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ユーロ圏の物価 横ばい デフレ懸念緩和
4月30日 23時53分

単一通貨を導入しているユーロ圏の消費者物価指数は、前の年の同じ月と比べて4か月連続でマイナスの状態が続いていましたが、4月の速報値は横ばいとなり、ユーロ圏で続いているデフレへの懸念がひとまず和らぐ形となりました。
EU=ヨーロッパ連合の統計局が30日発表したユーロ圏の今月の消費者物価指数の速報値は、前の年の同じ月と比べて横ばいとなりました。
ユーロ圏の消費者物価指数は、先月まで4か月連続でマイナスとなっていましたが、今月は横ばいとなったことで、ユーロ圏で続いているデフレへの懸念がひとまず和らぐ形となりました。
これは、原油価格の下げ止まりでエネルギー価格の下落幅が縮小したことや、ユーロ安による輸入価格の値上がりで食品価格の上昇幅が拡大したことが主な要因です。
また、ヨーロッパ中央銀行は先月から、各国の国債など幅広い資産を買い入れて市場に大量の資金を供給する量的緩和を始めていて、市場ではその効果が浸透し始めているという指摘も出ています。
ただ、ユーロ圏ではギリシャへの金融支援を巡る協議が難航し、ギリシャが債務不履行に陥るのではないかという懸念も出ていて、ユーロ圏の景気の先行きは依然不透明な状況が続いています。

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