2008年 09月 29日
【野洲高校サッカー部観戦記】高円宮杯対市立船橋高@西が丘サッカー場① |
5-1 WIN!!
これぞまさに野洲スタイル!!関東のサッカーファンに野洲フットボールの素晴らしさを魅せてくれました!!本当に幸せな90分。おかあさん、産んでくれてありがとうっ
【試合開始前】
いやー、本当にいい試合でした。関東のサッカーファンに野洲のフットボールの楽しさを充分に伝えることができたと思います。この試合を観戦して、いっそう野洲が好きになりました。
『市立船橋』と言えば、誰もが認める高校サッカーの伝統校。前戦で東京ヴェルディユースに勝利しているとはいえ、決して気は抜けない相手。そして今年のインターハイ優勝校。対する野洲はインターハイでは不本意ながら1回戦敗退。過去に遡れば、全国高校サッカー81回大会で負けたのも相手が市船。さらに乾選手を擁した85回大会で負けたのが同じ千葉の八千代高校。野洲は千葉勢に分が悪い。しかも試合会場は東京。伝統校・市立船橋のこと、父母会・市船ファンなどの多数の応援団がいることだろう。野洲にとっては完全にアウェー。野洲と市船の前はFC東京U-18と桐光学園の試合があった。FC東京の応援の方が何人も残っていました。「次、ヤスとイチフナがくるんだよね。」的な会話。そのほかにも前の試合から引き続き観戦という方が多数。市船応援の父母さんらしき人々もゾクゾクやってきます。観客は2000人だそうな。あぁ、やはりここは東京砂漠。野洲にとっては完全アウェー。。。でも大丈夫!!野洲はいつだってアウェーでやってきた。野洲G以外はいつも相手応援団のほうが盛んで人数も多かった。それでも野洲は勝ってきた。うん。野洲の選手達はそんなにひ弱じゃないのさ。女性誌的にいえば「強くてしなやかな生き方」。総合月刊誌(中央公論とか世界おか)的には「得意悠然、失意泰然。僕は完全アウェーで憎たらしいまでに強い!!、そんな試合を期待していた。
「関東の人たちに、野洲のフットボールを見せてほしい。」
否、
「見せつけてほしい!!」
そう願いながら試合開始を待つ!!「市船なんかやっつけちまえー!!」「楽しいサッカーをみせてくれー!!」と絶叫したいのをおさえつつ大人しく試合開始を待つ。。。
【試合内容】
試合の模様をすでに他のブロガーさんたちが書いていますのでそちらを参照のほどを。
★こちょうのゆめ★には素晴らしい動画がアップされています。
★むうみぃの日記★ではいつもどうりの詳細な試合レポが。
試合開始。先制点は市船。PKが壁にあたって跳ね返ったボールをさらにミドルシュート!!見事な決まる。やはり市船は強いのかぁ。。ガックリ・・。しかしこの「失点」は野洲劇場開幕のファンファーレ。
7番@藤野友貴選手が右サイドを素早くあがり中央へ折り返す。そこに走り込んできたのは8番@潮入啓太選手!!ノートラップランニングボレー潮入シュート!!
Goooooooooooal!!
思わず跳びあがって拳を振り上げる自分(35歳)がいた。
見たか!!これが野洲のフットボール!!
このプレー(詳しくは『こちょうのゆめ』さんの動画を参照してください)には会場全体が異常なまでのヒートアップ!!野洲にとってアウェーであったはずの西が丘。完全に市船にとって完全アウェーとなる。まさにこの日の西が丘は野洲劇場。そしてもっとも観客を引き付けたのは7番@藤野友貴選手。FC東京の応援団の方も、野洲がチャンスを迎えると手を叩いてよろこんでいる。野洲のパスワークに歓声をあげ、野洲の選手のドリブルを嬉しそうに目で追っている。後半に入ると、完全な野洲劇場。観客は「次は何だ?次は何をしてくれるんだ!?」と期待している。市船もなんとか攻めようとするが、中盤で数的優位を確保する野洲のディフェンスの網にひっかっかる。11番@松永俊吾選手が何度もパスカット!この試合、11番@松永俊吾選手のパスカットがさえまくる。11番@松永俊吾選手のパスカットで野洲劇場の「魅せ場」が始まる。DFがクリアせずにドリブルで上がっていくと、スタジアムが沸く。「おいおいどこまで持つんだっ。ハハっ。あそこまで上がるかね。しかし」近くにいたおじさん。8番@潮入啓太選手にボールが渡る。会場が沸く。「何をするんだ?何をしてくれんだ?」の期待が膨らむ。春先に通らなかったヒールパスが面白いようにつながる。選手間の連携が上手くいっている証拠だろう。ドリブルで前へ進むと思わせて、ヒールでボールを置き去りにする。相手選手も観客も一瞬「?」なる。しかしボールには次の選手が走りこむ。まるで最初からヒールパスを出すことを知っていたかのように。8番@潮入啓太選手が踊るような華麗なステップで中に切れ込んでいくと思わせて、アウトサイドで右前のあいたスペースにパス。そのスペースには7番@藤野友貴選手が走りこむ。会場が沸く!!7番@藤野友貴選手はあえて市船DFに向かってドリブル!そして2人を難なくかわす!まさに「翻弄するドリブル」。何度も正確で長いグラウンダーのパスが7番@藤野友貴選手に通る。そして観客を魅了するキレキレのドリ。
「あの8番のコ、うまいなぁ~」
「7番、7番だよ。あのコのドリブルは、いったいなんだい?」
21番@卯田堅悟選手が小さい円をかいて回転する。ウダルーレットを披露。
「ははっ。すげーな。廻っちゃってるよ」
「この子たちはスゴイね。まいっちゃうなぁ」
と近くにいたおじさん。すっかり目をピカピカさせて野洲劇場を楽しんでいる。観戦した試合の数はけっこう自慢できる僕だけど、こんなに野洲スタイル全開の試合は初めてだ。いままで一番楽しい試合。それもサッカー専用スタジアムで見られるなんて本当に幸せ!!
今日は有料試合で1000円払ったけど、
オレ、今日の試合、1万円払っても惜しくないよ!!
(関東弁)
【野洲の選手は素敵】
ハーフタイムでいつものように、野洲のリザーブの選手達がピッチでキックの練習をし始める。小さい子が一番近くにいた松原選手を背番号で呼ぶ。松原選手は笑顔で応える。喜ぶチビッコ。思えば、こんなに選手と一般の観客の距離が近いのは野洲の特徴。彼らは、知らないちびっこファンに気軽に話しかける。他人との垣根の低さは関西の人達の大きな美徳だが、野洲の選手達は特別気安いように思える。屈託なく笑顔で、小さいサッカー選手やファンに話しかけている姿をよく見る。プロではないのだからファンサービスなんてしなくていいハズ。彼らは高校生。いや意図的なものではなく、気安くて屈託のないコ達が野洲のサッカー部には集まるのかもしれない。これはチームカラーなのかもしれない。後半に入ると、ハーフタイムに2番@松原賢志選手へ声援を送っていたチビッコの一人が大きな声で「やすぅ、だいにんきですよー」。観客席が少し沸いた。7番@藤野友貴選手が給水に来たときにチビッコ達が再び声援を送る。7番@藤野友貴選手は笑顔で手をあげて応える。これにはチビッコのお母さん達も大喜び。僕はなんて魅力的なチームを応援しているのだろう。お馴染のブロガーさんたち以外にも関東の野洲ファンもこの試合を楽しみにしていたようです。野洲のおっかけ、ということでは先輩です。
【ランラン☆カンカン アンダーカバー大作戦】
笑う西が丘◆高円宮1次ラウンド第3日[2]野洲-市船[レポ]
ぼくらの西が丘◆高円宮1次ラウンド第3日[1]
ランカンさんの記事を読んで、本当に嬉しくなってしまいました。
本当に共感できるところだらけでした。
【福本匠吾選手が還ってきた!!】
前の試合でFW・MFの福原拓己選手が還ってきた、ということをお伝えしました。そしてこの試合、見慣れない4バックの右SBには見慣れた選手!!スラリとしたスタイル。優しそうな顔。そして風を切るような俊足。福本匠吾選手が入っていました!!還ってきたー!福本匠吾選手といえば、昨年の選手権を経験した力のある選手。9番@上田大輔選手と並ぶ俊足を持つDF。プリンスリーグ開幕時には俊足を活かした攻撃参加を期待され上田大輔選手とともに4バックのSBを任されていました。この日も4バック。でも上がらない4バックのSB。しかし俊足は変わらずでした。
【楽しいフットボールをお求めの方は滋賀県へ!!】
この試合、本当に楽しかった。野洲のフットボールは本当にオモシロイ。関東まで観に来てよかった。そしてずっと野洲の試合を追ってきてよかった。感動した!!そしてフットボールって本当に楽しい!!と思った。それは僕だけじゃなく西が丘で野洲と市船の試合を観た人の殆どが思ったことだと思う。最高の野洲のフットボールが観れたことに満足。そして関東の人たちに野洲のフットボールの素晴らしさを観てもらったことにも満足。本当に会場で観ていた人たちは楽しそうでした。その姿をみて僕はシアワセな気分になっていたました。「あぁ、関東にも野洲の試合を楽しみにしていた人たちがいたんだな」と。そして「こんな楽しいフットボールを僕はいっつも観ているのですよ」とちょっと優越感。
本当に野洲ファンで良かった!!!
輝け!!湖国の星・湖国の誇り!!
福原・福本両選手も還ってきた!役者は揃った!!
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Tags:#野洲高サッカー部観戦記
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by sazanami226 | 2008-09-29 01:07 | 野洲高サッカー部