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伊藤忠 中国でネット通販事業 参入へ
4月30日 21時35分

大手商社「伊藤忠商事」は、中国で日本製の衣料品などの人気が高まっていることから、現地で新たにネット通販事業に参入すると発表しました。
発表によりますと、伊藤忠商事は、中国最大の政府系金融グループ「中信集団」と、中国でスーパーなどを運営するタイの「チャロン・ポカパングループ」などと共同で、現地でのネット通販事業に参入します。
日本の大手商社が中国でネット通販に参入するのはこれが初めてで、中国の消費者に人気が高い日本の衣料品や日用品、家電などを中心に、10万点規模の品ぞろえを目指すとしています。
伊藤忠はことし1月、「チャロン・ポカパングループ」と共に、「中信集団」の中核会社におよそ1兆2000億円の出資を決めるなど、3社はすでに中国のビジネスで提携関係にあります。
今回のネット通販事業は上海の経済特区に拠点を置いて、通関にかかる時間やコストを大幅に減らすとともに、中信集団が持つ取引先やタイ企業が持つ物流網を活用して3社による相乗効果を高めたいとしています。
経済産業省の試算では、中国の消費者が日本企業のサイトを通じて商品を購入した金額は、おととし3900億円余りで、5年後の2020年にはその2倍に増える可能性があると予測されています。

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