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米専門家 日韓関係改善の前向きな姿勢期待
4月26日 11時08分

安倍総理大臣を迎えるオバマ政権の思惑について、アメリカの日本専門家、マイケル・グリーン氏は、台頭する中国に対し、日米同盟がいかに強固かを示すねらいがあるとする一方で、「安倍総理大臣が日韓関係の改善につながる前向きなシグナルを送ることをオバマ政権は期待している」との見方を示しました。
ワシントンのシンクタンク、CSIS=戦略国際問題研究所のグリーン上級副所長は、NHKとのインタビューで日米首脳会談に臨むアメリカ側の思惑について「日米の防衛協力と通商交渉の両面で、安倍総理大臣の実行力が評価され、日本が戦略的に不可欠な国だという認識が強まっている」と述べ、日本の戦略的な重要性を踏まえた前向きな会談になるという見方を示しました。
そして特に、中国が東シナ海や南シナ海での海洋進出の動きや、AIIB=アジアインフラ投資銀行など、みずからが主導する新たな枠組み作りの動きを加速させているのを受けて「ホワイトハウスは、中国に対し、いかに日米同盟が強固かを示すことが重要だと考えている」と述べ、会談の意義を強調しました。
一方、歴史認識の問題を巡って日韓関係が冷え込んでいることについて、「日本にとって今回の訪米が、韓国との和解につながる前向きなシグナルを送る機会となることをオバマ政権は期待している。日米韓3か国の関係を安定させ、中国に分断されるような隙はないと印象づけることが重要だ」と述べ、安倍総理大臣がアメリカ議会での演説などで、日韓関係の改善につながる前向きな姿勢を示すようオバマ政権は望んでいると分析しています。

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