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2015.05.01(金)
■茨城空港、水戸芸術館『山口晃』、茨城県陶芸美術館『ルーシー・リー』

本日より5月。今日はどこか遠くへ…と思っていて、浜松にいくことも考えていたけれど、とりあえず、会期が終わる水戸に向かおう。東京駅に着いたのが7時10分ごろ、普通ならば7時40分の水戸行のバスに乗るところですがさにあらず。今日は茨城空港経由で行ってみましょう
東京から茨城空港までのバスは、茨城空港の利用促進のため、1,000円で乗れるようになっている。茨城空港からのフライトの人はさらに安く500円
基本的には前日までの予約が必要で、2日以降の連休中はほぼ満席みたい。そしてこのバスなんですが、特徴的なのは、とにかく中国人のお客さんが多いこと
茨城空港から春秋航空の上海便が出ているので、それに乗る人たちなんですね。大きな荷物を抱える予約客の対応をするために、バスの到着前にやってきた関東鉄道のお姉さん…いや、小姐と言ったほうがよさそう、日本語よりも中国語のほうが堪能な方であった。自分は予約していなかったけれど、この日のあさはまだ余裕があって、予約客に続いて乗車。バスは7割ほどの乗客を乗せて6号向島線を北上
車内であさごはん。途中、流山あたりで事故渋滞があり、20分ほど遅れて到着
茨城空港、就航しているのは春秋航空とスカイマークだけのわりとコンパクトな空港だけど、それなりに大きなターミナルはあり
春秋航空、次の上海便は搭乗受付が11:00から、まだ1時間半もある。
そりゃ、バス車内の皆さん、あわても騒ぎもしないわけだ。ターミナル内にはそれなに食堂…というかフードコートとか
お土産売り場も4つくらい…
あまり、お土産屋自体は、中国の人向け…という感じではなかったなあ。ここで時間をつぶすのはなかなか辛そうだけど、次のバスは予約がいっぱいでとれなかったりしたのかな。お土産売り場には、地元小美玉市のキャラクターのお菓子とか
茨城県のキャラクター、ハッスル黄門君のお菓子とかもありました。ハッスル黄門…なんだそれは…
ちょうど9時40分の福岡行きが、とびったて行くところでありました
のどかな空港、静かになると、あるのは風に乗って薫る田舎の香水ばかり…20分もあれば概ね味わいのわかる空港ではないでしょうか…。さて、9時55分のバスに乗って水戸に向かいましょう
茨城空港から水戸行のバスは高速道路経由40分のものと、一般道経由65分のものがあって、これは一般道経由、普通の路線バス。どこを走っているのかさっぱりわからない路線バスに乗って、ぼんやり景色を眺めている時間は、贅沢で、好きだ
最初はじぶんひとりだけだったけれど、途中からバスに乗ってきたじいちゃん、方言がキツくて何を言ってるのかイマイチわからんが(方言以外の問題かもしらん…)、運転手と野良声でどなりあって(怒ってるわけではない)、ちゃんと通じてるっぽい。次第に人も増えてきて、豪壮な茨城県庁舎を横目に(そのあたりだけ道路も妙に広く、官庁街!という状況を無理やり作り出している感じがいたしました)
ここからだと水戸芸術館がすぐ近くなのだ。バス代も少し安いしね。東京駅から水戸行のバスに乗る時も、ここで降りると便利
水戸芸術館『高嶺格のクールジャパン』茨城県立近代美術館『二年後。自然と芸術,そしてレクイエム』 - 日毎に敵と懶惰に戦う
さて、水戸芸術館
タワーがどーん
また負け戦だったな…いや、勝ったのはあの百姓たちだ、わしたちではない
なんというんでしょうか、の強制導線システムと紙ツイッター(!)と食事の記録とその他でお送りするファン大感謝祭という感じで、山口晃ファンとしては大いに楽しんだのですが初見の方は大丈夫だったのでしょうか(笑)山口さんとむははの奥さんが舞い踊るイラストとかかわいかったですが。六本木の『祥瑞』はB型にまかせてはいけない…、とか、勝手に受けてしまっておりましたが。あ、柱華道もどーん!
館林美術館の山口晃展は、それこそ子どもの頃からの作品総覧、お仕事振り返りという感じだったけど、今回の水戸芸術館は、無残ノ介にしろ、九相図にしろ、それこそ紙ツイッターなんかもあったり、『美術』論をふるってみたり、今の山口晃をじっくり読む展覧会、という感じだったなぁ。続・無残ノ介とか、空いているのでじっくり読めたのが良かったですね。紙ツイッターなんかも、時々、どきっとすることが書いたあるんだよな。あ、館林のはこちら
群馬県立館林美術館『山口晃展 画業ほぼ総覧−お絵描きから現在まで』、そして佐野へ - 日毎に敵と懶惰に戦う
さて、美術館を出まして
お昼ご飯どうしよう、と思って、すぐ斜向かいで目に留まったお店に
『立花屋』という店で天丼。お客が私だけですで、おばあちゃんがひとりでやっていて、とにかく静か…
んだども、おばあちゃんが作ってくれた天丼700円は、海老白身魚茄子かぼちゃおくら、丁寧で美味しかったのです
水戸駅までぶらぶら、ちょっと半端な時間が余ってしまったので、丁寧だけれど荒々しい床屋で散髪。顔そりとシャンプーもあって1650円
水戸駅でちょっと干し芋と納豆だけ買って、土浦行きの電車に乗り、友部で乗り換えて笠間へ
水戸芸術館『3.11とアーティスト 進行形の記録』と、笠間への旅 - 日毎に敵と懶惰に戦う
今回は茨城県陶芸美術館のみ。googlemapに案内させると、なんだか田舎に帰ってきた、みたいなのどかな道をとおり
茨城県陶芸美術館:展覧会案内:茨城県陶芸美術館開館15周年記念展 没後20年 ルーシー・リー展
ルーシー・リーの作品をまとめてみるのは、実は今回がはじめて。とにかく、フォルムの艶かしいくらいの美しさと、釉薬を知り尽くした見事な発色に惚れ惚れ。青ピンク緑にブロンズ、溶岩が流れるような複雑な発色のスパイラル文化器、作品点数も200点ほどと多く、堪能しました。ルーシー・リー、日本にファンが多いのも納得
初期のイギリスに行く前の作品や、イギリス亡命後に製作していた陶ボタン、ハンス・コパーと製作していたテーブルウェアの展示もとても多く。もちろん、後年のいかにもルーシー・リーな作品も素晴らしいですが、日曜品に後の萌芽があり、愛でながら愛用したい美しさがあるのでした。今回のルーシー・リー展、200点ほどの展示作品の8割くらいが個人蔵の作品で、集めるの大変だったろうなあ。ちなみにこの展覧会、6月21日までは茨城県陶芸美術館ですが、その後7月に千葉市美術館、さらに姫路、郡山、静岡と巡回する予定です。
図録も正方形で、1ページにひとつの作品写真が静かに収まっており、すごく良い作りで、買うか迷ったけど…ルーシー・リーのファンは買ったほうがいいと思うね。
笠間の陶炎祭、ひまつり、焼き物をうるテントだけで200以上、それ以外にも飲食や各種PRも出ていて、大規模なイベント。そういや、うちの両親、GWになるとよく笠間と益子に来ていたな…
この日はそれほど人が多くなかったけど、明日以降はけっこう混雑することでしょう。しばらく眺めて、さてバス…を待っていたんだけれどなかなか来ず、気づかない間に行ってしなったのかしら…と諦めかけた25分遅れ、やっとバスが来た
かさま周遊バス、友部まで15分で連れて行ってくれて、100円というスグレモノだけれど
まあ、バスですから、遅れることもあるかもな…。連休中に限っては、いろんなバスが走っているみたいです
市内循環バスのご案内|交通案内|笠間の陶炎祭(ひまつり)公式ホームページ
バスで友部に出て、17時21分の上野行きに乗車。牛久で降りて牛久ブルワリーに行きたい欲があったけれど、在華坊よこのまま帰ってプールに行くのです…という声も聞こえたので降りず。明日も飲むしね。上野で上野東京ラインに乗り換えて、横浜まで。西スポーツセンターのプールで1km泳ぎ、また歩いて帰宅し、水戸で買ってきた納豆で晩飯食べて就寝したのでした
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