韓国公正取引委員会の鄭在燦(チョン・ジェチャン)委員長は、28日から5月1日までオーストラリアのシドニーで開かれる第14回国際競争ネットワーク(ICN)年次総会に出席し、期間中に日本の公取委トップとデフレ下での競争法執行方向について話し合う。
ICNは世界各国の競争法と競争制度の調整を行うために発足した協議体で、現在119カ国の132の競争当局が加入しており、毎年総会を開いている。
鄭委員長は今回の総会期間中、米国、カナダ、ドイツ、日本の競争当局トップと二国間会談を行い、国際カルテル、世界的な合併・買収(M&A)などへの効果的な対応策を話し合う。
特に日本の杉本和行公取委員長との会談では、日本のデフレ下での競争法執行経験を聞き、デフレ時代に望ましい競争法執行方向について意見交換を行う。
韓国公取委は主要競争当局のトップとの協力ネットワークを強化することで、国際的な不当競争案件の処理で円滑な協力が可能となることを期待している。