「ピースおおさか」 改装オープン
戦争に関する資料を展示している「ピースおおさか」がきょうリニューアルオープンしました。
改装によって日本による「加害」の展示はなくなりました。
今回の改装で「ピースおおさか」の展示内容は日本が大阪空襲などで受けた「被害」や戦争当時の暮らしなどが中心となりました。
改装前にあった旧日本軍による捕虜の虐待など「加害」についての展示や「侵略」などの表現はなくなりました。
【松井一郎知事】
「感情的なものを取り入れることによって、理解が偏ってしまう時があるので。客観的証拠に基づいた『事実』を次の世代に引き継いでいくのが我々の役割だと思います。
ピースおおさかでは体感できる展示にすることで「子ども達にも戦争の悲惨さを理解できるよう工夫した」と話しています。
【来館者】
「こういうこと見せながらなら話せるから大変いいことだと思います。」
「あった事実を並べて、せやけど何でなんやという、そこに至った過程とか原因とか結果とか全くないよくわからない。何を意図してるかね。」
「何がほんまかわからん表では反対してる人おるしね」
展示内容の変更について、市民団体などは「日本が侵略した過去に学び、平和につなげるというピースおおさかの設置理念に反している」と抗議しています。
2015年 4月 30日 19時 11分 更新