鹿児島県 -Kagoshimaken-




 鹿児島県は九州南部に位置する県で、観光名所としては桜島が有名です。ですが、その桜島から降り注ぐ火山灰により、県全体が灰に覆われた灰色の街でもあります。火山灰により空は一面覆われており、真昼でも夕方程度の明るさしかありません。そのため、鹿児島人は極端に光に弱く、強い光を浴びると苦しみます。


   【県民性】

 鹿児島人は別名を「薩摩隼人」ともいい、非常に勇猛な性格で知られています。彼らの多くは農民であり、野良仕事の合間に示現流と呼ばれる剣術修行を行います。示現流の稽古は、ゆすの木で作った木刀を用い「キィエエエェー」「チェストー」などと叫びながら、立ち木を滅多打ちにする壮烈なものであり、鹿児島人は時と場所を選ばずこの修行を行います。大通りなどでは、一本一本の街路樹に薩摩隼人が一人一人張り付き木刀を振るっており、その勇壮な光景は「さすがは薩摩隼人」と観光客の胸を打つこと間違いありません。ただし、この示現流の稽古により、県内の街路樹はほとんど枯れ果てています。
(上:縄文杉で稽古をする薩摩隼人が近年問題になっています)

 勇猛で知られる薩摩隼人ですが、その分、気性も荒く、観光客は注意が必要です。隼人とは元々ヤマト王権から異民族視された集団であり、しばしば中央に対し反乱を起こすなど、極めて反骨精神の強い民族です。さらに、江戸時代末期に倒幕の中心となったことから「自分たちは都民よりも偉い」と思い違いをしており、都民の観光客に対して挑発的な態度を取る者も多いです。その挑発に応じてしまえば、彼らは直ちに抜刀し、示現流で斬りかかってくるので注意して下さい。

 この薩摩隼人の習性は江戸時代末期より都民の悩みの種でした。当時の警察長官であった近藤勇が「示現流は初太刀を外せ」と都民に警告したほどです。薩摩隼人には「二の太刀要らず」という決まりがあり、初太刀を外されると潔く自刃するためです。鹿児島人に襲われた場合、とにかく初太刀を外すよう心がけましょう。

 なお、薩摩隼人は「オイ、コラ」など口汚い言葉を使ってきますが、これは鹿児島弁における単なる人称代名詞に過ぎません。挑発されたと思い、過敏な反応をしないよう気をつけて下さい。

オイ【一人称・私】
例:「オイはサツマイモが大好きでごわす」

コラ【二人称・あなた】
例:「コラ、サツマイモ食うでごわす」


  【グルメ】

 鹿児島県のグルメといえば、すぐに思いつくのが芋です。サツマイモの名の通り、薩摩と芋は切っても切り離せない関係にあります。薩摩といえば芋なのです。鹿児島人の主食も当然サツマイモであり、鹿児島では安価にサツマイモを楽しむことができます。

 ですが、当の鹿児島人は、サツマイモは程度の低い食べものと考えているため、サツマイモばかり食べていると貧乏な都民だと馬鹿にされてしまいます。鹿児島県でも上層階級の人間はサツマイモではなく、都民と同様、米を主食にしています。


(上:高級食材)
 ただし、鹿児島人の米の食べ方は都民のそれとは少し異なります。鹿児島では、まず子犬を殺して腹を割き、内臓を取り出した後、そこに米を詰めます。そして、子犬ごと丸焼きにし、腹の中で蒸された米を食べるのです。これは「えのころ飯」といい、鹿児島における最も贅沢な食事とされています。稲作に不向きなシラス台地では米は貴重品であり、また犬も乱獲によって鹿児島にはほとんど存在しないため、えのころ飯は一部の上層階級しか味わうことができない高級料理です。観光客は一部の高級レストランでのみ、えのころ飯を楽しむことができます。


  【イベント】

 薩摩隼人が日常的に行っている競技が「ひえもんとり」です。ひえもんとりとは、死刑囚の遺体に数人でかぶりつき、皮膚や肉を噛み千切って、一番早く胆嚢を取り出したものが勝ちとなる競技です。娯楽の少ない鹿児島県では、老若男女分け隔てなく参加できるひえもんとりはとても人気のある競技で、週末は県民こぞってひえもんとりに熱中します。なお、最も早く胆嚢を取り出した選手にはサツマイモが与えられます。


(上:ひえもんとりの参加者。競技は
主にスーパーマーケットで行われます)


  【注意点】

 鹿児島観光において気をつけるべき点は二つあります。「県民性」の項にて説明した鹿児島人の気性の荒さと、もう一つは、桜島から降り注ぐ火山灰です。

 火山灰は年中休みなく鹿児島県全域に渡って降り注いでおり、鹿児島県を観光するならば、火山灰が体にかかることは諦めるしかありません。防塵マスクをつけておけば健康上の問題はないでしょう。

(上:火山灰で埋まった鹿児島の家屋)


 ですが、問題は日に数度降り注ぐ火山ガラスの存在です。火山ガラスとはマグマが急に冷えた時にできるガラスのことで、日に数度、火山灰中のガラス濃度が非常に高くなる時があります。火山ガラスを多く含んだ火山灰は極めて危険であり、火山ガラスによる死傷者は1980年代まで年間1万人を超えていました。しかし、現在では鹿児島地方気象台による降灰予測の発達に伴い、火山ガラスにより命を落とす人は年々少なくなっています。火山ガラスが降る際には県内全域にサイレンが鳴り響きますので、サイレンが聞こえたら室内に篭って火山ガラスを遣り過ごしましょう。言うまでもないことですが、サイレン中の外出は大変危険ですので、決して出歩かないで下さい。

(上:逃げ遅れた鹿児島人)
 なお、現在では都民の間でも「鹿児島ではサイレンが鳴ったら外に出てはいけない」ことが周知の事実となっていますが、以前はそのような注意事項は認知されていませんでした。そのため、観光客は村長などから「サイレンが鳴ったら外に出てはいけない」と口頭で警告されるだけで、サイレンを聞くと意味も分からず民家に避難していたといいます。そして、サイレンが鳴り終った後で外に出てみると、屋外では逃げ遅れた鹿児島人が全身をガラスに貫かれ、血まみれで絶命しているわけです。また、被害者が流した血で、海や川の水は真っ赤に染まります。事情も知らない都民が突然こういった光景を見れば、あまりの恐怖からパニックに陥ることは必然です。

 そうして、パニックに陥り、慌てて東京に戻った都民が「サイレンが鳴ったら外に出てはいけない」「赤い水」「光に弱い鹿児島人」などをうわごとのようにつぶやいたため、「鹿児島は不気味で恐ろしい街」という間違ったイメージが都民の間に広まってしまいました。そういった鹿児島に対する誤ったイメージから作られたゲームがPS2専用ソフト「SIREN」です。現在は、火山ガラスも都民に十分認知されており、以前のような誤った鹿児島のイメージは払拭されています。


【観光難易度 ★★★☆☆




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