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ベネッセ 通信教育の会員数25%減少
5月1日 19時28分

ベネッセ 通信教育の会員数25%減少
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去年、子会社で4000万人分の個人情報が流出した「ベネッセホールディングス」は通信教育事業の会員数がことし4月時点で去年の同じ時期と比べて25%と大幅に減少したことを明らかにしました。
ベネッセホールディングスは1日、決算発表し、この中で主力の通信教育サービス、「進研ゼミ」や「こどもちゃれんじ」の会員数が、ことし4月時点で271万人で去年の同じ時期と比べて94万人、率にして25%余り減少したことを明らかにしました。このうち小学生はおよそ19%、中学生・高校生は25%以上、減少したとしています。
「進研ゼミ」などベネッセの通信教育サービスを巡っては、去年、外部業者の元システムエンジニアが顧客情報を不正にコピーして持ち出したとして逮捕・起訴されています。会社側の発表では外部に流出した名前や住所などの個人情報は推計で4000万人分に上っています。
ベネッセでは大量の個人情報の流出を受けて、ダイレクトメールやイベントなどを通じた新規会員の営業活動を一時、見合わせていましたが、顧客離れが進み、会員数が大幅に減少する形となりました。
また、ベネッセのことし3月までの1年間の決算は、情報流出の被害にあった顧客へのおわび金や、再発防止に向けたセキュリティー対策などの費用が膨らんだことで、最終的な損益が107億円の赤字となりました。最終的な損益が赤字となるのは平成7年の上場以来初めてで、業績面にも大きく影響する結果となりました。
記者会見で原田泳幸会長兼社長は「ダイレクトメールを減らしていることなどから業績面の影響は今年度に大きく現れるだろう。今後、新たな営業方法を進めるとともに海外展開も図っていく」と述べました。

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