この2頭の双子のパンダ元気いっぱいに誕生しました。
順調にすくすくと成長しております。
愛くるしい姿で大人から子どもまで大人気の…
去年12月和歌山で双子の赤ちゃんが生まれました。
名前は…
今も元気にすくすくと育っています。
パンダは1972年日中国交正常化の親善大使として初来日。
東京上野動物園に来たランランカンカンはパンダフィーバーを巻き起こしました
それから40年。
パンダは今も多くの人を魅了してやみません
「NHKアーカイブス」にはパンダの誕生から成長までを世界で初めて記録した番組があります。
パンダは謎に包まれている事が多く飼育員たちは小さな命を守ろうと手探りで成長を手助けします
赤ちゃんが5か月半の時です。
初めて人間の作った食事が赤ちゃんの前に出されますが…。
あ駄目ですね〜。
お皿をひっくり返してしまいましたですね。
赤ちゃんパンダは無事に成長する事ができるのでしょうか
現在絶滅危惧種に指定され繁殖へのさまざまな取り組みが行われているパンダ
そんなパンダを見守る飼育員たちの葛藤も交えながら赤ちゃんパンダ飼育のヒミツを解き明かします
こんにちは。
今日の「NHKアーカイブス」は去年12月に双子の赤ちゃんパンダが生まれた和歌山県のアドベンチャーワールドからお送り致します。
ここアドベンチャーワールドには140種類およそ1,400頭の動物がいるんですが中でも人気が高いのがジャイアントパンダです。
今日本には10頭のパンダがいるんですがそのうちのなんと7頭がここアドベンチャーワールドで暮らしているんですね。
では早速今日のゲストの方ご紹介致しましょう。
タレントの藤岡みなみさんです。
(2人)よろしくお願いします。
芸能界きってのパンダ好きパンダ通という事で今日もこれ手作りで…。
そうなんです。
つけてきちゃいました。
かわいらしいパンダが3頭並んでいます。
で今日ここで桜浜と桃浜生まれてからもう4か月過ぎてますけれどもご覧になって…。
そう今日ね実は初対面だったんです私この子たちは。
もうね本当にもう今のままで止まってほしいっていうぐらい今が一番かわいい時期ですね。
何してもかわいいですね。
そうなんです。
2頭いるからお互いがお互いのまねしたりして。
人間の赤ちゃんみたいにね何かじゃれてるところが本当にかわいいですよね。
藤岡さんは本当に小さい頃からパンダが大好きだったそうで。
そうなんです。
私が小学校5年生ぐらいの時に神戸に引っ越したんですけど同じタイミングで王子動物園にパンダが来たんですよ。
それでその動物園から歩いて10分ぐらいの所に住んでいたので放課後は毎日通ってパンダを見てるうちにパンダってかわいいだけじゃなくて面白いなって思うようになったんですね。
それがきっかけで今でももうパンダにほれてしまってるって感じなんですよ。
見れば見るほど面白い?はい。
面白いですパンダは。
そして今では世界のパンダがいる動物園を巡っていらっしゃるそうですね。
そうですね。
まだ全部は巡れてないんですけどちょっとずつアメリカとか…アメリカも4つあったりしてそれ全部とかメキシコに行ってみたりあと中国にも何度も行ってます。
やっぱり動物園によっては身近に接する事ができたりする…?そうですねやっぱり中国のパンダセンター成都の所とかでは飼育員体験ができたりするので私も飼育員の体験をやったりパンダの赤ちゃんを念願のだっこさせてもらったりもしたんですよ。
まあ。
これは本当に特別な体験というか希少動物で繁殖も難しいのでもう一生の宝物のような思い出です。
今の藤岡さんのお話にもありましたようにパンダというのは今でも分からない事のたくさんある動物なんです。
それゆえ繁殖や飼育もとても難しいといわれているんですね。
これからご覧頂きます番組はそのパンダの赤ちゃんの成長を世界で初めて記録したものです。
ご覧下さい。
スペインのパンダの赤ちゃんです。
名前はチュリーン。
生まれて6か月。
飼育舎の中から出て一般に初めて紹介された時の姿です。
世界でパンダが飼育されているのは8か国ですが赤ちゃんがいるのは中国メキシコそれにこのスペインだけです。
私たちは動物園と協力してこの赤ちゃんが生まれてからカメラでず〜っと撮影してきました。
これからご覧頂くのはパンダの赤ちゃんの8か月にわたる世界で初めての記録です。
スペインの首都マドリード。
王朝風の建物が今も残る古い町並みが続いています。
動物園は市街地から車で30分ぐらい走った所にあります。
この動物園に5年前オスメス夫婦のパンダが仲間入りをしました。
それ以来毎年のようにお見合いをさせましたがうまくいきません。
そこで去年イギリスのロンドン動物園から精子をもらって人工授精まで試みやっとパンダの赤ちゃんが生まれたのです。
赤ちゃんが生まれたのは去年の9月4日。
撮影開始はその5日後からです。
母親と赤ちゃんを刺激しないように高い窓からそっと中をのぞき込むようにカメラをセットしました。
飼育舎の中は8畳間ぐらいの広さで60ワットの電球が1つついています。
(赤ちゃんの鳴き声)これが生まれて5日目のパンダの赤ちゃんです。
体重は110グラム。
体の長さは15センチぐらいあります。
尻尾がついていますからネズミのような感じです。
(鳴き声)今鳴いているのが赤ちゃんですね。
元気な声ですね。
生まれてこの5日間はよく鳴きました。
(鳴き声)
(母親の鳴き声)この大きな声は母親のシャオシャオの声です。
馬のいななきのようでしたが…。
(母親の鳴き声)実はこの母親はもう一頭赤ちゃんを産みました。
もう一頭の赤ちゃんは体重が75グラムしかありませんでした。
動物園ではこの赤ちゃんを保育器に入れ付きっきりで世話を続けたのですが…。
母親は最も強くて生命力のあるものだけを育てます。
2番目に生まれたのは体が小さくて弱々しかったので母親はほとんど面倒を見ませんでした。
そこですぐに保育器に入れ少しずつミルクを与えましたが吸う力もなく鳴いてばかり。
そして不幸な事に生まれて3日目肺炎にかかってしまい死んでしまいました。
残念です。
さて最初に生まれた赤ちゃんは親が3日3晩何も食べずに抱き続けて元気に育ちました。
上野動物園の獣医さんの増井光子さんにもおいで頂いておりますが増井さんはこの赤ちゃん生まれる前にあちらに行ってらっしゃいましたね。
はい2年前に行きましてですねその時にお母さんのシャオシャオを見たんですけどもともかく元気のいいお母さんだったんですね。
お母さんってパンダだったんですね。
それがもう今はこんなにいいお母さんになって赤ちゃん育ててるのかと思いますとねもうちょっとした感慨ですね。
しかし大きなお母さんから小さな赤ちゃんが生まれるもんですね。
はいこれで…シャオシャオ大きいですから120キロぐらいはあると思います。
それであの小さい赤ちゃん110グラムだそうですけれどもまあざっとお母さんの1000分の1しかありませんですね。
まあクマなんかも小さい子ども産みますけどもねそれでも500分の1ぐらいですからそれに比べますとこのパンダの方がずっと小さいですね。
野生のパンダが住んでいるのは世界でただ一か所。
中国西部の四川省の一帯で標高2,000メートルから3,500メートルに至る奥深い山の中です。
パンダは人もなかなか近づけないような険しい山の斜面で矢竹と呼ばれる細長い竹を主に食べています。
また時にはリンドウやアヤメなどの植物そして魚やネズミを食べる事もあります。
野生のパンダは700頭から1,000頭足らずと見られています。
クマやライオントラなどほかの大型の哺乳動物に比べると極端に少ない数です。
更に悪い事にパンダの食べる竹が数十年に一度大量に枯れる事がありましてその度にたくさんのパンダが飢え死にしてしまいます。
8年前にも百数十頭のパンダが飢え死にしたといわれています。
今やパンダの絶滅が心配されています。
そこで中国では現在アメリカの学者などを招いて野生のパンダの調査や保護に力を入れています。
また中国はもちろんパンダのいる各国の動物園では人工的に増やす研究も進められています。
そしてWWF世界野生生物基金がパンダを救うために積極的な援助をしており世界中にその協力を呼びかけています。
(鐘の音)ロンドンの市内にあるロンドン動物園は150年以上の伝統を持つ古い動物園です。
パンダに関しては戦前から何頭か育てた経験がありパンダを人工的に増やす試みを世界に先駆けて進めてきました。
これは今いるオスのチャチャ。
元気いっぱいです。
ほら!このチャチャの精子がスペインのマドリード動物園に送られて人工授精されました。
動物園の中にある研究所には100人近い研究者がいます。
尿の中のホルモンの量や血液精子の研究などが行われています。
精子は長く生かしておくために超低温の液体窒素を使って凍結保存され人工授精の場合などに解かして使われます。
今人工授精に適した精子かどうか調べているんですね。
死んだ精子があまり多いと人工授精には向きません。
ロンドン動物園ではおととし人工授精を試みましたが失敗に終わっています。
パンダの精子をカメラで撮影してみる事にしました。
これが世界で初めて撮影された…全体の長さは0.05ミリ。
人間の精子とほぼ同じ長さです。
全体に精子の数が少ないのが目につきます。
また精子は首を振ったりグルグル回る動きをするだけのものが多くて勢いよく前に進んでいるのは僅かです。
牛や馬の精子ですと数も多くそのほとんどが活発に前に進む動きをしていますがこの画面ではそうした様子が見られません。
そこでロンドン動物園ではこうしたパンダの精子が人工授精に有効かどうか精子の運動能力例えば精子がどの方向にどれぐらいの速さで進むかなどについてコンピューターを使って詳しく調べ更に精子の保存方法などについても研究を進めています。
そうしたロンドン動物園の努力がパンダを人工的に増やすために生かされつつあります。
さてマドリード動物園の赤ちゃんは生まれて1週間たちました。
首の辺り黒い模様がうっすらと出始めていますね。
出産のあと1週間ほどたって再びお母さんの方は大好きな笹を食べるようになりました。
これまでは赤ちゃんの世話に掛かりっきりでほとんど食事に手を出さなかったのですが今食べ始めましたね。
増井さん何か人間のお母さんのように抱いてるんじゃないですか?ええそうですね。
手がとっても器用ですから手で上手に抱きかかえてますね。
子どもがとっても小さいんでね抱きかかえて親の体温で温めてやらないと冷えてしまうんですね。
あ〜まだこの…毛も生えていないっていう感じですね。
毛も短いですからとても保温するだけの力がないですね。
室温は20度ぐらいにエアコンディショニングしてるという事です。
それはお母さんにとって過ごしやすい気温になってると思うんです。
育児が大変ですから。
でも子どもはやっぱり抱いてやらないと駄目ですね。
生まれて10日後です。
目の周りや首の黒い模様が更にはっきりしてきました。
赤ちゃんが口を動かしてますね。
お乳を飲んでるんですよこれ。
ねえ。
これちょっと見られない光景…。
そうですね。
初めてですね。
そうでしょうね。
一日に5回から6回ぐらい飲むと言ってる事ですがこれどういう事が言えますか?ああそうですか。
あの〜親が子どもを置いて長く巣を離れる動物の場合は乳の濃度が濃いんですね。
それがもう一日に1回とか2回飲めばいい訳ですけど5回も6回も飲まなきゃならないっていうと絶えず親がそばにいてやらないと育てにくい動物じゃないかと思います。
これは乳房は母親はいくつついているんですか?4つです。
4つですね。
はあはあはあ。
(鳴き声)そして…白と黒の模様がはっきりしてきました。
パンダならではの模様ですね。
おおっ!あ転んでもすぐまた体を起こすようになってますね。
あ〜お乳が欲しかったんですかね。
母親が早速こうやって抱き上げようとしてますね。
はは〜上手に抱き上げるものですね。
赤ちゃんは抱き上げられるとすぐに鳴きやんで甘えるような声に変わってます。
(鳴き声)生まれて…はいながら前に進むようになりました。
人間の赤ちゃんでいうハイハイでしょうか。
ちょうど1か月ぐらいでハイハイが始まったんですね。
鳴き声がだいぶ力強くなってますね。
そうですね。
この鳴き声の状態聞いて頂きますとね今まで画面見て頂いて親から離れてる時によく鳴きますね。
鳴き声が聞こえないと思ったらば抱かれていたんですよね。
だから静かなんですね。
そうですね。
母が離れていれば鳴くし…。
ちっちゃいから腕の陰で分かりませんでしたね。
そしてくわえて移動ですか。
ええ。
あ〜大丈夫なんですかね?ええ大丈夫ですよ。
かむ力の加減なんかもうまいもんですね。
もちろん加減してますね。
今度はこれは一人でおねんねですがね。
これで一日何時間ぐらい寝るもんですかね?そうですねまあオッパイを飲んでる時間を除いてあとはもうずっと寝てばかりというような事だと思います。
つまり一人寝をするという事は母親の体温を必要としなくなったのかあるいは母親がもうだんだんこうやって離していくようにしてるのか。
ええその両方だと思うんですね。
一つはもう毛も生えそろってきてだんだん自分で保温力も出来てきてますしまた一方ではたくさんお乳を出さなきゃなんないからお母さんもたくさん食べなきゃなんない訳ですね。
食事にも時間がかかる。
そしてこれがもう抱いて寝ているという状況とは違う状況ですわね。
もう添い寝の状況ですね。
もう親から離れても子どもの方もだんだん一人でいるっていう事に慣れてきている。
へえ〜。
11月赤ちゃんは2か月になりました。
マドリード動物園も枯れ葉色が目立ってきましたね。
気温は5〜6度です。
だいぶ大きくなっています。
今日は赤ちゃん少しご機嫌斜めなようです。
「あ〜よしよしよしよし」。
母親が赤ちゃんをあやしてるような感じですね。
(鳴き声)この母親は食欲がとても旺盛です。
食器が空になってもまだなめていますね。
いつもこうなんです。
「ごはんはどうした!」。
食器を壁や床にこすりつけたりして。
びっくりしてますね赤ちゃんの方が。
生まれて2か月になって赤ちゃんの毛が随分伸びてきました。
目鼻立ちもはっきりしています。
あと1週間もすれば目が見えるようになるんですがまだちょっと早いですかね。
これはお母さんがどういう状況なんですか?そうですねワラをこうほぐして居心地がいいようにしようとしてるんじゃないかと思いますが。
はは〜寝床作りというような感じ?ええ。
手前で赤ちゃんが寝ているんですが…。
そうですね。
何か気に入らないようですね。
あ〜そういうところが…。
盛んにかき散らしてますから。
(鳴き声)危ない!あ〜っと。
こんな事よくあるんですかね?メキシコでもね親が子どもの上に眠りこけてですね乗っかってしまって潰してしまった事があります。
はは〜。
赤ちゃんとっても満足そうな顔してますね。
これは歯が生えてきてますかね?そうですね。
ちっちゃいのが見えますね。
…て事はどのくらいの頃から歯が生えてくるんですか?まあ2〜3か月ぐらいから生え始めてきます。
生えてますね。
そして…。
ちょうどそのころ運動能力も盛んになってきましてね強くなってきましてお母さんにじゃれるようになってきますね。
ちゃんときれいに見えますね今歯がね。
そして乳歯がそろうのが…?大体8か月から1年ぐらいの間に乳歯が生えそろって24本生えます。
は〜。
親は42本あるんですけどもね。
あなるほどね。
そうすると生え変わりもあるという事で今度は増えていくという事ですが。
ものをかむっていうのは歯が生えた頃によく…。
そうですね。
そのころと運動能力が出てくるというのとうまくやっぱりつながってますね。
4か月に入りますと今度は後ろ足で立って母親につかまったり背中に上ったりするようになりました。
そろそろ病気も心配です。
動物園では伝染病の予防注射も済ませました。
お母さんは相変わらずまあ食欲旺盛だ。
「うるさいわね。
少しじっとしてなさい」っていう感じですかね。
だいぶさっきのように抱いてるかと思うと今度は食べてる時には「あっちへ行ってなさい」というような事で…。
こういう光景はよく私どもの親子でもあるんですが。
本当にパンダの親子のほほ笑ましいやり取りですね。
さてこのパンダという動物は一体いつごろから世界中に知られるようになったのでしょうか?
(鳴き声)パリ市内に150年以上も前に建てられた古い博物館があります。
館内にはこれまでに世界中から集められた動物の剥製や骨植物の標本などがたくさん収められています。
その収集品の中に色あせた3頭のパンダの剥製がありました。
これは100年以上前中国から送られてきたパンダの皮を剥製にしたものです。
剥製の裏には送られた年の1870年の表示が記されています。
送り主は当時中国にいたフランス人宣教師ダビッド神父です。
彼はチベットを旅行した際黒と白の模様がある珍しい動物に出会いまして早速母国にその皮と骨を送りました。
世界中の人々が初めてパンダの存在を知ったのはこの時でいわば外国人によるパンダの最初の発見です。
ダビッド神父はこの動物がクマに似ているところから黒白グマという呼び名を付けました。
ところがこれを受け取った博物館の動物学者は細かい解剖図まで描いてこの動物がどの仲間に近いのか詳しく調べました。
そしてアイルロポタ・メラノレウカ黒白のパンダ足と名付けて今もそれがパンダの学名になっています。
この場合の「パンダ」というのは今のパンダの事ではありません。
その当時パンダとして知られていたのはレッサーパンダという動物でした。
そのころからです。
パンダの分類を巡って学者の間で長い間論争が続けられました。
パンダはクマに近いのかレッサーパンダに近いのかという論争です。
これがレッサーパンダです。
重さは平均して僅か5キロ。
ちょっと見たところパンダとはあまり似ていませんですね。
尻尾は長いし顔つきも違います。
住んでいる所はパンダとほぼ同じ中国西部の奥深い山の中。
レッサーパンダはアライグマの仲間です。
ところがレッサーパンダもパンダと同じように竹を食べるのが大好きです。
食べるものが同じですから歯の形とか顎の骨はパンダにとてもよく似ています。
そんな事からレッサーパンダが大型化したのがパンダだという事でそれぞれを小パンダジャイアントパンダと呼んで同じ仲間に入れる学者が多かったのです。
クマとパンダの場合はどうでしょうか。
北海道に住むヒグマと比べてみましょう。
ヒグマは日本で最大の哺乳動物です。
大きいものは250キロを超えまさに森の王者の風格があります。
パンダは姿や動作がクマによく似ています。
歩き方そして座り方など同じようなしぐさをします。
内臓では腎臓がいくつかに分かれているところがそっくりです。
歩き方よくご覧下さい。
それから最近の血液の研究でもクマに似ているところが分かってきました。
そんな事からパンダをクマの仲間に入れている学者もいます。
ところでパンダが前足で竹を食べる姿もうおなじみですね。
細い竹を足で上手につかんで食べています。
実は前足のひらにちょっと変わったものがあります。
第六指突起と呼ばれるものです。
これですね。
実際の前足で見てみましょう。
指の下にある丸いコブのようなものがそれです。
この第六指突起は言ってみればもう一本の親指のようなもので指との間にものを挟む事ができます。
握力が結構強くて細いものや小さいものでもしっかりつかみます。
ものをつかむ時第六指突起が親指の役目をするのですね。
両方の前足にある第六指突起を使ってどんなものでもつかんで口元へ運んで食べる。
哺乳動物にはほとんど見られないパンダ独特のしぐさです。
しかしパンダにはまだ分からない事がたくさんあります。
なぜ竹が好きなのか。
なぜ食べたものをほとんど消化せずに出してしまうのか。
天敵はいるのかなど。
まだまだ謎の多い動物なのです。
スペインの2月は寒さが少しずつ和らいでいきます。
ネコヤナギの花も開いた頃パンダの赤ちゃんが5か月を迎えました。
飼育舎の中に閉じこもっていた赤ちゃんが生まれて初めて外の空気に触れました。
体重はもう12キロです。
壁につかまって伝い歩きをし始めましたね。
赤ちゃんは母親から離れ一人で遊ぶ時間が多くなりました。
そろそろ離乳の時期です。
動物園では赤ちゃんが育つ上で離乳の時期がとても大切だと考えました。
赤ちゃんは今は十分母乳を飲めますがそのうち母乳もだんだん出なくなります。
そうなる前に自分で固形物を食べるようにならなければ栄養不足にもなりかねません。
そこでこの5か月の時期に人の手で赤ちゃんに離乳食を与える事にしたのです。
動物園は離乳の準備を慎重に進めました。
まず母親を赤ちゃんから離すためになるべく運動場に出すようにしました。
母親にとっても久しぶりの外の空気です。
母親はそれほど嫌がりませんでした。
母親が外にいる間飼育係が飼育舎に入って赤ちゃんのお相手です。
一緒に遊びながら少しずつ人になれさせます。
よしよし。
赤ちゃんが怖がったりしないようにと遊びにもたっぷり時間をかけていますね。
飼育係が声をかけると赤ちゃんがすぐ反応するようになった頃いよいよ離乳食の開始です。
初めは母親と同じ食事を与えてみる事にしました。
米のおかゆヨーグルト牛乳イチゴの粉末ハチミツ卵。
とても豪華なメニューです。
母親と全く同じ食事。
果たしてうまくいくだろうか。
飼育係も気が気ではありません。
母親の分から少しお裾分けです。
2月18日赤ちゃんが5か月半の時です。
初めて人間の作った食事が赤ちゃんの前に出されますが…。
あ駄目ですね〜。
お皿をひっくり返してしまいましたですね。
初めちょっと不思議そうな顔をしてにおいを嗅いでいましたが後はもうご覧のとおり。
いたずらするばかりです。
それでも動物園では3日間同じものを出してみました。
飼育係は辛抱強くなんとか食べさせようとこんなふうに指につけて口まで持っていきなめさせようとしむけましたがやはり駄目でした。
そこであまりにおいがなく栄養があって消化のよいものをという事でここにある人間の赤ちゃん用の離乳食を試してみました。
鶏肉とお米麦などをおかゆ状にしたものです。
今度はどうか?ん?飼育の苦労もこれで報われました。
離乳成功です。
赤ちゃんが世界中に紹介される日がやって来ました。
赤ちゃんの名前も決まりました。
チュリーンです。
動物園始まって以来の入園者。
スペインのカルロス国王も姿を見せ国を挙げてのお祝いです。
チュリーンちゃん登場。
晴れ姿です。
(歓声)チュリーンは足元が何となく頼りない感じですね。
あんまり大勢いるのでびっくりしているのかもしれません。
(一同)チュリーンチュリーンチュリーン…。
我が子を見るようなアントニオ夫妻です。
チュリーンをこれまで付きっきりで世話をしてきました。
この日のもようはテレビでも放送されて国中が沸き返りました。
パンダの歌は大ヒット。
チュリーンはたちまちスペインの子どもたちの人気者です。
やっとこの場に慣れてきたようです。
元気に遊び始めました。
母親の方は一向にお構いなし。
あちらの方で竹を食べるのに夢中です。
体重は16キロを超えています。
毛は柔らかくフサフサしています。
もう乳歯も10本ぐらい生えています。
あ危ないよ。
(歓声)離乳食にもだいぶ慣れました。
一日の食事は母乳と半々ぐらいの割合です。
笹の葉もいたずらしながら5〜6枚食べるようになっています。
おやおやチュリーンちゃん眠ってしまいましたね。
この雰囲気では疲れるのも無理はありません。
さすがは母親優しくいたわっている感じです。
晴れの舞台も無事務めましたしご苦労さまでした。
(一同)チュリーンチュリーンチュリーン…。
マドリード動物園は初夏の装いに変わりました。
チュリーンは7か月になっています。
体重は20キロ。
走るのも木登りもとても上手になってますね。
実はこの日一度も顔を合わせた事がなかった隣のおりのオスのパンダと初めて金網越しに対面しました。
オスの方が不思議そうな顔をしてますね。
「見慣れないやつだな。
何者だろう」などといった表情でにおいを嗅いだりしてますね。
増井さんこのオスとメスをおりで分けているっていうのはどういう事なんですか?これは野生状態でももともと大人のパンダっていうのは発情期以外は1人暮らしをしているものなんですね。
あっそういうもんなんですか。
ええ。
それで動物園で飼います時もですね幼い頃は一緒にできるんですけども大人になりますとやはりけんかしてしまうんです。
じゃ危険な状況も…出てくるんですか。
ええ。
まあ特にこういう子どもがいる時にですね母親とオスの方とがけんかするとトラブルに巻き込まれるっていう事もありますしね。
なるほどね。
かなりしつこく親にじゃれついてますけど親が怒りませんね。
怒りませんねえ。
全然親が怒ったうなり声っていうのを聞かれなかったですもんね。
そうですね。
まあこうしてこの番組でパンダの親子ご覧になってきて増井さんが感じられたのはどういう事ですか?ともかく私にとっては話にはいろいろ聞いていましてもねこういうふうに映像であんな小さな赤ちゃんからねず〜っと日を追って成長していくところが映し出されてるっていうのは非常に珍しいし貴重な参考になる事だと思いましたですね。
それからもうお母さんが絶えず子どもと遊んでますね。
そうですね。
スキンシップっていうか…。
やがて大人になれば1人暮らしをしていく動物ですから今この時期に子どもの方からすればですね親からもうあらゆる事を吸収して身につけておかないと将来困る訳ですね。
はあはあはあ。
あの〜まあ見れば見るほどパンダっていうのは優しい平和的な動物のように思いますね。
チュリーンは丸8か月です。
生まれたばかりの時は体重僅か110グラムのネズミのような赤ちゃんが今は25キロを超えるまでになっています。
その成長ぶりを皆さんにご紹介してきました。
パンダはまだ分からないところがたくさんある不思議な動物です。
パンダは今絶滅が心配されています。
この白と黒のほほ笑ましい姿の動物が地球上から消えてしまうような事にでもなったらなんとも残念です。
第2第3のチュリーンがこれからますます増える事を願ってやみません。
もう今から30年以上前ですから藤岡さんが生まれる前の番組でしたけれどもいかがでしたか?本当に貴重な映像だと思うんですけど思ったよりもそんなに昔な感じがしないのが意外だなと思って…。
どんなところですか?あの〜例えばジャイアントパンダは何科だっていう議論いまだに続いてますし何か30年前と比べてもいまだに分かってない事が多いんじゃないかなってすごい思いました。
ええええ。
藤岡さんね中国でも飼育員の経験をされたという事…。
ちょっぴりですけど飼育員体験させて頂いて…。
大変ですね。
いやめちゃくちゃ大変。
私がちょっとやった部分はほんのちょっとなんですけどそれでもねとにかくまず竹を運ぶのが重い。
食べたあとの掃除するのも重労働なんですよね。
でそれに加えてやっぱり希少動物絶滅危惧種だからすごく気を遣わないといけないんですよね飼育員さんたちは。
だからめちゃくちゃ神経を遣われてる体力的にも精神的にも結構きつい仕事なんじゃないかなと思いました。
これだけいろいろなパンダを見てまたパンダのね勉強も独自で進めていらっしゃると感じる事いろいろあるんじゃないですか?う〜んパンダっていまだにこう…。
昔肉食獣…はるか昔肉食獣だった。
そこから氷河期を乗り越えるために寒さに強い竹を食べる事に切り替えて生き延びてきたっていうふうに聞いてるんですけどいまだに現代においても消化器官が肉食獣のままでだから竹を食べてもほとんど消化できないで…。
腸が短いって事ですよね。
出してしまうっていうのを聞いて何か「だったら肉食べればいいのになもう」とか思うし…。
一日のうちにすごく食べてる時間も寝てる時間も長い動物じゃないですか。
もっとエネルギーのあるものを食べたりすればもっと自由時間が増えるじゃないですか。
そのジレンマを抱えてるところとか何かパンダって人間に似てちょっと不器用かなと思ったりするんですよね。
繁殖も限られた時期…。
3月から5月ぐらいに繁殖のシーズンっていわれるんですけど実際は数日しかチャンスがなかったりっていうのも何でそんなに…。
何か自ら希少動物の道をたどってるような感じがするんですよね。
何でなんですかね。
う〜ん。
藤岡さんのおっしゃるように本当に繁殖そして飼育の難しいパンダなんですけれどもこのアドベンチャーワールドでは去年12月に2頭の赤ちゃんが生まれ合わせて14頭の誕生そして生育に成功してるんですよね。
これも中国に次ぐ繁殖の成果だという事なんですね。
ここでもう一方ゲストの方にお入り頂きましょう。
どうぞ。
こちらのアドベンチャーワールドで10年にわたってパンダの飼育を担当していらっしゃいます熊川智子さんです。
よろしくお願い致します。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今ここの私たちの後ろには生まれたばかり4か月の桜浜と桃浜さっきからねかわいらしい姿をね…。
元気いっぱいです本当に。
順調に育ってきてるんですね。
はいここまで何の問題もなくすくすく順調に成長してます。
今例えば歯ですとかそのほか爪ですとか成長はどれぐらい…。
今は体重が7キロを超しまして歯が乳歯があともうちょっとで全部生えそろう状態なんです。
でもまだ固形物は食べる事はできないですけど本当に23週間前からよちよちと歩けるようになって今では運動場の中を少し小走りができるような感じでもう少しすると木登りを始めるんですけどもほんのちょびっと10センチぐらい床から浮くぐらいまでは登るというよりちょっとはい上がるというような感じの姿が最近は見れます。
やっぱり2頭いるという事でお互いに競争し合いながら何かやってくとか成長がちょっと違うって事ありますか?はい。
一人っ子の場合もやはり一人っ子ですと遊ぶ相手がお母さんしかいないんですけどもお母さんが相手にしてくれない時は双子の場合ですときょうだい一緒に遊べますので一人っ子に比べると双子の方が成長のスピードは早いです。
教育にいいですね。
はい。
やはり競う相手がいるっていうのは非常にいい事なんだなと思いますね。
それではここでその桜浜と桃浜が生まれてからこれまでの成長。
そしてそれを見守ってこられた熊川さんたちの4か月まとめていますのでご覧頂きましょう。
この2頭の双子のパンダ元気いっぱいに誕生しました。
去年12月に生まれた双子のパンダの赤ちゃん桜浜と桃浜。
お父さんは永明22歳。
人間で言うと60代後半。
この年でお父さんになるのはとても珍しい事です。
お母さんの良浜は14歳。
丸い顔と小さな耳は美人の証拠だそうです
赤ちゃんの4つ年上にも双子のきょうだい。
そして2つ上にはお姉さんがいます。
双子の赤ちゃんを加えここのパンダファミリーは7頭になりました
このファミリーを支えるのがパンダ専門の飼育係チームパンダです。
リーダーの熊川智子さんは一番のベテラン。
これまで10年近くパンダの飼育に携わり現在若手の育成をしながらパンダの世話をしています
ここで双子が生まれたのは去年の12月
お母さんの良浜は陣痛に苦しんでいました
そして午後2時前
通常パンダの赤ちゃんは破水するとすぐに生まれます
しかし夜になっても一向に生まれる気配がありません。
多くの出産を見てきた熊川さんですがこれだけ時間がかかるのは初めてです
破水から6時間後。
良浜がしきりに下腹部を気にし始めました
そして午後8時
(赤ちゃんの鳴き声)
体重181グラムの赤ちゃんの誕生です
赤ちゃんを優しくなめる良浜。
体温が下がらないように温めるためだそうです
実はパンダは半数近くが双子で生まれます
最初の出産から3時間後
(赤ちゃんの鳴き声)
姿は見えませんが鳴き声が聞こえました。
2頭目の誕生です
妹は186グラム。
元気いっぱいです
少し毛が増えてきましたがまだパンダには見えません。
チームパンダは24時間体制で親子を見守ります
昼夜問わず赤ちゃんがオッパイを飲めば体重を計測。
体温や便の状態鳴き声までも記録し異常があれば獣医師などを交え対策に当たります
その後すくすく成長する事2週間。
白黒の模様も現れパンダらしくなってきました
生まれて17日目赤ちゃんが初めて一般公開されました
双子の赤ちゃんを育てる上で重要な事それは2頭それぞれに十分な母乳を与える事です。
通常野生のパンダは双子を産んでも1頭しか育てません。
残された1頭は何もしてもらえず死んでしまうのです。
そこで2頭を育てるために中国で考え出されたのが入れ替え飼育です。
赤ちゃんが母乳を飲み終えたのを見計らって一頭を引き離しもう一頭と入れ替えます。
これで2頭とも母乳を飲めるようになるのです
でも母親は子どもを入れ替える時抵抗するかもしれません。
そこで良浜の大好物ハチミツです
このハチミツで良浜の気を引いて赤ちゃんを入れ替えるのです
もう一頭を戻すと良浜はすぐに赤ちゃんのもとへ
オッパイを飲み始めます
チームパンダの飼育日誌です。
上のグラフが1頭目を抱いている時間。
途中で2頭目に入れ替えます
その後も入れ替え入れ替えそして入れ替え。
これを24時間続ける大変な作業を行っているのです
チームパンダにはもう一つ大切な仕事があります。
赤ちゃんの排せつの手伝いです。
実はパンダの赤ちゃんは自分で排せつができず母親がおなかをなめる事で排せつを促すのですが2頭分ともなるとチームパンダの手伝いが必要です
おなかをさする事15分。
やっとおしっこが出ました。
この作業を一日5回。
そうしないと赤ちゃんの体調に影響が出るという本当に手間がかかる作業なのです。
双子が生まれて1か月
チームパンダは新たなチャレンジを始めました。
今まで赤ちゃんを1頭ずつしか抱いてこなかった母親の良浜に2頭同時に抱いてもらおうというのです。
2頭の子どもを育てる意識が良浜の中で強まるきっかけになればという考えからです。
こうして母の愛情をたっぷり受けて育った赤ちゃんはほかのパンダともよい関係が築けるといわれています
練習を始めた母親の良浜。
でもなかなか大変です。
1頭がずり落ちてしまいました。
すかさずチームパンダが持ち上げます
2頭は重そうですが赤ちゃんの未来のためにも努力は続きます
今年2月双子の名前がついに決まりました。
全国各地からの応募は1万件以上
そして選ばれたのは桜浜と桃浜。
和歌山県白浜町生まれにちなんで「浜」の1文字をもらいました
おっとりした姉の桜浜
元気でやんちゃな妹の桃浜
お母さんも2頭抱きが上手になってきました
そして現在生後4か月。
体重も7キロを超えその愛くるしい姿で多くの来園客の目を楽しませています
藤岡さんもうこれぐらいからこれぐらいになるまでの4か月間でしたけどもね。
成長早いですね。
私驚いたのはチームパンダって皆さん若いんですねすごく。
そうですね。
びっくりしました。
皆さん20代後半ですけども非常に頑張ってくれてます。
そして24時間体制で見守っていらっしゃるんですね。
そうなんです。
片ときも目を離さずお母さんのすぐそばで赤ちゃんとお母さんとしっかりとサポートしてます。
へえ〜。
私聞いてみたかったのが野生ではやっぱり2頭産んでも1頭しか育てない事が多くてそれで交換式で母乳をあげてっていうので私が気になってたのは例えば良浜お母さんパンダは分かってるんですか?その…別の子だって事を。
子どもが入れ代わっているっていうより私たち飼育スタッフが赤ちゃんを預かってくれているっていうのは認識してますね。
本来動物って赤ちゃんを取られたらばパニックを起こしたり興奮したりするのが当たり前なんですけどもお母さんから赤ちゃんを預かる時お母さんこのお皿の横からこうやって赤ちゃんが連れてかれるところを見てる。
でもそれでもハチミツをなめ続けてるんでああ預かっといてくれるのねみたいな感じに…。
信頼ですねこれ。
これはやっぱり信頼関係がないとできないですしこれはパンダっていうちょっと変な動物でないとできないんだなっていうふうに思いますね。
あとはどうしてこのアドベンチャーワールドではこれだけたくさんの赤ちゃんパンダが生まれてしかもすくすく成長できてるんですか?いろんな理由がありますけどもまず最初に1つ目はこのアドベンチャーワールドがある白浜町の気候環境が非常にすばらしい。
パンダに合っていたっていう事が1つ目とやはりパンダを飼育する上で一番重要なおいしい新鮮な竹が豊富に手に入るっていうところ。
一番重要なところはオスとメスの相性。
繁殖能力に優れたオスと子育て能力の高いメスに恵まれたという事で今まで14頭の赤ちゃんが元気に成長しているんです。
相性…。
いやでもやっぱり私はチームパンダのサポート力っていうのがすごく大きいかなと…。
でもやっぱりチーム力が強くてもパンダの能力がなければなかなかここまでつながらないと思いますんで本当にお父さん永明お父さんパンダ永明には感謝をしてます。
確か1年に本当に何日しかないペアリングのタイミングなんですよね。
そうなんですはい。
ですからそこの見極めはやっぱり皆さんが…。
非常に難しいですね。
常日頃から観察はしっかりとやってるんですけども繁殖期の発情の兆候というのが恋鳴きという相手を求める声であったりとかあとはマーキング行動お尻をこすりつけて自分の縄張りを示す行動とそういうのがどんどん増えてくるんですけどもそれをずっとカウントしてってピークだなって思った時にオスとメスをまず一緒の部屋には入れずに柵越しにお見合いをさせてメスがいいですよっていうタイミングを見計らって扉を開けてオスを入れていくんですけどもそこを間違うとそのシーズンが全てパーになってしまうのでそこはものすごく緊張しますし見極めが非常に難しい…。
これプロフェッショナルの仕事を…。
ですよね。
だからそこ本当チームワークと経験ですよね。
そうですね。
過去の実績があっての今ですので過去の資料をしっかりと読み返して今回の交配そして出産っていう形に至ってます。
しかしこれだけ魅力的なパンダですけれども今絶滅のおそれがある希少動物なんですよね。
何か私この間中国の四川省の野生化研究センター新しく出来た施設に行ってきたんですけどそこはすごく自然が豊かでその所に人間が全力で環境を整えたパンダのための施設なんですけどパンダのために何かする事が自然と自然をよくする事にもつながっていてパンダって野生…自然と人間をつないでくれるものでもあるしそれで世界中の人たちが協力して研究してるって事で世界中をつないでくれるものでもあるし共に生きるって事をすごく考えさせてくれる動物だなって思いました。
そうですね。
私たちも飼育している立場からこのパンダたち…将来的な未来につなげるためにまずしなくちゃいけないなって思うのは常にここのアドベンチャーワールドでかわいいパンダ健康で元気なパンダをご覧頂いて動物を知るきっかけになって頂いてそこから自然界のパンダがこういう状態だっていうふうに知る皆さんがその第一歩を踏み出せるきっかけになれればな…っていうふうに思ってます。
大きな役割を担っていますよね。
はい。
それをきっかけに私たちもできる事から…。
そうです。
身の回りのできる事からこつこつと。
今日は本当にどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
これは極東の国日本を訪れた2015/04/29(水) 13:35〜14:40
NHK総合1・神戸
NHKアーカイブス「パンダの赤ちゃん 飼育のヒミツ」[字]
双子のパンダの赤ちゃんが和歌山県の動物園ですくすくと育っている。パンダは繁殖が難しい動物だが、世界中の動物園が手探りで取り組んできた。それを記録した番組を見る。
詳細情報
番組内容
【ゲスト】藤岡みなみ,アドベンチャーワールド飼育員…熊川智子,【キャスター】森田美由紀
出演者
【ゲスト】藤岡みなみ,アドベンチャーワールド飼育員…熊川智子,【キャスター】森田美由紀
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
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