おはよう。晴れ。
経済ネタで勝負。およそ一通り論じてみて、現在の経済状況が見えてきたところ。経済学部卒といっても、忘れることもある。世間には、いろいろ経済評論がある。何が正しくて、何が間違いか。およそつかめてきた。反論の仕方もわかってきた。
安倍首相の米議会の演説で大事なことは、日本が米国を補佐する地位にあがってきたことだ。日本の民主党政権では、日本はスルーされ、相手にもされなかったから。やっと元の地位に戻ったことを感じさせる。日本はようやく日米間でやり直しができる。
急激なインフレにならない理由
商品には世界的な相場がある。これはデフレ・インフレ論では、あまり使わない視点である。石油は世界でだいたい同じ値段で売られている。木材は、日本では輸入物が安くなるから、日本産のもあまり高くはならない。小麦は、食料専門の市場があって、先物などあって、そこで取引され、価格が決まる。
およそ、日本に入ってくる製品は、世界貿易の最安値である。ガスはいまだ高く買っているようだが、しだいに下がる。海外も同じように安いものを輸入する。というわけで、多くの商品の価格は世界で共通する。鉄鋼、石油、小麦、水などなど。
日本は貿易が開放されているから、多くのものは世界と同じ値段のものを買ってくる。鮭はノルウェーかチリだし、小麦はブラジルかな。大豆はまたブラジルかな。PCの生産は中国がある。卸売りの価格は、ほぼそういう世界的に決まっている値段で、国内に入ってくる。
そこまでは、同じ値段で、日本国内で多少高く売られる。しかし、それも限度がある。牛肉もそんなに高くできない。
これらの輸入品の値段は、日本が経済封鎖されて、希少品にならない限り、日本国内だけで高騰することはない。
急激なインフレになるには?
イランでは経済封鎖されて、あらゆる物の値段があがっている。こういうのは悪性インフレになりうる。日本も経済封鎖されると、輸入が途絶え、物資不足となり、それら製品の値段は急激にあがる。が、そうはならない。日本は鎖国しない自由貿易国だからだ。
戦後の物不足でインフレになった。アフリカで物不足から物価の高騰がある。南米ベネズエラは経済封鎖で物価が高騰。ほとんど物価が上がるのは、最近は経済封鎖や物不足が原因だ。日本は、自由貿易国なので、その手の不足・欠乏による物価高騰は起きない。OPECの買いだめ騒動も、やはり石油不足からくる。石油はシェールオイルもあり、潤沢なので、それも起きない。
その手の物不足によるインフレ、商品の高騰、買いだめを恐れるのは、無駄だ。日本が自由陣営の側につく限り、そんなみじめな最貧国、共産独裁国家国や、反自由陣営の謀反国家のような国内状況にはならない。
もう1つの可能性として、円の暴落がある。現在、デフレから小さなインフレに転じたのは、円安のおかげだ。輸入品が高くなった。日本はエネルギーは輸入に頼っているから、それでほとんどの品目で少し値上がりする。こういう通貨安で値上がりするのは、輸入インフレ、というそうだ。
その暴落がおきるか? 彼らは、量的緩和で通貨が暴落するという。この連中は、その最悪の予測を立て、煽る。しかし、それはすぐにわかる嘘だ。政府のインフレ政策でひどいことになるなら、政府は円が急に下がり始めたら、量的緩和を止めればよい。それですぐに、通貨の暴落は止まる、と気づける。
政府は相場を管理しているのだ。それを忘れてはいけない。量的緩和をやめれば、すぐにでも円は高くなる。量的緩和で円が暴落はしないが、してもすぐに対処できるから心配はいらない。円の暴落など不安がるのもムダである。
さて、アベノミクスで悪性のインフレになる、と主張する人がいる。しかし、輸入品の値段は国内では、上がらない。なぜなら、値段を一部地域で特別高くしても、他地域では安く輸入すると、そこでみなは買い、価格は戻る。
輸入品はインフレになろうが、値段は2,3割も上がらないのだ。PCもそうだ。海外から輸入されている。悪性インフレの影響は受けない。国内産のじゃがいも、なす、農産品はたいがいそうだろう。あまりにつりあげると、人々は買わない。スーパーは安い品を輸入して、安くするからだ。
食料品の物価は異常に高騰しない。それが、妥当な予測である。PCもだ。ついでに自動車もそうだろう。トヨタの車も半分は海外で作っているようなものだし。電化製品も高くならない。そんなことをしたら、韓国・中国に競争力で負けるからだ。
というわけで、生活必需品のたいていのものは、価格は世界的に固定されているに等しいから、それよりも上がらない。悪性のインフレなどは、日本を経済封鎖しない限り、けっして起こらないのである。
今また、TPPで日本の貿易はさらに開放される。グローバル化によって、日本国内のあらゆる価格は、ますます世界の平均物価に近づく。日本は物価が高い国なので、値段は下がるのである。
つまり、日本はことさら悪性インフレににりにくい国だ。自由貿易の度合いが高い日本では、デフレにはなりこそすれ、インフレにはなりにくい。ただ、円が安くなっている分だけは、物のの値段は高くなる。
日本が、これまでデフレだったのは、グローバル化によって、貿易が拡大され、世界の物価の平均に近づいて、そのため下がったという側面もあっただろう。
ともかく、急激なインフレは起き難い。それが日本である。
経済ネタで勝負。およそ一通り論じてみて、現在の経済状況が見えてきたところ。経済学部卒といっても、忘れることもある。世間には、いろいろ経済評論がある。何が正しくて、何が間違いか。およそつかめてきた。反論の仕方もわかってきた。
安倍首相の米議会の演説で大事なことは、日本が米国を補佐する地位にあがってきたことだ。日本の民主党政権では、日本はスルーされ、相手にもされなかったから。やっと元の地位に戻ったことを感じさせる。日本はようやく日米間でやり直しができる。
急激なインフレにならない理由
商品には世界的な相場がある。これはデフレ・インフレ論では、あまり使わない視点である。石油は世界でだいたい同じ値段で売られている。木材は、日本では輸入物が安くなるから、日本産のもあまり高くはならない。小麦は、食料専門の市場があって、先物などあって、そこで取引され、価格が決まる。
およそ、日本に入ってくる製品は、世界貿易の最安値である。ガスはいまだ高く買っているようだが、しだいに下がる。海外も同じように安いものを輸入する。というわけで、多くの商品の価格は世界で共通する。鉄鋼、石油、小麦、水などなど。
日本は貿易が開放されているから、多くのものは世界と同じ値段のものを買ってくる。鮭はノルウェーかチリだし、小麦はブラジルかな。大豆はまたブラジルかな。PCの生産は中国がある。卸売りの価格は、ほぼそういう世界的に決まっている値段で、国内に入ってくる。
そこまでは、同じ値段で、日本国内で多少高く売られる。しかし、それも限度がある。牛肉もそんなに高くできない。
これらの輸入品の値段は、日本が経済封鎖されて、希少品にならない限り、日本国内だけで高騰することはない。
急激なインフレになるには?
イランでは経済封鎖されて、あらゆる物の値段があがっている。こういうのは悪性インフレになりうる。日本も経済封鎖されると、輸入が途絶え、物資不足となり、それら製品の値段は急激にあがる。が、そうはならない。日本は鎖国しない自由貿易国だからだ。
戦後の物不足でインフレになった。アフリカで物不足から物価の高騰がある。南米ベネズエラは経済封鎖で物価が高騰。ほとんど物価が上がるのは、最近は経済封鎖や物不足が原因だ。日本は、自由貿易国なので、その手の不足・欠乏による物価高騰は起きない。OPECの買いだめ騒動も、やはり石油不足からくる。石油はシェールオイルもあり、潤沢なので、それも起きない。
その手の物不足によるインフレ、商品の高騰、買いだめを恐れるのは、無駄だ。日本が自由陣営の側につく限り、そんなみじめな最貧国、共産独裁国家国や、反自由陣営の謀反国家のような国内状況にはならない。
もう1つの可能性として、円の暴落がある。現在、デフレから小さなインフレに転じたのは、円安のおかげだ。輸入品が高くなった。日本はエネルギーは輸入に頼っているから、それでほとんどの品目で少し値上がりする。こういう通貨安で値上がりするのは、輸入インフレ、というそうだ。
その暴落がおきるか? 彼らは、量的緩和で通貨が暴落するという。この連中は、その最悪の予測を立て、煽る。しかし、それはすぐにわかる嘘だ。政府のインフレ政策でひどいことになるなら、政府は円が急に下がり始めたら、量的緩和を止めればよい。それですぐに、通貨の暴落は止まる、と気づける。
政府は相場を管理しているのだ。それを忘れてはいけない。量的緩和をやめれば、すぐにでも円は高くなる。量的緩和で円が暴落はしないが、してもすぐに対処できるから心配はいらない。円の暴落など不安がるのもムダである。
さて、アベノミクスで悪性のインフレになる、と主張する人がいる。しかし、輸入品の値段は国内では、上がらない。なぜなら、値段を一部地域で特別高くしても、他地域では安く輸入すると、そこでみなは買い、価格は戻る。
輸入品はインフレになろうが、値段は2,3割も上がらないのだ。PCもそうだ。海外から輸入されている。悪性インフレの影響は受けない。国内産のじゃがいも、なす、農産品はたいがいそうだろう。あまりにつりあげると、人々は買わない。スーパーは安い品を輸入して、安くするからだ。
食料品の物価は異常に高騰しない。それが、妥当な予測である。PCもだ。ついでに自動車もそうだろう。トヨタの車も半分は海外で作っているようなものだし。電化製品も高くならない。そんなことをしたら、韓国・中国に競争力で負けるからだ。
というわけで、生活必需品のたいていのものは、価格は世界的に固定されているに等しいから、それよりも上がらない。悪性のインフレなどは、日本を経済封鎖しない限り、けっして起こらないのである。
今また、TPPで日本の貿易はさらに開放される。グローバル化によって、日本国内のあらゆる価格は、ますます世界の平均物価に近づく。日本は物価が高い国なので、値段は下がるのである。
つまり、日本はことさら悪性インフレににりにくい国だ。自由貿易の度合いが高い日本では、デフレにはなりこそすれ、インフレにはなりにくい。ただ、円が安くなっている分だけは、物のの値段は高くなる。
日本が、これまでデフレだったのは、グローバル化によって、貿易が拡大され、世界の物価の平均に近づいて、そのため下がったという側面もあっただろう。
ともかく、急激なインフレは起き難い。それが日本である。