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バスケ男子リーグの統一が確定 現行全47チームが新リーグに入会申請/バスケ

サンケイスポーツ 4月28日(火)20時27分配信

 バスケットボール男子の統一新リーグ「ジャパン・プロフェッショナル・リーグ」(JPBL)に、現行の国内3リーグの47チームすべてが28日までに入会申し込みを終えた。これで10年来の懸案だった男子リーグ統一が確定した。

 日本協会(JBA)が国際連盟(FIBA)から対外試合禁止など資格停止処分を受けている問題で、改革を主導するタスクフォース(特別チーム)は同日、第4回会合を開催。席上、ナショナルリーグ(NBL)のトヨタ自動車、日立、東芝、三菱電機、アイシンの企業5チームと、下部のナショナルディベロップメントリーグ(NBDL)の山形が、川淵三郎チェアマン(78)にJPBLへの入会申込書類を提出。会合終了後にはNBDLの豊田通商も書類を提出した。また、NBDLの東京海上日動からも同日、申込書類が届けられ、全47チームの参加が確定した。内訳はNBL13、NBDL10(うち2015−16シーズンの新規参加1)、TKbjリーグ24(同2)。

 今後、リーグでは各チームの財務状況などを、書類審査やヒアリングで検討し、7月末までに1〜3部の振り分けを決める。

 川淵チェアマンは1部について、FIBAから14チーム±2と指示されているとし、「(サッカーJリーグ発足時の鹿島)アントラーズのように、(行政の)サポートを受けられるなど、先に大きな発展が見込めるチームを選ぶ。今の成績で選ぶような愚かなことはしない」と言明。「実際には10チームほどはすぐに決まって、あとをどうするかということになるだろうが、弱いから入れないということはない。弱くてもチーム体制が整備できてガーンと伸びるならそれでいい。(戦力均衡については)1、2部に分けることで移籍が行われ、均衡が図られるだろう。詳細はチーム間で決めればいい」とした。

 「2部はプロとして最低限、認めることのできるチームで、20前後。残りはプロとアマが混在する3部。47チームすべて、その中に包含できると思う」と、参加希望チームは排除しない考えを改めて示した。

最終更新:4月28日(火)22時9分

サンケイスポーツ