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水星に「水」確認の探査機 役目終え落下
5月1日 7時48分

太陽に最も近い惑星「水星」に水が氷の形で存在することを初めて明らかにしたアメリカの無人探査機が、日本時間の1日朝、水星に落下して衝突し、4年に及んだ探査を終えました。
これはNASA=アメリカ航空宇宙局が日本時間の1日に発表したもので、アメリカの水星探査機「メッセンジャー」が午前4時半ごろ水星に落下して衝突し、探査を終えました。
「メッセンジャー」は、水星の周りを回る軌道を飛行し続けながら観測を行った初めての探査機で、水星全体の地形を初めて明らかにしました。
さらに、太陽の光が当たらない北極と南極にあるクレーターには氷があることを明らかにし、表面の温度が最高で450度まで上がる惑星にも水が存在しうることを突き止めました。
「メッセンジャー」は燃料がなくなったために飛行の高度を維持できなくなり、落下したということで、NASAは「十分に役目を果たし、想定以上の成果を収めた。得られたデータをさらに分析して新たな発見につなげたい」とコメントしています。
水星を巡っては、JAXA=宇宙航空研究開発機構も早ければ来年の夏ごろに無人探査機を打ち上げる計画で、水星の成り立ちの解明が進むことが期待されています。

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