きょうの健康「変わる 子どもの予防接種」 2015.04.29


「きょうの健康」です。
今日は子どもの予防接種についてお伝えします。
去年の10月から子どもの予防接種がいくつか変更になっていますので新年度初め確認してまいります。
今日のテーマは…何がどのように変わったのでしょうか。
今日お話しして下さいますのは…小児科の医師で特に感染症の予防や対策がご専門です。
どうぞよろしくお願い致します。
よろしくお願い致します。
それでは早速お話に入ろうと思うんですけど今日のポイントは2つです。
1つはワクチンの種類が増えたという事。
それからもう一つはスケジュールが変更になる事があるというこの2つなんですけれどもこのお話をする前にちょっと基礎的な事なんですけれども予防接種何だろうか?という事で桜井さんはこの予防接種が法律で決められているという事はご存じでしょうか?法律で決められてるんですか?全く知りませんでした。
日本の場合は予防接種法というのがあってこれは昭和23年の時から始まってるんですけれども最初は非常に強制的にですねみんなやらなくてはいけないというような法律で今は皆さんに強く勧めているという事がありますけれども国が是非子どもたちにあるいは国民の方にやって頂きたい予防接種の種類もしそれで事故があれば救済をするとかそういうようなのが決まっています。
それが予防接種法という法律で一定の枠がある訳ですけれどもなぜやるかっていうとやっぱり一つは身近な感染症の予防で例えばインフルエンザもそうでしょうしはしかとか風疹とか身近な感染症をなるべく早く予防する。
それからもう一つは感染症そのものは減ってきて例えばジフテリアなんかはもうありませんしポリオもないんですけれども手を抜いてしまうとまたそういう感染症が出てくるのでやっぱりこれもきちっとやって頂きたいというのが予防接種の法律で決められてるものですね。
でもどうなんでしょう予防接種をすれば必ず防げるといいましょうか病気にならないと考えて…?100.0%を過ぎれば本当はいいんですけれども98%とか99%ぐらいの効果はあるんですが中には例えばインフルエンザのように70%とかですねいうのもあるんですがしかし予防接種をやった方の方がより軽く済むしあるいは致死率が下がるとかですねそういうような重症にならないという効果があります。
もう一つ大切なのは目に見えない効果とでもいいましょうか…。
目に見えない効果?なかなか気付かないものだと思うんですけれども一つは例えば破傷風。
これはジフテリア破傷風百日ぜき今はポリオも入ってそういう混合ワクチンがあるんですけれども破傷風というのはそのワクチンの中に入っているのはこの破傷風という病気は傷口から菌が入って体が固まっちゃったり非常に致死率の高い病気なんですがけがから入るという事になると大震災の時なんかはこういう病気が増えるという事が世界中である訳です。
この間3.11大変不幸な出来事ですけれどもその時に日本では10人足らずの方が破傷風になったんですけれどもその方の年齢を見ると50代60代70代というようにこれは破傷風のワクチンがなかった時代の方々で49歳以下30代ぐらいも含めて予防接種を受けた世代は子どもも含めて発生がなかった。
これは目に見えない効果だと思うんですね。
震災に備えて予防接種をやりましょうという訳では決してないんですがこういうとんでもない時に起きる災害に対しても感染症を防ぐという事をふだんやって頂くと被害がそれだけ少なくなるというのがあります。
そういう意味で目に見えない効果があるという事なんですね。
それにしても本当にいろんな病気が防げる予防接種があるんですね。
たくさんあるんで大変なんですけれども身の回りの病気であったりあるいはけがの病気であったりそれから子どもに髄膜炎を起こす病気に対するワクチンとかですねそれから非常にまだコントロールされてないような病気であったり。
B型肝炎とかヒトパピローマっていうのは将来がんになるのを今のうちにワクチンで防ぐというようないろんな種類があります。
ワクチンっていうのは免疫をつくる薬の事をいうのでそれを使って予防接種をやりましょうという事になります。
この予防接種なんですけど日本の予防接種は2つ実は大きく分けてあるのはこれもご存じでしょうか?いやいや。
2つ種類があるんですか?予防接種に。
これは定期接種というものと任意接種というのがあってこの予防接種法は定期接種を決めてあるんですね。
つまり国が決めて自治体がやって国が決めてるものだからある期間が決めてあってその間にやればお金がかからないと。
原則無料。
原則的には無料です。
やった方がいいワクチンだけれども予算問題とかルールとかいろんなものがあるのでそこのところはまだ国が定期接種としてはいないけれどもできればやった方がいい。
しかしそれは各自が医療機関に行ってポケットマネーという事になりますけれどもそれぞれの方の負担でやって頂く。
もちろん一部自治体が助成しているところもあります。
任意だけれども受けた方がもちろんいいという事?はい。
任意だからやらなくてもいいっていうものではなくて本当は感染症を防ぐという意味では私たちはできるだけやって頂きたいというふうに思ってる訳ですけれども。
これが一つのポイントだった訳ですけれどもワクチンの受ける病気が増えてくるというこの1つがあります。
変更の大きな…。
変更の多い点ですね。
2つありますけれどもね。
これはちょっと前までは次を見て頂ければいいと思うんですけれどもこれちょっと前までは赤字のワクチンが定期接種だったんですね。
原則無料という事ですね?原則無料です。
しかしほかの任意接種だったのが最近になってこのヒブであるとか肺炎球菌それからパピローマがなってたのが一昨年になりますかねそこからなんですが昨年からこの水ぼうそうというワクチンも今まで任意だったのが定期になったという事があります。
将来的にはB型肝炎とかロタおたふくも指定に入ってますし水ぼうそうだと大人の帯状ほう疹も防げるという事が今ちょうど議論されているところです。
ただこれは法律で決まってるのでやっぱしある時期にちゃんとやらなくちゃいけないという一応目安の期間があるんですね。
それが今回の変更のポイントの一つなんですけれども…。
2つ目がスケジュール変更になるんですね。
失礼しました。
1つ目がワクチンですね。
2つ目がスケジュールの変更点になるんですが法律っていうのは厳密である一定の期間にやるという事が法律の範囲内でこれを外れると任意接種であるというような考え方がありました。
それでもある一定の間隔を超えてもきちんと接種をすれば免疫が上がるという事なので例えばここにある四種混合DPTーIPVとかですねこれは不活化ポリオという意味です。
あるいは日本脳炎ヒブワクチンそれからパピローマウイルスワクチンこういったようなものがその間隔がもしずれた時にどういうふうになるかというような事になります。
例えばの例なんですけれどもこのジフテリア破傷風百日ぜき不活化ポリオワクチンのですね四種混合というのは全部で1234回やる事になってるんですけれどもこの1回目をやると3週から8週たって2回目。
同じように3週8週やると3回目。
ここから追加ワクチンで合計4回やる事が決まってます。
ところが法律っていうのは例えば3週から8週の8週を1日でも過ぎてしまうと決まり以外なんでこれは任意接種にして下さい任意接種になりますよというのが従来だった訳です。
任意という事は自己負担になりますね?自己負担になりますね。
でもそうすると受ける人が少なくなっちゃう訳ですよね。
お金払うなら。
でも医学的には1日どころか数日数週間ずれてもきちんとやって頂いた方がいいという事で少しぐらいずれてもこれは定期接種の中でやろうという事が今回決まった訳です。
従ってこれも多少ここがずれても主治医の先生や何かに相談すれば定期接種の範囲内でできるっていうのがほとんどですから忘れずに受けて頂きたいという事があります。
でも4回目例えば7歳半って書いてありますが7歳ぐらいまですっかり忘れていてですね…。
(笑い声)それで受けた。
そういう事はどうなんでしょうかしら?この7歳半までの間に4回できればいいんですけどこの辺で気が付いた場合ですねこれはそうすると3回目4回目が7歳半をずれちゃう事になるのでそれはやっぱし今のところ定期接種にはならないですね。
でも大切なのはきちんと免疫を受けておくという事ですからできるだけこの期間の内に忘れずに受けて頂きたい。
ちょっと都合が悪くてずれた場合も気が付いたら早くやって頂きたいというのが中心になります。
どうなんでしょう予防接種子どもの場合ですね体調ちょっと熱出したりという事もあるんですけれども注意点を伺うとどういう事になりますか?できるだけいろんな反応を安全にやるという意味では例えば熱っぽいとかですねそれから熱はないけれども見たところ体調が悪いといったような時は見合わせた方がいいと思うんですけれども逆にちょっとの鼻水とかせきが何日間が続いてて安定な状態であればそれならばこれは問題ないだろうという事があります。
ただ一度注射をしてじんましんが出たとかそれから高熱が出たとかあるいは血圧がすっと下がるようなショックっていいますけどそういうような場合にはこれはちょっと気を付けた方がいいのでこれも主治医の先生によく相談して本当にやめた方がいいのかやった方がいいのかというのは相談された方がいいと思います。
どうなんでしょうか親として副作用といいましょうかねそういうものもすごく心配だと思うんですが。
予防接種というのは体にワクチンを入れる訳ですからそれに対して目に見えない反応がある訳ですね体の中で。
しかしそれは目に見えて反応が出てくると例えば痛いとかいつまでも痛いとか腫れるとかですね熱が出るというような事がありますがこれはもうほとんど一時的なのでこのまま治まる事が大半です。
ただまれにはやっぱり10万人とか100万人の単位であれば重い副反応が…私たちリスクっていいますけど。
副反応とおっしゃってますね。
副反応ですね。
それに注意しなくちゃいけないので問診票にちゃんと書いておいて頂くとか。
体調を。
それとかきちんと診察を受けるというような事でそういうリスクを減らしていく事が大切だというふうに思います。
問診票もなかなか…あんまりちゃんと書かない場合もあるんですけれどもね。
そこは是非医師の方にアナウンスをして頂くという事ですね。
はい。
でどうなんでしょうか先ほどとにかくいろんなものをうたなきゃいけないスケジュールもあるという事でお母さんたちなかなか大変だと思うんですけどね。
増えたのはいい事なんですけれどそうするとどういう順番でどういう間隔でやっていくのかというのが結構複雑なので最初から全部教科書どおりビッといく訳ではないのである程度のスケジュールを決めてもうあと細かいところはかかりつけの先生に相談してもし何か風邪をひいたとかあるいはできない事があったら次はどうしましょうという事を修正しながら1つずつ進めていくという事が一番安心なんじゃないかと思います。
ただ短い間でやらなくちゃいけないので早く免疫をつけるためには海外ではよくやってるんですがこういう同時接種ですね。
いくつかのワクチンを同じ時にやるというような方法をとる事もあります。
むしろ小児科ではこういう方法もよくとるんですけれどもただこれじゃなくちゃいけないという事ではないのでそこら辺はお母さんの心配度とかですねあるいは子どもさんの体調や何かを含めて主治医の先生と相談しながらどういう方法が一番いいかという事を決めて頂くと安心になおかつきちんと免疫がつけられるんじゃないかというふうに思います。
でもなかなか一度にたくさんあちこちうつと子どもがちょっとかわいそうかなという気もするんですけどね。
本当はもうちょっとまとめて全部できるようになってそしてきちんと免疫ができるというのが一番いい訳ですけれども今のところは方法としてはバラバラにやらなくちゃいけないのでこういう同時接種といったような方法があります。
少しでもそういう不安とか疑問身近な事はいっぱいあると思うんですけれども是非かかりつけの先生というのがおられると一番いいのでかかりつけの先生に相談して頂いて一人一人違いますからやっぱりそこのきめの細かい部分は1人ずつの相談をして頂くといいと思います。
かかりつけの先生医師を持つとやっぱり安心ですよね。
そうですね。
それをふだんからいろんな相談ができるのが一番いいと思うんですけれどもそうすると新しいこれからも変更になる事もありますしそういったような事も出てくるんじゃないかと相談できるんじゃないかというふうに思います。
ありがとうございました。
今日は「変わる子どもの予防接種」という事でお伝え致しました。
2015/04/29(水) 13:35〜13:50
NHKEテレ1大阪
きょうの健康「変わる 子どもの予防接種」[解][字]

子どもの健康を守るために大切な予防接種。2014年10月から指定された期間内に原則無料で受けられる定期接種のワクチンが増えたほか、一部接種スケジュールの変更も。

詳細情報
番組内容
子どもが重篤な病気にならないために大切な予防接種。子どものうちに接種しておきたいワクチンは数多くあるが、2014年10月から指定された期間内に原則無料で受けられる定期接種のワクチンが増えた。また接種できる期間のスケジュール変更があるなど、これまで以上に定期接種が受けやすい体制になった。現在のところ自己負担になっている任意接種も定期接種同様、大切な予防接種だ。予防接種の必要性と上手な受け方を紹介。
出演者
【講師】川崎市健康安全研究所所長…岡部信彦,【キャスター】桜井洋子

ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
福祉 – 高齢者
趣味/教育 – 生涯教育・資格

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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日本語(解説)
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