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宇宙から量子まで。

     その日暮らしの運命論者で作曲家の日々の思索。人生に真面目な、毎日刺激で溢れている人との交流を希望。

       

Keiがミニマリストに捧げる厳選曲集。

 

どうも、ミニマリストの皆様!!そして物質の奴隷の皆様!!ご機嫌いかがでしょうか?

「僕は文明の思い上がりの象徴ともいえる物質文明主義を拒否する!」(映画Fight Clubより)

と、言う事で(笑)

 やっぱりシンプルがいい最少主義がいい。

音楽だってそうだろう!!

そんな過激なミニマリストに捧げる曲をKeiが厳選してお届け致します。

 

 

モーリス・ラヴェル 《ボレロ》

 1つのリズム・2つのメロディ。

これが元祖ミニマリズムだ!!

ちなみに作曲者のラヴェルの身長も161cmと小さくて可愛いです。

 

 

 

フィリップ・グラス 《浜辺のアインシュタイン》

フィリップ・グラスのオペラ《浜辺のアインシュタイン》

舞台に、フロイト、ヴィクトリア女王、

スターリン、アインシュタインなどが不連続に登場する。

「1.2.3...1.2.3.4.5.6」数字が何度も繰り返される曲。

 

 フィリップ・グラスは自身の楽曲について

次のように述べている(現代音楽キーワード辞典より引用)

「本質的にコンサートの音楽であり、どれも似た傾向のあるポピュラー音楽とは対照的に、新しい言語を生みだすことを意味します。しかし、コンサートの音楽がほんの一握りの人たちのためのものであるという考えは、第一次世界大戦以来、存在しています。私が発明した言語は、故意に難解にしたものではありません。つまり、われわれの時代の言語です。人々はそれを聴き始めていると思います。」(P336)

 

 

 

 Steve Reich  《6台のマリンバ》

ライヒの名前は皆さんも知っているのではないのでしょうか。

6台のマリンバで演奏される楽曲。

彼は自身についてこのように語っている。

 私には対象とする聴衆はいませんし、今まで一度もいたことがありません。私は音楽を書く時、自分自身で楽しんでおり、もし私がその音楽を愛せるならば、あなた方も愛してくれるだろう、と望んでいましたし、さらに、そのように音楽が作れた事を神に感謝します」(P353)
対象とする《聴衆すら持たないのだ》これぞミニマリスト!!
 
現代音楽キーワード事典

現代音楽キーワード事典

 

 

 
 
 

坂本龍一 《1919》

坂本龍一から1曲。

彼は自伝「音楽は自由にする」でミニマルについてこのように語っている。

「ミニマルと呼ばれるぐらいですから、彼らの作品には構造らしい構造がなく、変化に乏しい音が、延々と続きます。ベートーヴェンのころから百数十年続いてきた西洋音楽の一つの流れがデッドエンドに来て、今こういうものが生まれてきているんだ、という事が実感できました。
(P73より引用)
彼は1987公開「ラストエンペラー」でアカデミー作曲賞やゴールデングローブ賞そしてグラミー賞最優秀オリジナル映画音楽アルバム賞など世界的なタイトルを総ナメした。
彼が権威主義やタコ壺にハマるようなつまらない音楽家だったら
この賞を契機に映画音楽への道を進んでいただろう。
そして実際今頃は映画音楽界の
エンニオモリコーネのような立ち位置に居れただろう。
しかし彼は自分の欲望に忠実だった。
真に創りたい音楽を創り続けてきた。
彼は権威など持たないロックンローラーでミニマリストだと僕は思う。

 

音楽は自由にする

音楽は自由にする

 

 

 

Beck 《Loser》

1つのリズムとシンプルなギターリフでごり押しされる曲。

「俺は負け犬さ殺しちまえよ」とスペイン語と英語を交じらせ歌うべック。

曲の終り間際に流れるセリフを大脳新皮質に刻み込むんだ。

 

I’m a driver, I’m a winner; things are gonna change I can feel it

俺は操縦者 俺は勝利者 そう考えられるよう物事は変わってゆく。

 

 

 

 The White Stripes  《Seven Nation Army》

 サッカー好きな方はご存じでしょう。
鬼才ジャック・ホワイトがかつて率いたThe White Stripesから
シンプルなギターリフ・ドラムリズムの1曲。
単純な主題でもこれだけの楽曲ができるロックのお手本ですね。
 
 
 
いかがでしたか?
歌詞の意味ではなく音としてのミニマリズムを意識して紹介していきました。
最少は素晴らしい。人生は選択の連続だ。選択する機会をへらすのだ。
持ちすぎないあなたに最少主義の誉を!!それでは!!
 

 

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