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ロシア メーデーで愛国主義強調5月1日 23時12分
ロシアの首都モスクワの中心部で、およそ14万人が参加してメーデーの行進が行われ、ウクライナ情勢を巡って欧米との対立が続くなか、ロシアの愛国主義が強調されました。
ロシアの首都モスクワの中心部、赤の広場では、政権寄りの労働組合や与党などの呼びかけで、およそ14万人が参加してデモ行進が行われました。
行進では、今月9日のナチス・ドイツに対する戦勝70年を前に、勝利のシンボルとなっているオレンジと黒のリボンやロシアの国旗、それにウクライナ南部のクリミアの併合を支持するプラカードなども掲げられました。
このあとプーチン大統領がクレムリンで演説し、「今のロシアは、再びどのような挑戦にも対抗できるようになった」と述べ、ウクライナ情勢を巡って欧米との対立が続くなか、強気の姿勢を誇示しました。
ただ、経済面では、ロシアはことし欧米の制裁や原油安によってマイナス成長となる見通しです。1日の行進では、労働条件の改善を求めるより愛国主義が強調された形ですが、ロシアでは賃金の未払いや失業率の増加も指摘されていて、中央銀行が30日、ことし3度目となる主要政策金利の利下げを決めるなど、景気低迷への対策を迫られています。
行進では、今月9日のナチス・ドイツに対する戦勝70年を前に、勝利のシンボルとなっているオレンジと黒のリボンやロシアの国旗、それにウクライナ南部のクリミアの併合を支持するプラカードなども掲げられました。
このあとプーチン大統領がクレムリンで演説し、「今のロシアは、再びどのような挑戦にも対抗できるようになった」と述べ、ウクライナ情勢を巡って欧米との対立が続くなか、強気の姿勢を誇示しました。
ただ、経済面では、ロシアはことし欧米の制裁や原油安によってマイナス成長となる見通しです。1日の行進では、労働条件の改善を求めるより愛国主義が強調された形ですが、ロシアでは賃金の未払いや失業率の増加も指摘されていて、中央銀行が30日、ことし3度目となる主要政策金利の利下げを決めるなど、景気低迷への対策を迫られています。