拙著「できる100ワザ WordPress」が出版されて、そろそろ半年。
その間にも、WordPressそのものや数々のプラグインがバージョンアップされ、新たなプラグインも登場してきています。

そこで今回は、2015年4月末現在における"WordPress初心者にオススメしたいプラグイン"をまとめてみました。

WordPress

はじめに

拙著「できる100ワザ WordPress」では、第2章以降でいろいろなWordPressプラグインを紹介しています。

紹介しているプラグインは、もちろん個人的にオススメするものなのですが、出版から半年も経つと、新しいプラグインがいくつもリリースされてますし、アップデートによって、新機能を実装したプラグインもあったりします。

今回のエントリで、そこの差分を埋めるというわけではないのですが、そうした新しいものも交えて、現時点で初心者にオススメしたいプラグインを、目的別にまとめてみました。

多機能系プラグイン

JetPack for WordPress.com

JetPack

拙著の中では部分的にしか触れていないのですが、これひとつ入れるだけで、新しい記事をソーシャルに自動でシェアしたり、無限スクロールに対応したり、関連記事を表示させたり、セキュリティを向上させたり、バックアップ(有料)させたり・・・などなど、さまざまなことが可能になります。

他にもスマホ対応や、OGP・Twitter Cardsへの対応、独自にテーマのCSSを書き換え可能にしたりなんてこともできちゃう。

ソーシャルメディア関連の機能もコレで十分。新しい記事を更新して各ソーシャルメディアに通知したり、記事にシェアボタンを設置することも、これひとつでOKです。

ただ、別途WordPress.comのアカウントが必要で、連携させなきゃいけないので、そこが初心者的にやや難易度高めかもしれません。
とはいえ、拙著で連携までの流れを詳細に解説してるので、それを参考にしてもらえれば導入はそんなに困らないと思います。

サイトの高速化に役立つプラグイン

Head Cleaner

サイト表示高速化のプラグインとして、あまりに有名。
以前、当ブログでは紹介しましたが、拙著では未紹介だったりします。

というのも、変に設定をいじると、他のプラグインとぶつかって表示に問題が発生する恐れがあったため。単純にページ数の都合もあったんですけど。

基本的に「パラノイアモードを有効」にしなければいいだけなので、初心者の人も入れたほうが良いと思います。

ShortPixel Image Optimizer

ShortPixel

サイトの表示高速化において、基本とも言えるのが画像(メディア)の圧縮。
「ShortPixel Image Optimizer」は、この圧縮作業をアップロードと同時に自動でやってくれるプラグインです。

拙著では同種のプラグイン「EWWW Image Optimizer」を紹介しています。

「ShortPixel Image Optimizer」は、導入に専用のAPIコードが必要と、少し手間は掛かりますけど、圧縮前のファイルをバックアップしてくれますし、何より圧縮率が高いのに画質もそこそこ良いという利点があります。

Zen Cache

WordPressサイトの表示高速化において、ほぼ必ず紹介されるキャッシュプラグインですが、拙著ではコラムで紹介するにとどまっています。

キャッシュプラグインは、割りと設定が難しいのもあって、書籍内で紹介しようとすると、どうしてもページ数を食ってしまうという理由もあって見送ったのですが、「Zen Cache」は、そうした難しい設定がいらないキャッシュプラグインなのです。

プラグインをインストール→有効化

っていう流れだけ。とても簡単。
ただし、細かい設定はできませんし、ページキャッシュとブラウザキャッシュしかできないという欠点もあります。

とは言え、初心者的にはこれで十分とも言えますね。

記事の執筆・編集に役立つプラグイン

TinyMCE Advanced

WordPress初心者の多くが、記事を執筆・編集する場合、HTMLを触らずにワープロソフト感覚で扱えるビジュアルエディタを利用すると思います。

「TinyMCE Advanced」は、そんなビジュアルエディタをパワーアップしてくれるプラグインです。

Image via. WordPress › TinyMCE Advanced « WordPress Plugins 

元々、WordPressデフォルトのビジュアルエディタは、シンプルな機能しかありません。「TinyMCE Advanced」を導入することで、フォントサイズを変更したり、アンダーラインを引いたり、文字に色を付けたりすることができるようになります。

AddQuicktag

「AddQuicktag」は、記事を書く際によく使うHTMLタグを登録し、エディタで簡単に呼び出すことのできるプラグインです。

プラグインの機能が機能だけに、テキストエディタをメインで利用するユーザー向けと思われがちですが、HTMLタグ登録時に設定をすれば、ビジュアルエディタでも呼び出すことができます。

HTMLタグだけでなく、WordPress独自のショートコードも登録できるので、ブラウザから記事の執筆・編集をする人にとって、かなり効率化が図れるプラグインですね。

Auto Post Thumbnail

プラグイン自体の更新は久しくされていないのですが、Macアプリ「MarsEdit」などを利用していると、欠かすことのできないプラグインがこちら。
記事中の画像を自動でアイキャッチ画像(サムネイル画像)に設定してくれます。

本来であれば見合った画像をアイキャッチに採用すべき・・・だとは思うんですが、WordPress初心者の場合、アイキャッチの設定を忘れてしまうことも多いでしょう。
また、執筆環境によってアイキャッチ画像に触れられないケースもあるので、このプラグインを導入してアイキャッチ漏れを防いでおきましょう。

機能を拡張するプラグイン

Breadcrumb NavXT

WordPressサイトに、いわゆるパンくずリストを設置するプラグインが、この「Breadcrumb NavXT」です。

パンくずリストを設置することで、アクセスした人がサイト内を移動しやすくする目的もありますが、内部リンクを緊密化して、サイトの構造をわかりやすくすることで、SEOにも効果があります。

このプラグインを利用するには、インストールしてから、専用のコードをテーマファイルに記述しなければいけないため、初心者には難易度が高いかもしれませんが、テーマ編集を知る一環としてチャレンジしてみましょう。

拙著でも設置方法含め紹介しているので、そちらも参考にどうぞ。

WordPress Popular Posts

WordPressプラグインの中で、とてもポピュラーなもののひとつ。
サイドバーにサイト内の人気コンテンツをランキングで表示させることができるようになります。

プラグインをインストールすると、ウィジェットに「WordPress Popular Posts」が追加されるので、それを利用すれば、特にテーマ編集をしなくてもサイドバーにランキングを表示させることが可能です。

WP Multibyte Patch

日本語版WordPressをインストールすれば、最初からインストールされているプラグインです。

もともとWordPressは英語圏で作られていることもあり、日本語などのマルチバイト文字の取り扱いに弱いという面があります。

「WP Multibyte Patch」はマルチバイト文字の取り扱いを強化し、日本語環境で正しく使えるようにするためには必須と言えるプラグイン。
もし削除してしまったという人は、すぐにでもインストールし直しましょう。

運用を助けるプラグイン

Akismet

「Akismet」はWordPressをセットアップすると、プリインストールされているプラグインです。利用には、WordPress.comアカウントとAkismet APIキーが必要になります。

これを有効化しておくと、スパムコメントやトラックバックスパムを自動的に分類してくれます。

コメントやトラックバックは利用しないという場合には、あんまり必要ありません。

All in One SEO Pack

「All in One SEO Pack」は、SEOに関わる各種機能・設定をすることができるプラグインです。WordPressではとてもポピュラーなもののひとつですね。

かなり多機能で、基本機能であるtitleタグやdescriptionタグ、keywordタグの設定、canonicalタグの設定ができる他、「JetPack」にも搭載されている、OGPタグの出力やsitemap.xmlの出力といったことも可能です。

Broken Link Checker

記事を書くときに、外部サイトへのリンクを貼る機会は多いです。
実際、この記事中でもたくさんの外部リンクを貼っていますが、こうした外部リンクしたサイトが、仮に削除されてしまったり、移転したもののリダイレクトされていないという状況・・・つまりリンク切れを起こしている場合、そのリンクをクリックしたユーザーにとっては大きなストレスになりかねません。

とは言え、こうしたリンク切れを手動で探すのは大変面倒なことですよね。

「Broken Link Checker」はその作業を自動的に行い、リンク切れが起きた場合、管理者がすぐにそれを知ることができます。

Broken Link Checker

リンク切れがあると、ダッシュボード上に表示されます。あとは手動でリンク切れを起こしたリンクを確認し、URLを書き換えたり、リンクを解除したりするなどして対応します。

PS Auto Sitemap

サイトマップを生成するプラグインが「PS Auto Sitemap」です。

検索エンジンにコンテンツを伝えるsitemap.xmlとは異なり、アクセスしてくれた人用に、サイト内のコンテンツを一覧で見せるページを生成することができます。

PubSubHubbub

RSS/Atomの更新情報を、ほぼリアルタイムに受信者に届けることができる仕組みとして、Googleが開発したのが「PubSubHubbub(パブサブハバブ)」です。

なんとなく早口言葉っぽい印象のネーミングですが、その効果は絶大。
Googleの検索エンジンにあっという間にインデックスされます。

WordPressには同名のプラグインがあり、これをインストールし、特に設定することも何もなく、PubSubHubbub規格に対応することができます。

Redirection

「Redirection」はリダイレクトを管理するプラグインです。
リダイレクトとは、あるURLを別のURLへ転送させることを言います。

公開した記事やページのURLを変更した場合などに利用する他、レンタルブログサービスからWordPressに変更したときに、かつてレンタルブログサービスで書いていた記事を移行し、URLが変わってしまうという場合にも利用できます。

Search Regex

「過去の記事の文言をまとめて変更したいぃぃぃ!」という要望に最も応えてくれるのが、「Search Regex」というプラグイン。

Search Regex

記事、あるいはページの内容や概要、タイトル、メタタグ、URL、コメントを対象に、特定のキーワードを一括検索し、さらに変更したいキーワードに一括置換することができます。

セキュリティを向上させるプラグイン

Wordfence Security

世界で最も利用者の多いCMSのひとつであるWordPressですが、それ故に悪意のある攻撃やサイト改竄の被害に遭いやすいと言えます。

そうした被害に遭わないように、セキュリティを向上させなければいけません。

そこで利用したいのが「Wordfence Security」というプラグインです。
このプラグイン、日本語では利用できませんが、脆弱性がどこに潜んでいるのかをスキャンしたり、改竄されたファイルを復元したり、国別にアクセス制限を掛けたりと、豊富な機能を持っています。

日本語でないと使いづらいという場合は、同種のプラグインとして「SiteGuard WP Plugin」もオススメです。

WAF除外ルールも作れるWordPressセキュリティプラグイン「SiteGuard WP Plugin」 

まとめ

ということで、18プラグインを並べてみました。

拙著ではこの他にもいろいろなプラグインを紹介・解説していますが、単純にブログを始めたいという人には、上で挙げたプラグインだけで十分ではないかと思います。

モバイル対応のプラグインがないじゃん!
というツッコミが入りそうですが、初心者の方はモバイル対応に手間を掛けず、レスポンシブデザインのテーマを使ったほうがいいだろうという判断です。

サイトを運用するうちに、だんだんとアクセス数も上がって、いろいろと実現したい機能も見えてくるのではないかと思います。そうなった時は、中級者以上に向けた解説本や、実現したい機能に絞ってググってみるなどして対応していきましょう。

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