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生体肝移植で死亡も“手術中止は今後検討”4月26日 13時07分
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神戸市にある病院で肝臓の移植手術を受けた患者7人のうち4人が死亡した問題で、病院側が26日会見し、「4人が亡くなったことについて重く受け止める」としたものの、専門医の団体が体制が整うまで手術を中止すべきだと提言したことについては、今後検討したいと述べるにとどまりました。
この問題は、神戸国際フロンティアメディカルセンターで「生体肝移植」と呼ばれる肝臓の移植手術を受けた患者7人のうち4人が死亡したもので、移植手術の専門医で作る日本肝移植研究会が、病院の体制は不十分で手術の計画などに問題がなければ死亡した4人のうち3人は助かった可能性があるなどとする報告書をまとめていました。
26日、会見したセンターの田中紘一院長は会見の冒頭「4人が亡くなったことについては重く受け止める」と述べました。そのうえで、移植手術で重要な循環器内科などの医師が常勤でいないなど病院の体制が不十分と指摘された点については「この病院は、近くにある公立の総合病院を核とした消化器系の専門病院として作られたもので、緊急時にはそこから応援に来てもらえる。移植医だけでなく麻酔科や集中治療室の体制も万全だと考えている」などと述べて反論しました。
また、死亡した4人全員で診療に何らかの問題があったと指摘されたことについては「研究会の指摘なのでそのまま受け入れる」とした一方、このうち3人について、手術の計画や手術後の管理に問題がなければ助かった可能性があるとする指摘については「分からない」と述べました。
報告書では、体制が整うまで手術を中止すべきだと提言していますが、病院では今後、報告書の内容について異議申し立てをしたいと話し、手術の中止についても報告書の内容を精査したうえで検討したいと話すにとどまりました。
26日、会見したセンターの田中紘一院長は会見の冒頭「4人が亡くなったことについては重く受け止める」と述べました。そのうえで、移植手術で重要な循環器内科などの医師が常勤でいないなど病院の体制が不十分と指摘された点については「この病院は、近くにある公立の総合病院を核とした消化器系の専門病院として作られたもので、緊急時にはそこから応援に来てもらえる。移植医だけでなく麻酔科や集中治療室の体制も万全だと考えている」などと述べて反論しました。
また、死亡した4人全員で診療に何らかの問題があったと指摘されたことについては「研究会の指摘なのでそのまま受け入れる」とした一方、このうち3人について、手術の計画や手術後の管理に問題がなければ助かった可能性があるとする指摘については「分からない」と述べました。
報告書では、体制が整うまで手術を中止すべきだと提言していますが、病院では今後、報告書の内容について異議申し立てをしたいと話し、手術の中止についても報告書の内容を精査したうえで検討したいと話すにとどまりました。