テニス:チョン・ヒョン88位、韓国人2人目の100位入り

テニス:チョン・ヒョン88位、韓国人2人目の100位入り

 「韓国テニス希望の星」チョン・ヒョン(尚志大学)=18=が、韓国テニス界の宿願である世界ランキング100位以内に入った。

 チョン・ヒョンは27日(韓国時間)、米国ジョージア州サバナで開催されたATP(プロテニス選手協会)チャレンジャーツアーで優勝し、ランキングポイントを80点上積みした。賞金は5万ドル(約600万円)。その結果、この日発表された世界ランキングで88位(588点)となり、ここ1週間で19位ランクアップした。韓国の男子テニス選手が世界ランキング100位以内に入ったのは、2008年8月に李亨沢(イ・ヒョンテク)が98位に入って以来、6年8カ月ぶり。チョン・ヒョンは「これほど早く100位の壁を超えられるとは思わなかった。今後はツアー初勝利を目指して最善を尽くしたい」とコメントした。

 「世界ランキング100位」はツアーやチャレンジャーツアーでの優勝に劣らず大きな意味がある。100位以内に入れば4大大会、マスターズ大会、ATPワールドツアー・500シリーズ、250シリーズなど世界のツアー大会で予選が免除され本戦に直行できる。チョン・ヒョンがこのまま今のランキングを維持できれば、これまで長い夢だったウィンブルドン大会の男子シングルスの本戦にも出場できる。韓国テニス界は李亨沢が2008年8月のUSオープンに出場して以来、1回もメジャー大会の本戦に出場できていない。

 チョン・ヒョンはさまざまな面で韓国テニス界の伝説・李亨沢と比較される。身長183センチのチョン・ヒョンは180センチの李亨沢とほぼ同じ体格で、またジュニアの時から李亨沢と同じく韓国テニス界のスターとして注目を集めていた。このように「第2の李亨沢」として期待を集めるチョン・ヒョンだが、今や数々の記録で李亨沢を乗り越えようとしている。李亨沢が初めて世界ランキング100位以内に入ったのは24歳の2000年11月だが、今年19歳のチョン・ヒョンは自らの目標だった李亨沢よりも5年早く世界ランキング100位以内に入ることができた。ちなみに李亨沢が最初に80位以内に入ったのは翌年の01年1月だ。

チェ・インジュン記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連フォト
1 / 1

left

  • テニス:チョン・ヒョン88位、韓国人2人目の100位入り
  • テニス:チョン・ヒョン88位、韓国人2人目の100位入り

right

関連ニュース