大阪地下鉄刺激臭:「液体まかれた」通報 列車の乗客下車
毎日新聞 2015年04月11日 23時44分(最終更新 04月12日 00時32分)
11日午後10時20分ごろ、大阪市中央区の市営地下鉄御堂筋線淀屋橋駅で、「液体のようなものがまかれた」と、到着した電車の乗客が車掌に通報した。市消防局によると、まかれたのは催涙スプレーとみられる。男女計3人が、のどの痛みなどを訴えている。負傷者はさらに増える可能性があるという。府警は男を傷害容疑で現行犯逮捕した。
市交通局によると、乗客が異常を訴えたのは、千里中央発なかもず行き電車(10両編成)の7両目。せき込む人もいたため、全ての車両から乗客を降ろした。この電車は車庫に入れ、後続の電車は通常通り運行している。
淀屋橋駅につながる一部の入り口には規制線が張られ、警察官らが電車の利用者に限って入場を認めた。電車に乗ろうとしていた大阪市淀川区の男性会社員(40)は「消防車やパトカーがたくさん来て、消防隊員がマスクを持って駅の中に入るのを見た。大阪市の中心部で騒ぎが起きて怖い」と話した。