトナム戦争。米国は圧倒的で近代的な兵力、武器・弾薬をつぎ込んだが、民衆の粘り強い抵抗の前に勝利を収めることはできなかった。
「人々が何を考え、欲しているのか。文化や経済、風習、庶民の生活もまた戦争の要素になる」
日本社会の様相の移ろいにだから、目を凝らしてきた。
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