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豪産牛肉 輸入増加でセーフガード基準超4月30日 23時51分
日本とオーストラリアとの間で締結されたEPA=経済連携協定によって関税が引き下げられたオーストラリア産の冷蔵牛肉は、協定が発効した1月以降輸入量が増加し、農林水産省は政府間で事前に取り決めたセーフガードの発動基準を超えたと発表しました。ただ、新年度に入っているため関税の引き上げは行われません。
日本とオーストラリアのEPA=経済連携協定はことし1月15日に発効し、オーストラリア産の冷蔵牛肉の関税は38.5%から32.5%に引き下げられました。
農林水産省によりますと、1月15日から先月までの冷蔵牛肉の輸入量は合わせて2万4706トンとなり、政府間で事前に取り決めたセーフガードの発動基準である2万1667トンを超えました。
セーフガードは国内の生産者を守るため、一定の輸入量を上回ると関税を一時的に引き上げることができる制度ですが、すでに新しい年度に入っているため、関税の引き上げは行われません。
基準を超えた3000トン余りについては今年度の輸入量に上乗せし、セーフガードを発動するかどうかの算定に使われることになります。
日本とオーストラリアのEPAでは、ことし4月から2年目とする扱いになっており、今年度の冷蔵牛肉の関税は31.5%とさらに1%引き下げられています。
農林水産省によりますと、1月15日から先月までの冷蔵牛肉の輸入量は合わせて2万4706トンとなり、政府間で事前に取り決めたセーフガードの発動基準である2万1667トンを超えました。
セーフガードは国内の生産者を守るため、一定の輸入量を上回ると関税を一時的に引き上げることができる制度ですが、すでに新しい年度に入っているため、関税の引き上げは行われません。
基準を超えた3000トン余りについては今年度の輸入量に上乗せし、セーフガードを発動するかどうかの算定に使われることになります。
日本とオーストラリアのEPAでは、ことし4月から2年目とする扱いになっており、今年度の冷蔵牛肉の関税は31.5%とさらに1%引き下げられています。