「谷根千」の歩き方 of 谷中・根津・千駄木界隈

ゆったりと歩きたい。

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谷中・根津・千駄木界隈は沢山の神社仏閣や旧跡、話題お店等が点在しています。これらを全て廻ろうと思うと丸1週間は掛かってしまういと思います。そこの効率良く沢山の場所を廻れる「谷・根・千界隈散策推奨コース」を提案致します。このコースに皆様の行きたい場所をプラスして散策をお楽しみ下さい。

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まずはJR日暮里駅で下車し駅の案内地図で大まかに場所関係を認識下さい。近年は写真の様な外人観光客も増えています。負けないで谷中霊園方面を目指します。


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谷中霊園の入口左側には谷中七福神のひとつ恵比寿様の青雲寺に立寄りたい。境内には珍しい大仏様が鎮座。ただ数年前と違い大仏の遠景には高層ビルが出現。
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谷中霊園には最後の将軍・徳川慶喜のお墓や、ニコライ、長谷川一夫等著名人のお墓が沢山点在する。近年、訪れる人のために案内板が設置されより便利になっている。また五重塔跡や東京23区では珍しい警察の駐在所にも注目。


※ワイズクリエイトが自信を持って書き起こしたオリジナル地図です。谷中・根津・千駄木界隈の散策にご利用下さい。


※当ページでご紹介している写真の順に谷根千界隈を歩く、ワイズ推奨の1日散策コースです。JR日暮里駅から谷中霊園を抜け、ヒマラヤ杉、
井戸、大名時計博物館、根津尽神社、ヘビ道、谷中銀座、築地塀、諏訪神社等を訪ねながらJR西日暮里駅までの散策をお楽しみ下さい。

DSCN1206.JPG愛玉子
看板の字はオーギョーチと読む。愛玉子とは台湾でしか採れない果実で、これをカンテン状に固めてシロップで固めた由緒正しいスイーツ。夏にはかき氷をかけた氷愛玉子もある。珍しい食べ物で散策の休憩にも立ち寄りたい。

DSCN1205.JPG谷中岡埜栄泉
重厚感ある歴史あるこの建物は創業八十余年の和菓子屋さん。製法も伝統を守ってひとつずつ手作りされる豆大福・浮草等は谷中のお土産に最適かも。 

DSCN1212.JPG下町風俗資料館
江戸時代から谷中6丁目で酒屋を営んでいた「吉田屋」の建物を移築し台東区が管理する資料館。明治に建てられた建物は江戸中期から明治時代の商家建築の特徴を残す貴重なもの。屋内には酒屋時代の内装や看板灯も展示。

DSCN1231.JPG谷中のヒマラヤ杉
みかどパン店前のヒマラヤ杉はここ一帯のランドマークにもなる巨木。同店が戦前から鉢植えで育てた貴生育の良い根性のヒマラヤ杉。

DSCF0906.JPG古井戸
玉林寺路地の古井戸は現在でも使用できる現役井戸。ただし個人所有のためかってに使わない様にしたい。

DSCN1243.JPGねんねこ屋
ねんねこ屋はネコ好きにはたまらないお店。店の外観も中もネコ、ネコ、ネコの調度アクセサリー。もちろん本物のネコも沢山いますのでコーヒーを飲みながらネコと戯れるのも可能。

DSCN1250.JPG大名時計博物館
「大名時計」は美術工芸品として作られた日本独特の時計。陶芸家の故上口愚朗が生涯にわたり収集した江戸時代の貴重な文化遺産を長く保存するために昭和26年勝山藩の下屋敷跡に設立。

DSCN1256.JPG陶房土の香りEverGreen陶芸教室
谷中のあかじ坂に1998年に出来た陶芸教室。陶芸の体験教室もありますが残念ながら現在はお休み中。

DSCN1262.JPG丁字屋。
明治28年店の前を流れていた愛染川を利用して創業された染物屋さん。「萬染物處」の看板が歴史を物語る。

DSCN1258.JPG澤の屋旅館
外国人観光客が多く宿泊する旅館。館内には英語の案内書もあります。朝食はトーストと卵料理で300円。コーヒー、紅茶は無料とか。

DSCN1260.JPG藍染め大通り
藍染め大通りには古くからのお店や建物が在り、どことなく昭和のイメージを漂わす。

DSCN1283.JPG甘味処「芋甚」
根津の芋甚は有名な甘味ところで、自家製アイスクリームやあんみつを求めて遠くからお客が集まる。

DSCN1270.JPGスギヤマ・アートルーム
東京下町の風景を題材にしたぺん画の製作、販売。特に下町情緒あふれる街並みをぺん画で描いた絵葉書、カレンダー、ポスター等が有名。

DSCN1288.JPG根津のたいやき
からっと焼けた薄めの皮と絶妙な甘さの餡が最高です。たいやきは冷めたときに美味しいと感じるものが「本当に美味い」いつも列をなす人気店。

谷根千38.JPG根津教会
住宅地の真ん中にある根津教会は大正8年に建てられた教会で建物は文化庁登録有形文化財に指定されています。

DSCN1298.JPG根津神社
日本武尊が創祀したと伝える古社。境内はツツジの名所として知られる。社殿7棟が国の重要文化財に指定されている。

DSCN1323.JPG乙女稲荷神社(根津神社内)
御祭神は倉稲魂命。社殿両側には奉納された鳥居が立ち並び壮観です。

DSCN1362.JPGヘビ道
文京区と台東区の境目になっている「ヘビ道」は昔「藍染川」という川でした(今はヘビ道の下を流れている)。このように長く蛇行した道はとても珍しい。

DSCN1368.JPGヘビ道のお各種お店
ヘビ道は生活道路として多くの方々が利用しています。近年この道沿いに、ベーグルパン屋、ブティック、居酒屋、アクセサリーショップ等が開店しています。特長は古い建築物をそのまま利用し内装工事でお店展開しているところ。下町らしい。

DSCN1379.JPG枇杷橋跡
枇杷橋とは文京区と台東区との境界で藍染川に架かっていた合染橋跡の事を言います。

DSCN0898.JPG「指人形笑吉」
よみせ通りよりちょっと入ったところにある「指人形笑吉」。小さめのショウウインドウには沢山の指人形がある。オーダーで似顔絵の笑吉人形を造ってくれる。

DSCN1399.JPG江戸千代紙 菊寿堂いせ辰
元治元年、伊勢屋惣右衛門にのれん分けをしてもらい、堀江町団扇河岸に錦絵と団扇制作の問屋「いせ辰」を開店した人が初代辰五郎で、その伝統工芸を受けつぎ、江戸千代紙や紙工芸品の店として「いせ辰」ありと名高い店。

DSCN1398.JPG乱歩
江戸川乱歩好きのマスターが営むこだわりのコーヒー店。ジャズのながれる店内に居るとタイムスリップした感じが。

DSCN1400.JPG谷中小前の時計
さんさき坂にある谷中小学校前には、ちょっとレトロな時計塔があります。

DSCN1401.JPGかえる屋ケロリン堂
かえる屋ケロリン堂は、オリジナルの「かえるキャラクター」の雑貨を扱うお店。

DSCN1403.JPG初音の森
初音の森は公共施設跡地を防災広場にしたもので、地下防火水槽、災害用トイレ、かまどベンチ等を設置。通常は子供達の遊び場になっている。

DSCN1405.JPG岡倉天心記念公園
近代日本美術の先覚者・岡倉天心が暮らした場所を記念公園にしたもの。園内の六角堂には平櫛田中作の天心坐像が安置されています。

DSCF0931.JPG谷中ぎんざアーチ看板
JR日暮里駅、地下鉄千代田線千駄木駅より徒歩3分のところにある商店街。入口には「ひぐらしの里 谷中ぎんざ」のアーチ看板が目立つ。

DSCF0929.JPG谷中ぎんざ商店街
台東区の西北端に位置し、台東区谷中3丁目と荒川区西日暮里3丁目にまたがる商店街は下町の台所の役目もする。

DSCF1541.JPGよみせ通りの延命地蔵尊
「谷中ぎんざ」が突き当たる「よみせ通り」の中程の地蔵菩薩は、長野県南佐久の古刹黄蘗宗玉井山法城院からこの地にに移しして安置お祀りした名高い延命地蔵尊菩薩。

DSCF0932.JPG夕やけだんだん
日暮里駅方面から谷中銀座に下る坂で。高低差は4メートル、段数は36段。階段上から谷中銀座を見下ろす風景は夕焼けの絶景スポットにもなっている。

DSCN1476.JPG経王寺
経王寺は1655年に建立。1868年の上野戦争で敗れた彰義隊をかくまったために受けた新政府軍の攻撃の鉄砲跡を今でも山門に見つけることができます。

DSCN1481.JPG佃煮の中野屋
創業80年の老舗。ハゼや甘えびなど、新鮮な魚介類を用いた佃煮を多く取扱。中でもアサリの佃煮は絶品との事。

DSCN1482.JPGアロハスタジオ ハナ
アロハスタジオ ハナ は東京でも珍しいフラダンス教室。ハワイの伝統文化フラダンスの各種教室有り。

DSCN1483.JPG谷中せんべい
昔ながらの煎餅屋と言うたたずまいで、醤油堅焼き煎餅が美味しい。

DSCN1485.JPG初音小路
酒場、居酒屋、沖縄料理、カラオケなどが在る、昭和の面影を残す小路。ちょっと入り込んでみたい。

DSCN1489.JPG朝倉彫塑館
朝倉彫塑館は、彫塑家朝倉文夫(1883~1964) が住居兼アトリエとして自ら設計・監督をし8回におよぶ増改築の後、昭和3年から7年の歳月をかけて現在の形となる。※耐震補強と文化財保護の観点から、建築物の保存修復工事を実施中。

DSCN1492.JPG観音寺
赤穂浪士ゆかりの寺で、四十七士に名を連ねる近松勘六行重と奥田貞右衛門行高はこの寺で修行していた文良の兄と弟だった。

DSCN1493.JPG谷中学校(蒲生家)
台東区のまちかど景観コンクールで「まちかど賞」を受賞。まちなみNPOの谷中学校が運営。

DSCN1495.JPG観音寺の築地塀
観音寺境内南側路地の沿に建てられた築地塀は谷中の象徴的存在。瓦と土を交互に積み重ねて作った土塀に屋根瓦をふいたもので幕末の頃に造られたものといわれる。

DSCN1501.JPG和の器 韋駄天
普段使う器から大皿等、日本各地の作家ものが廉価で購入できる。地下がギャラリー。

DSCN1502.JPG赤塚べっ甲製作所
昭和55年創業のべっ甲細工店。べっ甲の材料は玳瑁(タイマイ)というカメの甲羅でワシントン条約によって輸入が出来ないと言う問題があり、貴重な在庫の玳瑁を無駄なく使う様に工夫をして小さなアクセサリー等も手掛ける。

DSCF0027.JPG養福寺 仁王門
江戸初期元和6年の開山、木食義高の中興と伝えられている。仁王門は、宝永年間の建立。門の裏側には広目天と多聞天の二天王像が安置されている。江戸時代初期に活躍した俳人西山宗因の「梅翁花樽碑」をはじめとする談林派歴代の句碑、柏木如亭の碑、自堕落先生の墓などがある。

DSCF0938.JPG富士見坂
この場所から実際に富士山が見えるため「関東の富士見百景」に選定されている。冬の晴れた空気が澄んだ日が見頃。ただし近年の高層マンション建築で眺望の危機もあり。

DSCF0940.JPG諏訪神社
元久二年の創立。豊島左衛門尉経泰が勧請。文安年間に太田道灌神領を寄進し、徳川時代神領を賜わり、寛永十二年社殿を現在の地に御遷座。明治になり日暮里・谷中の総鎮守の神社として名高い。

DSCF0018.JPG西日暮里公園
西日暮里公園は西日暮里駅よりも高台に位置し、多くの樹木が茂っている都内では珍しい森の中にある自然公園の様相。

DSCF0941.JPGJR西日暮里駅
東京都荒川区西日暮里五丁目22-1に所在。乗車人員は94,227人/日(2008年降車客含まず)。

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DSCN1715.JPG森鴎外観潮楼跡

DSCN1701.JPG千駄木ふれあいの森

DSCN1745.JPG夏目漱石旧居跡

DSCN1718.JPG旧安田楠雄邸

DSCN1726.JPG高村光太郎宅跡

DSCN1731.JPG高村光雲宅跡

Y'S--LOGO.gif川端康成旧居跡

Y'S--LOGO.gif江戸川乱歩の三人書房跡

DSCN1652.JPGサトウハチロー旧居跡

DSCF1570.JPG須藤公園

DSCN1703.JPG岩田専太郎金土日館

DSCN1706.JPG永井荷風ゆかりの薮下通り

DSCN1659.JPGお化け階段

DSCN1654.JPG異人坂

DSCF0052.JPG藍と絹のギャラリー

DSCN1500.JPG外人観光客