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B787型機に改善命令 電力制御に問題か
5月2日 9時33分

アメリカのFAA=連邦航空局は最新のボーイング787型機に搭載された電力の制御装置について長期間、電源を切らずに使い続けると、飛行中にすべての電力を失い、機体を制御できなくなる可能性があるとして、アメリカの航空会社に対して、この装置の電源を定期的に切るよう求める改善命令を出しました。
この改善命令はアメリカのFAAが1日付けで出したもので、対象はアメリカの航空会社が所有するすべてのボーイング787型機です。
FAAによりますと、最新のボーイング787型機で、機器類に供給する電力を制御する装置をおよそ8か月間、一度も電源を切らずに、使い続けた場合、ソフトウェアの不具合で、機内のすべての電力が失われ、最悪の場合、飛行中に機体を制御できなくなる可能性があるとしています。
このため、FAAは少なくとも4か月に一度は、この装置の電源を切るよう、各航空会社に求めました。これについて、ボーイングは、「今回の現象は、実験室の中で起きたもので、8か月もの間、電源を切らずに運航することは通常ありえない」としています。そのうえで、「すでに787型機を所有するすべての航空会社に対して、点検の際に、定期的に装置の電源を切るよう求めた。また、年内に、装置のソフトウェアを改良して各社に提供する」と説明しています。

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