安倍首相:米議会関係者に日米の信頼強調
毎日新聞 2015年04月30日 20時37分(最終更新 05月01日 02時55分)
【ワシントン高山祐】安倍晋三首相は29日夕(日本時間30日午前)、ワシントン市内で、民主党のペロシ下院院内総務ら米議会関係者らと会談した。首相は日本の首相として初めて行った上下両院合同会議の演説について「戦火を交えた両国が和解を経て人類が直面する課題に手を携えて貢献する力強いメッセージを伝えることができた。日米両国は揺るぎない信頼で結ばれた関係だ」と述べた。
首相はこれに先立ち、同市内の米国商工会議所で懇談。ドナヒュー会頭は環太平洋パートナーシップ協定(TPP)について「高いレベルのTPPは経済成長や雇用の原動力として日米両国の共通利益だ」と指摘。首相は「国内の構造改革を進め、経済連携によって広い経済圏に打って出る。日本を世界で最もビジネスしやすい国にすることを目指す」と述べた。
首相は30日午前(日本時間同日夜)、ワシントンを出発し、米西海岸のサンフランシスコとロサンゼルスを訪ねる。