旧日本軍の「元慰安婦生存者」にノーベル平和賞を!・・・韓国で活動推進へ=韓国報道
2015-05-01 10:27
韓国の女性団体が、旧日本軍の元従軍慰安婦生存者をノーベル平和賞の候補者にすべく推進しようとする、本格的な活動が始まったことが分かった。複数の韓国メディアが28日に報じた。
韓国女性弁護士会と女性平和外交フォーラムは、元慰安婦たちが女性に対する暴力に反対したり戦争犯罪に対して反省を促すなど、女性の人権や平和のために活動していると主張。慰安婦生存者のイ・ヨンスさん(87)など53人を、ノーベル平和賞の候補者にすべく推進を論議していることを明かした。
推進事業は、慰安婦問題が解決しなければ日韓の歴史的な葛藤も解決せず、東北アジアの平和の維持も難しいとのメッセージが世界に伝えられるという意味もあるという。
韓国女性弁護士会は、約4000人の会員数を持つ韓国最大の女性弁護士団体で、家庭内暴力や性犯罪の被害者を支援している。女性平和外交フォーラムは、シン・ナッギュン元文化観光相やイ・サンヨル元韓国ユネスコ事務総長、イ・ヒョンスク元大韓赤十字社副総裁らが集まる民間団体で、東北アジアの平和に関する交流プログラムや女性の人権に関する活動を行っている。
一方、両団体は27日、「日本の歴史に対する反省と責任の要求・韓米日軍事協力への憂慮を伝える」と題した書簡を米国の議会や駐韓米国大使館に送った。
書簡には「日本政府が歴史を懺悔し、慰安婦問題を解決するように、米国議会が圧迫してほしい」などといった内容が記されているという。(編集担当:新川悠)(イメージ写真提供:123RF)