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ピースおおさか、反対派約10人が横断幕で抗議 偏向展示改め客観的展示で再オープン
大阪府と大阪市が共同出資する財団法人「大阪国際平和センター」(ピースおおさか、大阪市中央区)で30日、午後の改装オープンを前に記念式典が開かれた。
松井一郎大阪府知事らが出席し、大阪空襲の犠牲者約9千人の氏名が刻まれた中庭のモニュメント「刻(とき)の庭」で献花した。
ピースおおさかをめぐっては、いわゆる「南京大虐殺」関連の写真などが展示されていたが、「自虐的」との批判を受け、信憑(しんぴょう)性が明らかでない資料や、著作権が確認できない写真を廃棄処分し、慰安婦に関する展示も取りやめた。また、改装前の展示に使用されていた「侵略」という表現もなくなった。
新たな展示は大阪空襲に特化するなど、次代の担い手が戦争の悲惨さや平和の尊さを理解できるよう「子供目線」を重視した。
式典後、展示を見学した松井知事は「感情をあおることなく、事実に基づいた冷静で客観的な展示に変わり、満足している」と感想を述べた。
式典が行われた会場の入り口では、改装に反対する市民約10人が横断幕を掲げたり、改装を批判するチラシを通行人に渡すなどして抗議の姿勢を示したが、大きな混乱はなかった。
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