噂話
幸せのピンという
噂がある
とあるショッピングモールの
ゲームセンターの前に
飾られている
でっかいボウリングのピン
そのオブジェを触ると
幸せになれるという
たわいもない噂話
ぼくの住んでいる
この界隈で
急速に広まっている
噂のひとつである
くだらない話として
聞き流すのが
当然なくらいに
くだらない話としか
言いようがないのだが
この噂の震源地を
ぼくは知っている
他でもない
このぼく自身だ
友達に冗談で
話した思いつきが
いつの間にか
世間に広まって
しまっていたのである
こんな思いつきに
過ぎないものが
広まったということは
それなりに
信憑性を感じた人が
いたということなのだろう
現に幸せになった人が
何人か現れたのだ
そうでもない限り
こんな話が広まるわけがない
そこでぼくも
半信半疑で自らピンを
触ってみた
それから今まで
幸せを感じるような
出来事は
特にこれといって
起こっていない
しかし
噂はものすごい勢いで
広まっている
今度テレビ局が
取材に来るらしい
戸惑いつつも
ちょっと
にやにやしている
ぼくがいる
噂がある
とあるショッピングモールの
ゲームセンターの前に
飾られている
でっかいボウリングのピン
そのオブジェを触ると
幸せになれるという
たわいもない噂話
ぼくの住んでいる
この界隈で
急速に広まっている
噂のひとつである
くだらない話として
聞き流すのが
当然なくらいに
くだらない話としか
言いようがないのだが
この噂の震源地を
ぼくは知っている
他でもない
このぼく自身だ
友達に冗談で
話した思いつきが
いつの間にか
世間に広まって
しまっていたのである
こんな思いつきに
過ぎないものが
広まったということは
それなりに
信憑性を感じた人が
いたということなのだろう
現に幸せになった人が
何人か現れたのだ
そうでもない限り
こんな話が広まるわけがない
そこでぼくも
半信半疑で自らピンを
触ってみた
それから今まで
幸せを感じるような
出来事は
特にこれといって
起こっていない
しかし
噂はものすごい勢いで
広まっている
今度テレビ局が
取材に来るらしい
戸惑いつつも
ちょっと
にやにやしている
ぼくがいる
テーマ : ショート・ストーリー
ジャンル : 小説・文学
