トップページ社会ニュース一覧国際緊急援助隊をネパールに派遣へ
ニュース詳細

国際緊急援助隊をネパールに派遣へ
4月26日 12時36分

国際緊急援助隊をネパールに派遣へ
k10010061341_201504261322_201504261330.mp4
政府はネパールで起きた地震を受けて、現地で行方不明になっている人たちの救助活動を行うため、70人からなる国際緊急援助隊の救助チームを26日午後、現地に派遣することを決めました。
ネパールで25日に起きたマグニチュード7.8の地震では、多くの住宅や歴史的建造物が倒壊し、多くの犠牲者が出るなど被害が広がっています。
こうしたなか、政府はネパール政府からの要請を受けて、現地で行方不明者の救助活動を行うため、26日から国際緊急援助隊の救助チームを派遣することを決めました。
派遣されるのは、外務省や警察庁、JICA=国際協力機構などからなる70人のチームで、26日午後、成田空港からチャーター機で日本を出発し、現地に向かうことにしています。
また、政府はネパール政府の要望も踏まえながら、援助物資の提供や資金面での協力なども検討しています。

東京消防庁からは6人が現地に

現地の救助活動を支援するため派遣される国際緊急援助隊のうち、東京消防庁からは6人の隊員が現地に向かうことになりました。
東京・大手町の東京消防庁で行われた出発式では、大江秀敏消防総監から代表の萩森義男消防司令長に旗が手渡されました。
このあと、隊員たちは職員たちに見送られてバスに乗り込み、成田空港へ向かいました。
隊員たちは26日午後、ネパールに向けて成田空港を出発する予定です。

日本赤十字社の職員が調査へ出発

日本赤十字社は、現地の被害規模や医療体制の現状などについて情報を収集し、今後の救援活動の規模を決めるため、職員5人をネパールに派遣しました。
このうち、成田空港からは26日午前、国際救援課の藤枝大輔救援係長と医療センターの苫米地則子看護師長の2人が、ネパールに向けて出発しました。
2人は現地時間の26日夜にもネパールの首都カトマンズに到着する予定で、関西空港から出発したほかの職員たちとともに今後2週間、現地で調査活動を続けるということです。
藤枝救援係長は「被害を受けたたくさんの人たちにどういった支援ができるかを早急に把握し、具体的な支援に結びつけていきたい」と話していました。

関連ニュース

このページの先頭へ