NPT会議:加盟のパレスチナ、初演説で「参加でき光栄」
毎日新聞 2015年04月30日 11時56分(最終更新 04月30日 12時20分)
【ニューヨーク草野和彦】パレスチナのマンスール国連代表は29日、核拡散防止条約(NPT)再検討会議の一般討論で、最も新しい191番目のNPT「加盟国」として演説し、「会議に参加できて光栄だ」と語った。
演説内容は簡潔で、潜在的な核保有国とされるイスラエルに関することのみ。中東非核化を目指し、1995年会議で採択された中東決議の再確認▽イスラエルの遅滞なきNPT加盟▽今会議終了後、3カ月以内に中東非核化のための国際会議を開催−−の3点を要請した。
パレスチナは2012年の国連総会決議で国連の「オブザーバー国家」となり、国際機関や条約への加盟が可能となった。