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福島第一原発のタンク 2年前にも汚染水漏れか5月1日 22時20分
東京電力福島第一原子力発電所で、タンクから汚染水がにじみ出たとみられる問題で、このタンクは汚染水漏れの疑いがあったため2年前から汚染水の出し入れをやめていましたが、詳しい原因が分からないまま2週間前に再開していたことが分かりました。東京電力は「汚染水漏れとの関連は調査中」としています。
東京電力によりますと、1日午前9時半ごろ、福島第一原発の汚染水タンクのうちの1基で、基礎の部分に20センチ四方程度の水たまりがあるのを点検中の作業員が見つけました。
この水の表面付近ではベータ線と呼ばれる放射線が1時間当たり70ミリシーベルトという高い値で検出され、東京電力はタンクの中の汚染水がにじみ出たとみています。
問題のタンクは鉄板の筒をボルトでつないだ古いタイプのもので、おととしにも今回と同じような場所で1時間当たり最高で1800ミリシーベルトと極めて高い放射線量が検出されていました。
このため東京電力は、汚染水漏れが疑われるとして、このタンクへの汚染水の出し入れを中止していましたが、原因が分からないまま2週間前の先月18日に再開したということです。
東京電力は、タンクに残っている汚染水を取り除く作業を進めていますが「使用を再開したことと汚染水漏れとの関連は調査中のため分からない」としています。
この水の表面付近ではベータ線と呼ばれる放射線が1時間当たり70ミリシーベルトという高い値で検出され、東京電力はタンクの中の汚染水がにじみ出たとみています。
問題のタンクは鉄板の筒をボルトでつないだ古いタイプのもので、おととしにも今回と同じような場所で1時間当たり最高で1800ミリシーベルトと極めて高い放射線量が検出されていました。
このため東京電力は、汚染水漏れが疑われるとして、このタンクへの汚染水の出し入れを中止していましたが、原因が分からないまま2週間前の先月18日に再開したということです。
東京電力は、タンクに残っている汚染水を取り除く作業を進めていますが「使用を再開したことと汚染水漏れとの関連は調査中のため分からない」としています。