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押井守が暴力や性の直接描写を解禁、最新作「東京無国籍少女」予告編届く

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「東京無国籍少女」のワンシーン。(c)2015東映ビデオ

「東京無国籍少女」のワンシーン。(c)2015東映ビデオ

押井守の監督最新作「東京無国籍少女」が7月25日より全国で公開される。

「東京無国籍少女」は女子美術高等専門学校を舞台にしたサスペンススリラー。かつて天才と賞賛されていた生徒の藍と、彼女の才能を利用しようと目論む教員や学校側の特別視に嫉妬する同級生たちの姿を緊張感たっぷりに活写する。

心に傷を抱え周囲を遠ざける藍を、「TOKYO TRIBE」の清野菜名が演じる。同作で映画初主演を務める清野は「今回は表情で表現することがほとんどで、意思は強いんだけど、どこか切ない。反比例する感情が多かったので台詞がないのもすごく難しいなと思いました」とコメント。そんな清野の言葉に対し押井は「ときおり放つ冴えた殺気が魅力的」と賛辞を贈った。

このたび発表された予告編には、血しぶきを浴びる清野や地震によって亀裂が走る学校の廊下など、ショッキングなシーンが多く収録されている。押井が「そろそろ自分自身で設けていた枠を外そうと考えていました。直接的な暴力や性的な描写を解禁しても、自分の映画は変わらないようです。意外にも愉しんで演出できました」と胸の内を明かしており、新境地を予感させる。

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