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最終更新:2015年4月28日(火) 6時59分

安倍首相はハーバード大生と対話、慰安婦問題「胸が痛む」

 アメリカを公式訪問中の安倍総理大臣は、名門ハーバード大学を訪れてスピーチを行い、学生たちからの質問に答えました。

 「リーダーシップとは何か、若きジョン・F・ケネディはそれを『Grace Under Pressure(プレッシャーのもとの優美さ)』と表現しています。私もそうありたいそう思っています」(安倍晋三 首相)

 学生たちを前に、「まさに未来は若い世代が担っている」と述べた安倍総理。スピーチでは、ケネディ元大統領の「プレッシャーのもとの優美さ」という言葉を紹介しながら、リーダーシップをとって改革を成し遂げる考えを強調しました。

 続いて、安倍総理は、学生からの質問に答えました。

 「(慰安婦について)これだけの証拠があるのに、まだ日本政府の関与を否定するのか」(韓国系の米国人の学生からの質問)

 「慰安婦問題については、人身売買の犠牲となって筆舌に尽くしがたい思いをされた方々のことを思うと、今でも私は胸が痛みます。この思いは歴代の首相の思いと変わりはありません」(安倍晋三 首相)

 総理は、慰安婦問題で 旧日本軍の関与を認めて謝罪した河野談話について、「継承するということは今まで何回か申し上げてきた」と述べましたが、質問した学生は・・・

 「個人的には正直言うと、満足できる答えは得られなかった。歴史は歴史であり、自分勝手には変えられない」(質問した韓国系米国人の学生)

 戦後70年の節目の年に、ハーバードの学生たちと意見を交わした安倍総理。将来、リーダーシップを発揮する若い世代にどんな影響を与えたのか、これからが注目されます。(28日05:04)

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