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ADB総裁とAIIB幹部 インフラ建設協力で一致5月2日 9時15分
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ADB=アジア開発銀行の中尾武彦総裁は中国が設立を提唱するAIIB=アジアインフラ投資銀行の設立事務局の幹部と会談し、インフラ建設を巡り双方が協力していくという考えで一致しました。
アジア開発銀行は2日からカスピ海沿岸の国、アゼルバイジャンで年次総会を開きますが、これを前に中尾総裁は1日、アジアインフラ投資銀行の設立事務局の金立群事務局長とおよそ1時間会談しました。
アジア開発銀行によりますと、会談ではアジアのインフラ建設を巡り、協調融資など将来の協力の在り方について意見が交わされました。また、持続可能な発展や貧困を減らす対策の支援のためインフラが重要な役割を果たすことや事業がもたらす環境などへの影響に配慮することの重要性を認識したうえで、アジアのために協力していくという考えで一致しました。
さらに情報を共有し、協力に向けた具体的な選択肢を話し合っていくことでも合意しました。
一方、会談の中で中尾総裁は「われわれの長年の経験と専門的な知識を活用することでアジアインフラ投資銀行と協力していく」と述べており、アジア開発銀行としては、アジアのインフラ建設の支援で新たな銀行に協力する姿勢を見せる一方、みずからが持つノウハウを強調することで存在感を示すねらいもあるとみられます。
アジア開発銀行によりますと、会談ではアジアのインフラ建設を巡り、協調融資など将来の協力の在り方について意見が交わされました。また、持続可能な発展や貧困を減らす対策の支援のためインフラが重要な役割を果たすことや事業がもたらす環境などへの影響に配慮することの重要性を認識したうえで、アジアのために協力していくという考えで一致しました。
さらに情報を共有し、協力に向けた具体的な選択肢を話し合っていくことでも合意しました。
一方、会談の中で中尾総裁は「われわれの長年の経験と専門的な知識を活用することでアジアインフラ投資銀行と協力していく」と述べており、アジア開発銀行としては、アジアのインフラ建設の支援で新たな銀行に協力する姿勢を見せる一方、みずからが持つノウハウを強調することで存在感を示すねらいもあるとみられます。