辺野古阻止:5月17日に県民大会…沖縄

毎日新聞 2015年04月30日 23時31分(最終更新 04月30日 23時32分)

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設阻止に向けた県民大会の開催が決まった。沖縄県議や市民らが30日に設立した実行委員会が明らかにした。大会は5月17日に那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で開き、3万人以上の規模を目指す。

 28日の首脳会談で「辺野古が唯一の解決策」と確認した日米両政府に対し、沖縄は反発が強まっており、大会で移設反対の民意を改めて突きつけるのが狙い。沖縄の姿勢を米側に伝えるため5月末にも訪米する翁長雄志(おなが・たけし)知事も参加する見通し。日本政府と沖縄の溝がさらに深まりそうだ。

 県民大会は沖縄特有の住民運動で、これまでも米軍基地問題など政治課題に対する異議申し立ての民意を県内外に示してきた。【佐藤敬一】

最新写真特集