ミニマリストは究極のダイエッター
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シンプルライフを極めると、何も持たない生活がその向こうに突然、現れます。
どんな生活が望みでしょうか?もちろん、贅沢三昧な生活に魅力がないわけではありません。欲もあります。自分の心の中を覗いてみると、無尽蔵に湧き出る欲望の泉を目の当たりにして、自分自身のことながら、そら恐ろしくなります。
昔のことわざに、「起きて半畳寝て一畳」というものがあります。自分が生きていく上で、どうしても必要な空間は、起きているときは半畳で、寝ているときでも一畳もあれば充分だろうという意味です。
「天下取っても二合半」というのもあります。たとえ天下人であろうが、一食に二合半ほどの米を食えば、腹がいっぱいになって、ごちそうさまするのが当たり前だと言っているのです。
驚くほど、昔のことわざには真理が含まれています。
そしてミニマリストこそが、ダイエットの神髄です。
ただし、ただ念仏のようにミニマリストミニマリストと唱えても、本当の持たない暮らしには行き着けません。持たない暮らしを望むのであれば、望まない自分を作り上げる必要があります。物欲と食欲には非常に多くの共通点があります。無理やり抑えつければストレスが生まれ、思わぬリバウンドに見舞われる可能性があるので、ダイエットにしろ、ミニマリストへの挑戦にしろ、慎重に行う必要があるのは、言うまでもありません。
このあたりの方法論は、「眠りながら成功するか、それとも読むだけで痩せてみるか」という記事で詳しく説明しています。
要約すれば、必ず、達成できる5つの事柄を書きだして、朝晩、読み上げろという内容です。必ず達成できる項目なので、毎日、達成感と共に幸せな気分を味わえます。幸せな気分はやがて本物の幸せを運んでくれる。
楽しいから笑うんじゃなくて、笑うから楽しいわけです。
この法則はまさに、ミニマリストへの最短の道程だと私は断言します。持たなくても幸せを味わう必要はあるし、実は持たないわけではなくて、望んでいないのだと、自分自身に向かって問いかけてみてください。欲しくても我慢してるんじゃなくて、ただ単に、いらないから持っていないだけです。
ダイエットでも同じことが言えます。
たとえば手の甲には、ほとんど贅肉は付いていません。
これは脳が手の甲には贅肉が必要ないのだと、認識しているためです。それではウエストや太ももなども、手の甲と同じような理屈で贅肉が付きにくくできるのでしょうか?答えはYESです。
もしも脳がウエストや太ももなども、手の甲と同じように贅肉が必要ないと判断すれば、すっきりしたスタイルを無理なく手に入れることができます。
では念仏でも唱えるような調子で、ウエストや太ももと手の甲は同じと、何度もやってみれば効果はでるのでしょうか?
残念ながら、答えはNOです。
そんなに簡単に脳を動かせるのであれば、もうとっくにこの世の中は善人だらけになっていますし、戦争なんか二度と起こらないような世界になっているはずです。
でも現実は違います。
このあたりは、「ダイエットで成功するために、ヨーヨー現象には要注意」に詳しく書いています。
むしろ意図した言葉とは逆の効果をもたらす危険まであるので、安易な方法ではとても、潜在意識を自在に操ることなどできません。
ただし方法はあります。
「眠りながら成功するか、それとも読むだけで痩せてみるか」で書いているように、容易に達成できる項目で、必ず幸せな気分を味わえる事柄を探せばよいだけです。
毎日、簡単に達成できる項目を達成して、幸せな気分になる。
そうすれば、幸せのほうからこちらへやってきます。それがどんな幸せであるのかは、考える必要はありません。すべて潜在意識が承知しています。
ダイエットにしても、ミニマリストとして生活するためにも、有効な手段になります。
ミニマリストは、我慢して行う種類の生活ではありません。
持たないのではなくて、望まなくてよい生活を考えるべきです。むやみに家の中にあるものを捨てる必要もありません。
使える物は使えばいいんです。
ミニマリストの名を借りて、自分自身を縛るのはやめたほうがいいです。無意識で、しかも確実に反動がきます。そのあたりがダイエットとそっくりですね。
自然に気負わない生活をするのなら、今ある物の価値をもう一度再確認して、感謝しながら使うべきです。
変なルールを作ってそれにがんじがらめになり、使える物まで捨てるのが、ミニマリストだとしたら、私はそんな生活に憧れたりはしません。
ルールに縛られた生活なんて、何十年も前に、自然に帰れなどと叫んだヒッピーと同じだと思います。
くれぐれもルールに縛られた自由と、本当の自由をはき違えないようにしてください。
私は新たに何も欲しいとは思いませんが、今、使っている物には愛着があります。愛着のある物を上手に使いながら、なおかつ持たない生活を楽しみたいと考えています。
ミニマリストが、リサイクルショップのバレンタインチョコのようにならないことを祈って、筆を置きます。
最後まで読んでいただいて、本当にありがとうございます。
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