ヤエヤマヒオドシハナカミキリ、春の八重山の顔(2015.2.8)
来月からの長期遠征シミュレーション・シリーズ。
今日は春の八重山の顔、ヤエヤマヒオドシハナカミキリです。
春のみに出現する可憐で愛らしいハナカミキリなのですが、可憐過ぎて、小さすぎて(^^)、なかなか
目に触れないのが玉に傷。
大きくてもやっと10ミリを超える程度なので、飛翔中の個体を見つけ採りするのは至難の業なのです。
某カミキリ・ブログ屋さんは11連敗(だったかな?)で、遂に本種の採集を諦めたとか。
昨年の春に行動を共にした虫友も4連敗。
狙えば狙うほど春の女神は遠ざかってしまう・・・
そのくせ虫屋一年生が「何だコレ?」と網に入れてしまうのが本種だったりします^^
本土のパラナスピア(ベニバハナ)と同様に生木に出来たウロ食いなので同様の採集法も有効では
あるのですが、いかんせん現地にはそうした木がとても多く、発生木に辿り着くのはほぼ不可能と
いった感じ。
確かにこれまで発生木で得られたケースもあるのですが極めて稀で、現在もほとんどの個体が
飛翔中にネットされているのが実態なのです。
僕は割とこの虫との相性が良く、これまで二ケタ以上は採集していますが残念ながらすべて♂。
考えてみると来月末にはもう本種と臨戦態勢に入るわけで、今年こそは大きな♀を、と密かに闘志を
燃やしているところです(ウソ)。 でも採れれば良いなあ。
なお、来年の春は沖縄産(ネクマチジヒオドシハナ)に遂に挑戦状を叩きつけるつもりです^^
春の八重山の原生林で、何処に居るのか分からない小さな赤い宝石を探す。
あなたも、このカコクな採集に挑戦してみますか?
もっと詳しく知りたい事や
理解できなかった事などございましたらお気軽にご連絡下さい。