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 西日本鉄道は、本社などが入る福岡・天神のオフィス・商業ビル「福岡ビル」を建て替える方針を固めた。新ビルは地上15階建て以上にする計画で、2022年度の完成をめざす。建て替えを担当する部署を7月に新設し、ビルの設計の詳細などを今後詰める。

 福岡ビルは天神地区の中心部に立地し、明治通りと渡辺通りという二つの大通りの交差点に面している。地上10階地下3階建てで、延べ床面積は4万3千平方メートル。西鉄の本社が5、6、10階にあり、オフィスや飲食店、雑貨店、書店「TSUTAYA」なども入る。

 1961年の完成から半世紀以上が過ぎて老朽化が進み、建て替えを検討していた。航空法に基づく市中心部の高さ制限やビルの容積率を緩和する方針が決まったことを受け、建て替えを決めた。投資額は約400億円。