政府は28日未明、大地震に見舞われたネパールに、自衛隊を国際緊急援助隊として派遣すると発表した。医療援助チーム約110人と、空輸部隊約160人で構成。現地で医療活動を行うとともに、航空自衛隊のC130輸送機で必要な機材や物資を日本から空輸する。

 中谷元防衛相が27日、自衛隊行動命令を出した。第1陣の約20人が準備が整い次第、ネパールに向けて出発。第2陣以降の派遣は30日以降となる見通し。

 菅義偉官房長官は28日午前の記者会見で、ネパール政府から医療部隊の派遣要請があったと説明。「引き続き邦人保護、ネパールへの支援に全力で当たっている」と強調した。邦人の安否に関する新たな情報はないという。 

[時事通信社]