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2015.04.30 Thu
霊感ガオちゃんみずのじだい 日記
霊感ガオちゃん
かたりて ガオガオちゃん
ねこはみんな霊感あるんだけどな
こくまに言われたんだ
「 お前の霊感は みんなと何か違う 」って
俺は王家のねこだ
霊感の種類も違う
あーーーーー
時が昔だったらな 俺は今は宮殿で暮らしていたんだけどな
だが
こくちゃんの言いたいこともわかるんだ
こくま達はな 生理的欲求に基づく霊感だ
睡眠欲 食欲
それに基づく霊感だ
まあそれは動物全般にある
透明オーラの霊感と言った方がわかりやすい
その霊感はな
太陽や月の光
大地や風や 水 海 植物の動き そういうものから読みとるんだ
だがな
俺の霊感はそれとは違う
まわりのねこ達から読みとる霊感だ
こくまやくまくまも えんえんも
その傾向は多少あるんだが
ガオちゃんの方が生粋なんだ
それはねこのエネルギーを読む
元祖の能力と言えるのかもしれない
そしてな
白いオーラとは この霊感も発動させるんだ
同族や 同種の仲間たちの心や エネルギーを読みとって
同族達から いち早く情報と現実を集めるんだ
要は白いオーラの霊感とは
人に例えれば 人の心を読み 人から富を集めてくる 現実に即した霊感なんだ
そしてな
この俺に どうして白のオーラと 同族の気持ちを読む能力が宿ったかと言えば
それを話すと昔になるがな
ある種の突然変異ちゃんだったんだ
まあ要は俺のご祖先様は
まわりのねこ達よりも 弱くて 気に飢えていたんだ
気に飢えるとな
白のオーラになるんだ
だって色がつかないぐらいの気の量だからな
気に飢えてる気の色なんだ
ほら
子供だって 大人に比べると気に飢えてるだろ?
それが子供の純白オーラの正体なんだ
そしてな
純白オーラだと いつも気に飢えてるから
より好みがあまり無いんだ
空白だと どんな気でも吸いたいと想う
より好みが出るのは 気に色がついてる種族なんだ
好みがつくとな
それは自然と気の色にあらわれるんだ
そしてガオちゃんのご祖先様や
ドール達のように 同種の気を食べる種族が 同種族の中で現実や力を即効的に手にする力となったんだ
要は一から 太陽や月を見て 自分の富を育てるというより
富がある人達の気配や 気を見て そこから富を集めてくるのが 白の気の能力者なんだ
そんな感じの事を こくちゃんに説明した
そしたら こくまは言ったんだ
「
ずるい! お前だけずるい! 」
「
お前だけで歩くたびに たくさんの人間から
かわいいかわいい言われてたのは お前が人の心や気配を読めるからなんだな
人から現実を持ってこれる白いオーラをしてるって 無意識が感じていたからなんだな 」
「
俺は白いオーラじゃない
ぴかぴかで 素は透明だけど 色がついてるんだ!
俺は お前ほどハアハア 気に飢えてないんけどな
ハアハアしてるお前の方が アイドルねこにされてたんだな
こくちゃんだって 雑誌の表紙になりたいんだ!
お前みたいに歩くたびに かわいいって言われたいんだ! 」
俺は想った
弱さが強さだな
最弱は最強キャラなんだぜ
ハアハアしようぜ