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 国連本部で開催中の核不拡散条約(NPT)再検討会議で4月30日、核兵器を保有する米ロ英仏中の5カ国が、これまでの核軍縮の成果をPRする共同声明を発表した。保有国の軍縮の停滞に、非保有国からの批判が強まっており、来週からの本格的な議論開始を前に結束を示した。

 各国や国際組織が立場を表明する一般討論で英国の外交官が代表して読み上げた。

 声明は、世界の核兵器の備蓄量は「保有国の側のかつてない努力の結果、半世紀以上の間で最も少なくなった」として、NPTにおける「とても中身のある進展」と核軍縮の成果を強調した。