大津智義、古賀大己
2015年3月13日10時13分
東京電力は、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの大手携帯電話3社と月内に事業提携の交渉に入る。来年4月の家庭向け電力小売りの自由化に合わせて、電気と通信のセット販売で利用料金を割り引くサービスを始める。
東電は、電気と通信のセット販売について、大手携帯3社からサービスや事業内容の提案を今月から募り始め、6月にも提携先を1社に絞り込みたい考えだ。業種を超えた提携が活発になり、利用者にとっては便利なサービスが増えそうだ。
来春からの電力自由化で、各地域で1社しか販売が認められなかった「地域独占」はなくなる。東電が2700万世帯の顧客を持つ首都圏は、関西電力や中部電力のほか、ガスや石油各社も電力販売への参入を表明しており、競争が激しくなりそうだ。
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