49年ぶりの日本武道館。
熱狂が戻ってきました。
いやー、もう、本当にすばらしかった。
一生、自慢できるライブに参加できたんだなって、本当に思いますね。
伝説の舞台でのライブに、1万人が酔いしれました。
おはようございます。
7時になりました。
4月29日水曜日、昭和の日のおはよう日本です。
武道館の熱狂ぶりは、このあと7時15分ごろからお伝えします。
まず、日米首脳会談です。
アメリカを公式訪問している安倍総理大臣は、日本時間の昨夜からきょう未明にかけて、オバマ大統領との会談に臨み、アジア太平洋地域のみならず、世界の平和と安定に貢献するため、日米同盟を強化していくことを確認しました。
また両首脳は、TPP・環太平洋パートナーシップ協定について、地域の経済的繁栄に加え、安全保障にも資する戦略的意義を確認し、協力して交渉の早期妥結を目指すことで一致しました。
首脳会談に先立って行われた歓迎式典。
オバマ大統領は、日本語を交えて、こう述べました。
その後、首脳会談が日本時間の昨夜11時前から、およそ2時間にわたって、ホワイトハウスで行われました。
会談の冒頭、オバマ大統領は、安倍総理大臣の強いリーダーシップには感謝している。
日本は経済活性化にしっかり取り組んでおり、アメリカとしても支援していきたい。
日本は地域、世界的な問題についても、非常によいパートナーだと述べました。
そして両首脳は、新たな日米防衛協力の指針、ガイドラインによって、日米同盟の抑止力、対処力が一層強化されると評価したうえで、アジア太平洋地域のみならず、世界の平和と安定に貢献するため、日米同盟を強化していくことを確認しました。
一方、オバマ大統領は次のように述べました。
さらに、会談の中で安倍総理大臣は、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設計画について、沖縄県の翁長知事は反対しているが、計画の実現が普天間基地の危険除去の唯一の解決策だという立場に揺るぎはない。
沖縄の理解を得るべく、対話を続けていきたいと述べました。
その上で安倍総理大臣は、岸田外務大臣からケリー国務長官に対して、普天間基地の5年以内の運用停止に協力を求めた。
沖縄の負担軽減は、日本政府の優先課題だと述べ、沖縄の基地負担の軽減に協力を求めたのに対し、オバマ大統領は、引き続き、協力する考えを示しました。
また両首脳は、TPP・環太平洋パートナーシップ協定について、地域の経済的繁栄のみならず、安全保障にも資する戦略的意義を確認しました。
また中国が提唱しているAIIB・アジアインフラ投資銀行について、安倍総理大臣は会見で次のように述べました。
さらに、冷え込んでいる日本と韓国の関係について。
安倍総理大臣が、大事な関係であり、しかるべき対応をしていかなければならない。
今、事務レベルも含めて、いろいろな議論をしていると述べたのに対し、オバマ大統領は、日本の取り組みを支持する考えを示したうえで、北朝鮮への対応では、日本、アメリカ、韓国の連携が必要だという認識を示しました。
では、ここからは安倍総理大臣に同行取材している、政治部の原記者に聞きます。
今回の会談、日本側は、どう受け止めているんでしょうか。
安倍総理大臣に同行している政府高官は、安倍政権発足後、両首脳がさまざまな問題に取り組んできた、信頼関係の上に立った会談で、議論は非常にかみ合い、意義深いものだったと総括しました。
またワシントンでは、アメリカ側からの申し出で、オバマ大統領が安倍総理大臣をリンカーン記念館に案内したり、共同記者会見のあと、安倍総理大臣を車まで見送りに出たりするなど、厚遇する姿勢が目立ちました。
政府内からは、安倍総理大臣の積極的平和主義に基づく国際貢献への積極姿勢を、アメリカ政府が高く評価した結果ではないかという見方も出ています。
原さん、今回、日米同盟の強化を確認しましたけれども、日本にとって、今後の課題は何なんでしょうか?
政府としては、新ガイドラインを実際に運用するためには、安全保障法制の整備を確実に進めていく必要があります。
首脳会談でも安倍総理大臣は、法整備を精力的に進めていく考えを強調しました。
ただ、集団的自衛権の行使を含む、安全保障法制の整備については、国内の世論は割れています。
野党側からは、法整備を待たずにアメリカ側と新ガイドラインを決定したことへの批判や、自衛隊の海外での活動範囲が、大幅に広がることへの懸念も出ています。
政府は来月中旬には法案を閣議決定し、今の国会での成立を目指す方針ですが、野党側は徹底審議を求める姿勢を示していまして、国会の攻防は激しくなることも予想されます。
そして、TPP交渉については今後、どうなっていくでしょうか?
日本の交渉関係者は、オバマ政権に通商交渉の強力な権限を与える法案が、アメリカ議会で成立するのは、早くても来月中旬ごろになるのではないかと見ていまして、法案が成立するまで、TPP交渉では各国ともぎりぎりの提案をしない状況となっています。
このため日本政府は、交渉妥結を目指す次の閣僚会合は、法案が成立したあと、早くても来月下旬ごろではないかと見ていまして、それまでに経済規模の大きい日米の間で交渉の決着を図ったうえで、交渉全体の妥結を目指す筋書きを描いています。
ただ政府内からは、医薬品の特許をはじめとする、知的財産を保護する期間など、先進国と新興国が鋭く対立している分野もあることから、交渉の長期化を懸念する見方も出ていまして、TPP交渉の先行きは、予断を許さない情勢です。
政治部の原記者でした。
続いては、アメリカ側を取材しています、ワシントン支局の田中支局長に聞きます。
アメリカ側は会談をどう評価しているんでしょうか。
日米関係が新たな段階に入った歴史的な会談と位置づけています。
オバマ大統領自身も記者会見で、きょう、成し遂げた進展は、今後数十年間にわたって日米のパートナーシップを方向づけるものだと高く評価していました。
具体的には、ガイドラインの見直しなどを通して、日本の役割が拡大したことで、日米が単なる同盟ではなく、世界規模のパートナーになったとうたっていました。
アメリカは今、国防予算が削減される中、拡散するテロとの戦いや、サイバー攻撃など、多様な脅威に一国では対処できなくなっています。
こうしたグローバルな課題に対し、アメリカと共に責任を分担してくれるパートナーとして、日本に期待しているのです。
オバマ大統領は会見で、わざわざ日本語を使って、日米関係はお互いのための関係だと表現しました。
日本の役割の拡大は、ほかならぬアメリカ自身の国益という考えが、このひと言に込められていたように感じました。
そして今回の会談では、日米が中国とどう向き合うのかも大きなテーマとなりましたが、アメリカは今後、中国にどう対応していくのでしょうか。
影響力を増す中国に対して、協力関係を重視するのか、それとも圧力やけん制に重点を置くのか揺れており、大統領の発言からも、慎重にそのバランスを取ろうとしているという印象でした。
中国の海洋進出の動きについては、改めて明確に反対する立場を示す一方、ガイドライン見直しや、TPPは決して中国を封じ込めたり、挑発したりする意図ではないと強調していました。
日米同盟の強化も、あくまで地域の安定のためで、むしろ中国のためになるとまで言っていました。
中国との関係を巡っては、1期目のオバマ政権では、新しい協力関係を築けるという期待もありましたが、今はそうした期待は影を潜めています。
アジア太平洋地域での主導権を、中国には奪われたくない。
ただ、中国との間で、緊張が高まるのも望まないという、硬軟織り交ぜた現実的なアプローチを取っています。
オバマ大統領は、安倍総理大臣に続き、この秋、中国の習近平国家主席を国賓として招いており、この現実路線が当面続くことになると見られます。
では次です。
ネパールで25日に発生した大地震の犠牲者は、これまでに4800人を超えました。
現地では、日本の国際緊急援助隊など、各国による懸命の救助活動が続くなど、国際社会による支援が本格化しています。
国際緊急援助隊の救助活動が始まりました。
救助犬が、がれきの下に取り残された人たちの居場所を突き止めようとしています。
ネパール中部で25日に発生したマグニチュード7.8の大地震で、ネパールでは、多くの住宅などが倒壊したほか、エベレスト周辺で雪崩が起き、ネパールの警察などによりますと、これまでに日本人男性1人を含む、4759人の死亡が確認され、9000人以上がけがをしたということです。
また被害は、周辺国にも広がっていて、インドや中国などでおよそ100人が死亡し、地震の犠牲者は合わせて4800人を超えました。
さらに、首都カトマンズの北の山岳地帯で、新たに雪崩が起き、トレッキングに来ていた外国人やネパール人およそ200人が巻き込まれたという情報が、きのう、地元の自治体などに入り、軍などが確認を進めています。
また、カトマンズから車で3時間ほど離れた村では。
メラムチの町の中心部に入ってきました。
建物が大きく崩れています。
日本赤十字社の担当者が、支援が遅れている現状を確認し、医師と看護師、合わせて3人を派遣することを決めました。
一方、カトマンズにある日本大使館には、地震のあと、安全な滞在先を確保できない日本からの旅行者や、現地に住む日本人およそ40人が、避難してきています。
きょう未明には、現地で医療支援などに当たる自衛隊の第1陣およそ20人が、現地に向けて出発するなど、国際社会による支援が本格化しています。
続いては、49年ぶりの武道館です。
武道館のステージに立ったポール・マッカートニーさん。
往年のビートルズナンバーを熱唱しました。
昭和41年、1度だけ来日したビートルズ。
歓迎したのは、主に10代の若者たちでした。
49年前の武道館を体験し、今回もチケットを買った、油井博人さんです。
うれしい発見がありました。
今回の公演のチケット、そしてこちらが49年前のもの。
デザインを似せて作られました。
武道館公演だけの特別仕様です。
49年前、24歳のポールを、このカメラで密着取材した浅井愼平さんです。
熱狂させるポール・マッカートニーさん。
浅井さんはそこに表現者としての理想の姿を見ています。
午後8時前に始まったコンサート。
49年ぶりの武道館で披露した変わらぬ歌声。
ファンの心に、新たな感動を刻みました。
さあ、続いてはスポーツ、向井アナウンサーです。
おはようございます。
けさはまず、ボクシングです。
アメリカのラスベガス。
来月2日、ここで世紀の一戦といわれる試合が行われます。
5階級を制覇した無敗の王者、アメリカのフロイド・メイウェザー。
そして、6階級を制したフィリピンのマニー・パッキャオです。
貧困を乗り越え、まさに拳一つで、世界的なスターに上り詰めたパッキャオ。
フィリピンで絶大な人気を誇る英雄です。
そのパッキャオ選手の活躍を心待ちにする、地元の人たちを取材しました。
フィリピンで、最も貧しい地域とされる、南部のミンダナオ島です。
世紀の一戦を前に、人々の期待と興奮が、日一日と高まっています。
街外れにあるボクシングジム。
ここでパッキャオは、キャリアを積み上げていきました。
成功を手にしたパッキャオは、ジムを買い取り、かつての自分と同じ境遇にある少年たちに、無料で開放しています。
ヴィンス・パラス君16歳。
パッキャオに憧れて、12歳のとき、ボクシングを始めました。
ヴィンス君には、忘れられない思い出があります。
8年前、たまたま近くを訪れたパッキャオに出会い、ある頼み事をしたのです。
病気の父を助けてほしい。
それを聞いたパッキャオは、治療費を援助し、借金まで肩代わりしてくれたのです。
父親は、6年前に亡くなりました。
一時は路上でごみを集めて働いていたヴィンス君を支えたのは、パッキャオの不屈の精神でした。
自分も、ボクシングで家族を支えたい。
ヴィンス君は練習を積み重ね、最近では街なかの試合で僅かながらのファイトマネーを手にできるようになりました。
数々の困難を乗り越え、世界的なスターに上り詰めたパッキャオ選手。
その姿は、フィリピンの人たちに、生きる勇気と希望を与え続けています。
本当、地元にとって英雄なんだって、よく分かりますね。
期待の大きさが分かりますね。
さあ、次は海外サッカーです。
ドルトムントの香川真司選手。
国内最強のクラブチームを決める、ドイツカップの準決勝に先発出場しました。
リーグ戦では2試合連続ゴールと、調子を上げている香川。
前半29分、攻め上がる香川。
取られました。
チャンスが一転、逆に相手のカウンター攻撃。
えー!これ、ピンチですね。
うん?一気に攻めきられて、先制ゴールを奪われます。
精彩を欠いた香川は、後半25分に途中交代。
香川の交代から5分後。
チームは同点に追いつき、粘りを見せます。
試合は延長戦でも決まらず、ペナルティーキック戦へ。
連続で外した強豪、バイエルンミュンヘンを破り、香川のドルトムントが、決勝進出を決めました。
以上、スポーツでした。
続いて気象情報です。
佐藤さん、お願いします。
きょうも各地で日中は晴れ間がありそうです。
しかし、午後になりますと、九州を中心に、大気の状態が不安定となります。
急速に雨雲が発達し、雷を伴って、雨足の強まる所もありそうです。
突風にも注意が必要です。
午前3時の天気図です。
南の海上には前線が停滞し、現在は朝鮮半島付近に上空の寒気があります。
この寒気が午後になると、九州を中心に流れ込むために、大気の状態が不安定となりそうです。
全国のきょうの天気です。
日本からおよそ1万2000キロ。
カリブ海の真珠といわれるキューバです。
半世紀前の革命で社会主義国となってから、アメリカと激しく対立。
しかし今、キューバはアメリカとの国交正常化に向け、大きな一歩を踏み出しました。
世界各国もキューバに熱い視線を注いでいます。
そのキューバ、訪ねてみると、意外なほど日本がいっぱい。
400年前、この地を踏んだ、侍の像までありました。
キューバの今と、日本とのつながりを見つめます。
いやー、海岸線、気持ちいいですね。
気持ちいいですね。
気持ちいい!
きょうはキューバの海岸線、ドライブするイメージでお伝えしていきます。
ゲストには、シェイラさんにお越しいただきました。
お母様がキューバの方で、ご自身もキューバPR親善大使として活動なさっています。
きょうはよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
おはようございます。
どうですか?このクラシックカー。
すばらしいですね。
もうキューバ、大人気ですから、クラシックカーが今。
街なかを、本当に数多く走っているそうですね。
もう数多く過ぎて、観光客が止まって、止まって、止まって、すべてを見たいって状態らしいですよ。
そうなんですね。
シェイラさん、アメリカとの国交正常化交渉のニュースなどもありましたけれども、最近のキューバって、どうなんですか?
まずはやっぱり、キューバを知ってもらうきっかけに、すごくなってるので、うれしいのが一つと、意外とでも、国民は冷静で、すっごく喜んでいるけれども、なんかキューバのよきところは残しつつ、アメリカのいいところも取り入れられるといいなと思ってるみたいです。
冷静に見てますね。
結構冷静に見てますよね。
そのキューバというと、いろいろなことが思い浮かびますけれども、おなじみといえば、上條さんやっぱりこれですよね。
有名なのは、高級品の葉巻ですとか、日本でも最近人気のカクテルのモヒート、おいしいですよね。
そうですね。
このモヒートといえば、文豪、ヘミングウェーが愛したことでも知られていますね。
そうですね、ヘミングウェーの作品の多くは、実はキューバで多く書かれていて、でもヘミングウェー、モヒートだけじゃなくて、モヒートも好きですけど、ダイキリも好きなんです。
そうなんですか。
老人と海もキューバが舞台で。
あの老人は本当にヘミングウェーの大親友で、その人がモデルになっていて、その方、105歳ぐらいまで生きたらしいですよ。
長生きされたんですね。
長生きされたというふうにうかがっています。
まだまだ実は、キューバについて、知らない習慣もあるということで、シェイラさんに紹介していただきましょう。
これは、ドレスアップした女の子、これはどういったものですか?
これはですね、彼女たちは15歳で、キューバは15歳になると、成人式みたいなもので、法律上は成人は18歳なんですけれども、この儀式でお化粧をしてよかったり、彼氏と…でデートしてよかったり。
そういう節目なんですか?
節目なんで、最近は男の子も今までは女の子だけがドレスアップして、写真を撮ってたんですけれども、最近は男子もやるようになって、ちょっと背広着てお写真を撮るみたいなことをしてるみたいです。
そしてこちらは、道路に?女性たちが立って。
なんだと思います?
そうなんですよ。
これ、キューバは本当、助け合いの国ですから、こうやって、みんなヒッチハイクをして行きたい場所までいって、乗り合いみたいな感じで、このBのナンバーは国が所有している車なので、基本的には、ヒッチハイクで止まってほしいっていったら、止まって乗せてあげる。
もちろん方向が全然ちがければ断るんですけど、方向が一緒だったら、キューバの高速道路とか、走ってると、ヒッチハイクの人がいっぱい立って止めてるみたいな。
大丈夫なんですか?高速道路で。
大丈夫なんですよ。
みんな大変プロフェッショナルです、あの辺は。
そうやって、ずっとつかまらなかったら、遅刻したりしないんですか?
大丈夫です、つかまるんです、ちゃんと。
ちゃんと、じゃあつかまるようにはなってるんですか。
なってるんですか?というか、治安のよさがうかがえますよね。
キューバは。
こんなヒッチハイクで止まって乗っても安全ですから。
助け合いの国とおっしゃってましたけども、そうなんですね、そういうのが根付いてるんですね。
根づいてますね。
方向が一緒であるかぎりは乗せてあげる。
人数オーバーとかはありますけれども、あんまり気にしてないですね。
あんまり気にしてない。
間に合えばよしと。
そのキューバですけれども、日本への熱い思いが注がれているんです。
それが実際にどんなものなのか、じゃあ3人で見に行きましょうか。
出発進行!
レッツゴー!
首都ハバナの郊外を歩いていると、何やら人だかりが。
日本の武術の発表会でした。
この日はキューバ各地から100人が参加。
空手に剣道、そして現れたのが、忍者です。
日本の時代劇の影響で、忍者の人気が高まっているそうです。
市内にある道場を訪ねると、入り口には鳥居?
およそ50人が所属する忍者クラブです。
衣装や道具はほとんど手作り。
日本の情報が少ない中、見よう見まねで練習に励んでいます。
真剣ですよね。
真剣ですよね、私もちょっと行ってみたくなりますね、これ。
いいかもしれないですね。
いいかもしれないですね。
若者にとっての日本文化といえば、漫画やアニメ。
大好きだよね。
大学生のガルシアさんは、日本にいた知人から漫画をもらい、独学で日本語を勉強しています。
恋人のビアモンテさんは、コスプレイヤー。
当然、衣装は手作りです。
すてきじゃない、ちょっと。
段ボール。
段ボールで作ってるんですね。
キューバにおける日本。
そのルーツとなる日系人は、今もおよそ1100人暮らしています。
こんにちは。
どんな暮らしをしているのか。
日系2世のアントニオ・ヨヘナさんを訪ねました。
父親がキューバにやって来たのは、今から80年ほど前です。
日本からの移住が増えたのは、第1次世界大戦の直後。
砂糖産業で好景気に沸くキューバに夢を抱き、およそ1000人が海を渡りました。
しかし、56年前のキューバ革命で、築き上げた財産は、すべて国のものに。
日系人たちの暮らしは大きく変わっていきました。
ヨヘナさんは、仕事を15年前に退職。
同じ日系人の妻、マルガリータさんと2人暮らしです。
キューバでは、暮らしに欠かせない食材が配給制度で割安で手に入ります。
アメリカの経済制裁の影響もあり、日本の食材はまず手に入りません。
子どものころ、父親が作ってくれた日本食も、口にすることはなくなりました。
連絡が取れる日系人は、今では僅か30人ほどです。
この日、その1人の日系2世、オルガ・オオエさんを訪ねました。
有機栽培の野菜の直売所を営むオオエさん。
ほとんどの野菜は、配給では手に入りません。
不ぞろいな野菜をカット野菜として安く販売するなど、日本人らしい気配りを大切に商売を営んできました。
2人が最も懸念しているのが、日系人の子孫が、日本に無関心になることです。
100年以上、キューバで暮らしてきた日系人たち。
アメリカとの国交正常化交渉の行方に、今、期待を膨らませています。
その日系の皆さんたちの状況っていうのはどうご覧になりましたか?
そうですね、私の父も、もうこの世代と同じで、ちょうどこのころ、キューバに行って、マグロ漁船に乗ってたんです。
船乗りさんなんですよね。
船乗りで、船頭としてキューバに行って、しじを教えていたんですね。
技術を。
やっぱり、このころのキューバって、すごく住みやすくて、外国人にもとても優しい国だったので、今も優しいですけれども、待遇がすごくよかったので、来る外国人が、みんな、気に入って、本当にうちの父も10年いましたから。
普通に出張で行ったのにそのまま10年いて、結婚しちゃったみたいな。
そのまま10年。
シェイラさんがお生まれになって。
生まれたという感じというので、それはすごくいい時代だったんですけど、それからいろんな経済封鎖とかもあって、かなり苦しい状況になってきて、日本食なんかももちろん食べれるような状況なんかではないし、たぶん、今残ってる方たちは、本当に開かれてほしいなと願ってる。
どちらの時代も知ってるので、思ってると思いますね。
そしてVTRにもありましたけれども、忍者とかアニメとか、日本に親近感を持ってる人がこんなにいるって意外でした、びっくりしました。
本当ですか。
キューバは本当に日本&日本人が大好きですよね。
アニメも最近のアニメだけじゃなくて、昔で言うとおしんとか、あと映画とかも座頭市とか、ああいうのが、日本の侍映画とかがすごくオンエアされてたので、いまだにおしんとか、ああいう子ども、日本にいるんだみたいな。
いない、いない、いないって。
忍者もいるかもしれないって言ってましたね。
100パーいると思ってますし。
本物の忍者に会いたいっておっしゃってましたからね。
侍とかも、人によっては、まだちょんまげしてるの?とか、ああいうふうに言ってる人、いますからね。
野球とかもすごく有名です。
野球も?
野球も大好きですね。
日本の野球が向こうで知られているんですか?
やっぱりキューバもスポーツ大国で、野球は強いですけれども、もう日本はそれに勝るぐらい、本当にすばらしい野球をしているっていうふうに、認識していて、イチロー選手ですとか、ダルビッシュ投手ですとか、それと上原さんなんかも大人気ですよね。
レッドソックスの。
あと三浦投手なんかも。
え?ベイスターズのですか?
そうなんです。
ゲームがあって、そのゲームをしながら、子どもたち、三浦三浦って、私、びっくりして、三浦投手のこと知ってるんだみたいな。
詳しいんですね。
ゲームもしてますし。
そうなんですか。
キューバといえば野球ですけれども、国籍を越えた野球愛というのが、じゃああふれてるわけですね。
あります。
すごくあります。
ですから、今、キューバの選手が日本でプレーしてることも、国民中が喜んでますし。
そうなんですか。
それに伴って、キューバでは、日本の野球をオンエアするようになったりとかして、またそれもすごく喜んでますし。
こっちのゲームが、あちらでも放映されるんですか?
NHKの番組とかでも、いろんな地方に行く番組があるみたいで、それもキューバでオンエアされていて、私のママ、キューバにいるんですけれども、母が。
京都の高校はこういう所なの?とか、キューバ人が今、興味津々で聞いてくるみたいです。
なんかぐっとキューバが、そばに近寄ったっていう感じ。
近寄ってますね。
その国交正常化交渉が始まって、市場が開放される可能性が高まってきたということで、世界中の企業がキューバに注目しています。
先週、ハバナで10年ぶりとなる、大きな展示会が開かれました。
展示されたのは、手術器具や検査装置など、最新の医療機器です。
日本をはじめ、世界27か国から、200社以上が参加しました。
キューバは国家戦略として、医師の育成に力を注ぎ、海外にも派遣して、外貨を多く獲得してきました。
経済制裁の解除が実現されれば、医療機器メーカーにとって、絶好の市場になると見られています。
日本の医療機器メーカーの松本謙一さんも、期待を寄せる一人です。
松本さんの会社が、商社を通じてキューバに初めて医学検査用の機器を納入したのは、25年前。
新たなビジネスチャンスをにらんで、実績をアピールします。
会場に保健省の大臣が現れました。
キューバ医療のトップを呼び止め、みずから売り込みます。
この日、急きょ、キューバのトップレベルの病院を視察できることになりました。
検査室に入ると。
以前納入した製品が、今も使われていました。
病院側は、次に購入するときには、松本さんの会社の製品を、優先的に検討したいと伝えました。
キューバで信頼を得ていた日本の技術。
新たに開かれようとする市場に、挑もうとしています。
さよなら。
ありがとう。
シェイラさん、企業の間でもだいぶ期待が高まっているようですね。
そうなんですよ。
私は日本が出遅れないか、心配です。
出遅れない?
日本はやっぱりすごく慎重じゃないですか。
ヨーロッパとか、それこそアジアでは韓国、中国、あとアメリカもそうですけれども、もうみんな、陣取りを始めてますから。
そうですか。
どんどん風が入ってるんですか。
どんどん風が入ってきているので、なんか始まったときにはみんないるので。
そこから日本がスタートしちゃうと、出遅れてしまうんで、どんどんどんどん、ぐいぐいぐいぐい、ビジネスチャンスと思ってね、開いてほしいなと思うんですけどね。
そこはもう、日本は一歩、二歩も踏み出したほうがいいわけなんですね。
踏み出したほうがいいですね、特に医療に関しては。
でも、今の企業なんかも私も…、ずいぶん前から、キューバとは交渉したりとか、交流があって、今から、今スタートではないので、なんかああやってキューバの病院に行って、10年も20年も古い。
同じ機械をね。
機械を使う。
それもキューバのいいところではあるんですけれども、やっぱりドクターの技術が高いので、それに機械が伴ってくれば、もっといろんな国を助けられるので、いいことにつながるなと思います。
そうですね。
さあ、順調のように見えます国交正常化ですけれども、取材を続ける現地、ニューヨークに聞いてみたいと思います。
ニューヨークの小宮さん。
アメリカとキューバの動き、今後はどうなっていくでしょうか?
ことし1月から始まった国交正常化交渉は今月11日に、歴史的な首脳会談に発展。
さらに、その3日後には、キューバに対するテロ支援国家の指定の解除を、オバマ大統領が、連邦議会に通知というように、今、順調に進んでいます。
テロ支援国家の指定は、来月末にも解除される見通しですし、お互いの大使館も、早ければ来月中にも再開され、54年ぶりに国交が回復する可能性があります。
一方、経済制裁については、解除には野党が多数を占める議会の承認を得る必要があり、まだ時間がかかると見られます。
それでも先月には、ニューヨークとハバナを直行で結ぶチャーター便が就航しました。
キューバ旅行を専門に扱う業者もアメリカ国内に出始めるなど、民間レベルでは、国交正常化を見越して、すでに交流が活発化している状況です。
小宮さん、国交正常化が、この先、実現するとなると、日本にはどういう影響が出てくるんでしょうか?
国交が断絶していたアメリカと違い、日本は政治的にはキューバと良好な関係を築いてきました。
経済的には、日本企業はこれまで、アメリカの経済制裁に遠慮して、キューバとの取り引きを控えてきましたが、国交正常化と制裁の緩和が実現すれば、本格的にキューバとのビジネスに乗り出すことができます。
キューバ政府も、大規模な経済団地を建設し、外国企業の誘致を目指していますが、まだ投資の条件は万全とはいえない状況です。
日本の岸田外務大臣は、今月末から、日本の外務大臣としては初めてキューバを訪問し、ビジネス環境の改善を働きかける見込みで、日本企業のビジネスチャンスが広がることに期待が高まっています。
シェイラさん、ここまで見てきて、どうでしたか?
本当に、ビジネスもそうなんですけれども、文化交流もね、これまで以上に、より深くできるといいなと思って、小宮さんがおっしゃったように、日本とキューバっていうのは、国交正常化80年以上になりますので、これにプラスアルファー、ビジネスチャンスがどんどん広がっていくと、よりキューバに興味を持ってくれて、よりキューバに行く人が増えてくれるんではないかと期待してます、私も。
その交流という点でいいますと、シェイラさんは、野球の道具をキューバに贈られて、その関係を深く作られているんですよね?
そうですね。
ペラタデアニモという活動で、本当に使わなくなった野球道具から、日本のプロ野球選手が寄付してくださった野球道具をキューバの子どもたちや、キューバのナショナルチームに寄付をして、今まで届けてきましたけれども。
こちら写真が。
これも三浦投手から頂いたグローブなんですよ。
さっきの、ベイスターズの三浦投手。
そのときに、子どもが三浦?三浦?みたいな。
あの三浦?みたいな感じで喜んでくれて。
今後もそういうことは地道に続けていきたいなというふうに思いますけど。
皆さんうれしそうですね。
うれしいですよ。
まだまだね、野球道具も不足してますから、ぜひ、これからも開けてきたとしても、いきなり変わるわけではないので、今までの活動も続けつつ、キューバを私も一生懸命アピールというか、PRしていきたいなと思いますけれども。
ますます関係が深くなることも期待したいですし、ぜひ日本に本物の忍者がいるということを。
確かめに来てほしい。
そして深く伝えたいというのもありますけどね。
そうです。
忍者の服を、そろそろ頼まれそうな気がしますね。
それも?
持ってきて。
道着なんかも結構言われますので。
そうですか。
そちらのほうも要望も用意していきたいと思います。
手裏剣とかね。
きょうはシェイラさんとお伝えしました。
けさはどうもありがとうございました。
楽しかったです。
ありがとうございます。
では、ここでお断りです。
きょう午前1時過ぎにお伝えしました、日米首脳による共同記者会見のニュースの中で、オバマ大統領の会見の同時通訳に誤りがありました。
(裕子)今漆器組合に行ってきてんけどね何か変なうわさやあって塗師屋さんらちや2015/04/29(水) 07:00〜08:00
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
▼日米首脳が共同会見。安全保障などの連携強化をどうアピール?▼ポール49年ぶりの日本武道館!▼魅惑の国・キューバ。その素顔と日本との驚きの関わりを大特集!
詳細情報
番組内容
▼日米首脳会談が開かれ、共同会見。安全保障などの連携強化をどうアピール?▼ポール・マッカートニーさんが49年ぶりに日本武道館でコンサート▼米ラスベガスで行われるボクシングの「世紀の対決」パッキャオVSメイウェザー。貧困から拳一つで世界的な英雄に上りつめたパッキャオ選手の母国フィリピンの期待。▼米との国交正常化に歩みだし、世界的に注目されるキューバ。魅惑の国の素顔と日本との驚きの関わりを大特集!
出演者
【キャスター】近田雄一,上條倫子,【スポーツキャスター】向井一弘,【気象キャスター】南利幸
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
スポーツ – スポーツニュース
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