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新憲法目指す大会 東京都内で開催
5月1日 19時53分

新憲法目指す大会 東京都内で開催
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新しい憲法の制定を目指す大会が東京都内で開かれ、新しい憲法を制定するための障害はほとんど取り除かれ、今後いつでも改正に取りかかることができる状況にあるとして、「国民が主体となる憲法改正作業が、全国で展開されるよう念願する」などとする決議が採択されました。
この大会は、新しい憲法の制定を目指す超党派の国会議員らで作る団体が開き、会長を務める中曽根元総理大臣のほか、自民党、民主党、公明党、維新の党、次世代の党の国会議員らが参加しました。
この中で、中曽根元総理大臣は「長い間、憲法改正をできずにいて、日本の歴史に誠に申し訳ないというのが今の心境だ。ことしは戦後70年という節目の年であり、憲法に対する議論が大いに盛り上がることを期待している」と述べました。
このあと、大会では、新しい憲法を制定するための障害はほとんど取り除かれ、今後いつでも改正に取りかかることができる状況にあるとしたうえで、「残るは主権者、国民の意思のみであり、21世紀の新時代にふさわしく、国民が主体となる憲法改正作業が、全国で展開されるよう念願する」などとする決議が採択されました。

各党の幹部らは、憲法改正について、大会でのあいさつや街頭演説などで次のように述べました。

自民党の船田憲法改正推進本部長は「憲法は70年近く、いろいろな意味で定着してきたが、現実とかい離した部分がだいぶ出てきている。憲法改正は国民のためのものだということをしっかりと念頭に置いて、決しておごらず、しかし、決してとどまらず、勇気を持って着実に憲法改正を実行していきたい」と述べました。
民主党の松原元拉致問題担当大臣は「今の憲法は改正すべきだし、変えることによって日本人は大きなエネルギーと活力を持つことになるだろう。ドイツもフランスも憲法を何回も直しており、日本でも戦後からの脱却のため、戦後70年を節目として、改正に向けた大きなうねりを起こしていくべきだ」と述べました。
公明党の山口代表は「現行憲法に新たな理念などを加える『加憲』の議論もさらに深めたい。憲法改正そのものが目的ではなく、中身が大事だ。期限ありきではなく、まずは国会での議論を深め、国民と考えを共有したい」と述べました。
維新の党の小沢元環境大臣は「維新の党は、統治機構の改革や時代の変化に合わせ、国の仕組みや社会構造を根本から変えることを旗印に作った政党で、憲法改正は避けて通るわけにはいかない。党内一丸となって頑張っていく」と述べました。
共産党の志位委員長は「戦争立法に反対の1点で、国会の内外で思想・信条の違いを超えて力を合わせ、日本列島の津々浦々から空前の国民的大闘争を起こし、憲法破壊の企みを必ず打ち砕く」と述べました。
次世代の党の平沼党首は「軍国主義にならずに、われらの安全と生存は、みずからの力で担保していかなければならず、そのためには憲法の前文から改めていかなければならない。断固、憲法改正すべきだと主張させていただく」と述べました。

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